祝開業 神戸地下鉄 海岸線「夢かもめ」

2001年7月7日(土)ようやく神戸地下鉄海岸線「夢かもめ」が開通しました。
早速試乗に行ってきました。
車両は、西神線の物に比べると一回り小さく特に天井が低いのが印象的でした。
動力が、少し変わっていてリニヤモーター式です。車体に一次側コイルがあり、軌道側の真中に二次側導体(リアクションプレート)があって一次側コイルに電気を通すと磁力が発生し二次側導体との間で磁力の反発力がおこりその作用で車両が前進します。普通のレイルとレイルの間に幅20センチ位のアルミ色した板が取りつけてあります。アプト式の第三軌条と同じような感じです。ただしギザギザは有りません平らです。なお電源は天井に架線(と言うより銅板を縦方向に取りつけた物)から小さなZ形パンタで集電します。運転手は乗務しており無人運転ではありません。
駅はどこも綺麗でかなり凝った造りになっています。線路はいずれの駅も地下2階にあります。地上の出入り口で唯一仮設的な構造は、駒ヶ林駅の西側出入り口でした。これは再開発ビルが未完成の為のようでした。地上に出て一番驚いた駅は「みなと元町」駅です。昔銀行が使っていてその後広告代理店などが使っていたレンガビルの南側と西側の外壁だけ残して(そう映画のセットのようです。)南東端と南西角のビルの入り口をそのまま使っています。南東の入り口はエレベーター専用南西角は、階段専用です。面白いのは南西角の方です。遠くから見ると、そこに地下鉄の入り口があるとは、とても思えません。そして段々近づくと地下鉄の看板でやっと気がつきそして外観からは想像できない階段が現れます。天井と両サイドがガラス張りの階段です。階段入り口のシャッターがこれまた未来的です。是非昼間・夜(照明がとても綺麗)深夜と御覧になってください。19世紀から一気に21世紀にタイムスリップしたような気分になります。階段から下はまだ20世紀を引きづっている感じですが。