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ライオンキング
| ★Story★
舞台はアフリカのサバンナ。ライオンの王様ムファサと妃サラビとの間に産まれた王子、シンバの誕生を祝うため、国中の動物達が集まった。皆の愛を受けてすくすくと育つシンバ。しかしムファサの弟、スカーは、王位継承のチャンスを失ったことをねたんでいた。
その後、砂漠にてミーアキャットのティモンとイボイノシシのプンバァに助けられ、ハクナマタタ(クヨクヨするな、心配したってしょうがないよ、という意味)を教えられる。そして大人に成長していくシンバ。 ある日、シンバは幼なじみの雌ライオン、ナラと再会する。新しく王となったスカーによって変わり果てた王国を救うよう頼まれるが、心の傷が癒えていないシンバは勇気が出せない。そんな中、シンバは長老ザル・ラフィキの導きにより、父ムファサの声を聞く。自分の使命を心によみがえらせたシンバは王国に戻り、スカーから王国を取り戻す。 ラストはシンバとナラの子供を、ラフィキが抱え上げてお披露目し、皆で誕生を祝うシーン。こうして、最初のシーンとつながる。
★MEMO★ ★感想★ 黄金色に輝く朝日をバックに、キリンや巨大な象、しま馬、チーターなどなど、ゆらゆら客席を埋めつくして舞台へ向かって行進 。のっけからいきなり盛りあがる!また動物たちがすばらしいのです。変な言い方だけど、めっちゃよくできた「学芸会」みたいな温かさにあふれてるのだ。アニメでも実写でも出せない、ほのぼのした温かさ^^。 首のなが〜いキリンが、オーケストラの席に首をぬ〜とつっこんでちょっかいだしてて笑えた^^。 ディズニーアニメをどうやって表現するんだろうと注目してましたが、なんとも巧妙で楽しいやり方なのです。声&イメージも原作に近いし、動物たちの衣装や表現方法もはまりまくり!お調子者の鳥のザズー、あやつるのはもちろん人間(黒子みたいな人)なんですが、途中1度その人だけがでてきて、「あれ、ザズーどこ行った?置いてけぼりだ〜」みたいなことを行って会場大盛り上がり。「ていうか、ザズーはお前だろ!」と心のつっこみ入れときました(笑)。 シンバは子役の男の子がひたすらかわいかった。活発で、声もハリがあって、大人たちに負けない存在感。動物によっては丸ごとかぶりものしてたり、人間がそれらしい衣装をまとってるけど顔はそのままなど、いろいろ。お父さんライオンは冠のような大きい顔を頭の上にのせているんだけど、やたらゆっくり動き、太陽みたいな威厳にあふれていました。 スカーのいやらしそ〜な話し方もアニメそっくり。あの、ばかっぽいハイエナたちは、まさにばかっぽかった(笑)!首がはりこのようになってて、顔がびよよよよ〜ん、ってゆれてまさに頭悪そう! 鳥がたくさんでてくるシーンでは、棒で操った鳥が会場中でゆらゆら、ここでも黒子さんたちが動かしているんだけど、まさに会場中がサバンナにいるかのように思えましたよ。 会場全てが舞台で感動もひとしおです。 シンバがヌーの大群に巻きこまれるシーン、さすがにこれは舞台では大変だろう、どうやるんだろ〜と気になってたんですが、これまたClever!遠近法を利用して、3段階のローラーが用意してあるのです。ローラー別に大きさの違うヌーの大群が描かれていて、ローラーがぐるぐるまわって、まさに暴走しているように見える。まさにシンバが追われてるうううううう、という演出。この変は、さすが女性の演出だなぁ、というキメ細やかさが伺えましたよ。 ティモンとプンバァもかわいかったなぁ。コミカルな動きはまさにお笑い。わたしもプンバァの着ぐるみが欲しくなりました^^。 ティモンは、なぜか「全身緑色タイツ」黒子さんが大きな人形をあやつってました。ジャングルゆえ緑の黒子か!? ラストも感動!大人シンバvsスカーとの戦いも壮絶だった。最後、谷底に落ちるぅぅぅぅぅというものうまく再現されてました。ただひとつ残念なのが、大人シンバ役の人がイマイチ存在感に欠けてた気がします。声が小さめだったのかな?子役シンバがあまりに光ってたから、それに負けてしまったた。ううん、残念。 そして、ラストは最初のシーンに戻るんですねぇ、1世代後、ということで、今度はシンバとナラが我が子の誕生を皆で祝ってる、という。もちろん、またまた動物たちが大集合! ほんっと楽しめました!これはファミリーで楽しめるミュージカルでしょうね。 |