●2002年1月29日、時代小説『真田密伝』(本体価格1900円・角川春樹事務所)が発売されました。関ヶ原合戦信州上田城攻めから流刑先の九度山村脱出までの話。
あれこれ言うより、春樹事務所が本文から切り出してくれたコピーのほうが面白そうなので、転載しておきますね。
「で、六対二百で斬りあう、というわけですか」「成功と失敗は両立しない。失敗しない最大の方策は何もしないことだ。だが、そんな生き方が面白いか」「不可能です」「栄光と不可能は同じ場所にある。目前に不可能があれば、そこに栄光がある。戦え。ふるえよ。おびえよ。そして熱くなれ。どうせ生きることは戦うことなのだ」――見栄を張れ、中身は後からついてくる――真田十勇士と幸村の七転八倒の戦いを描く、長篇時代小説の傑作!
角川春樹事務所からの刊行書は、同社と特約店契約を結んだ書店に配本されるので、一般の書店での入手は難しいと思います。入手方法は下記の通り。
1)『えきねっと』の場合、JR東日本各駅、全国のローソン店舗店頭などで受け取れば送料無料。●ここ●をクリックしてね。これがいちばん早くて安くていいかも。
2)特約店契約を結んだ書店で注文する。政令指定都市以外の書店では、店頭陳列されているのを見るのも難しいかも。
●ここ●をクリックすると、あなたの近所の特約店の一覧がでますんで、そちらで。
タグの関係からか、Netscape Communicator4.7ではクラッシュするので御注意ください。
3)角川春樹事務所のHPから購入する場合(送料300円)は●ここ●をクリック。
タグの関係からか、Netscape Communicator4.7ではクラッシュするので御注意ください。
4)amazon.com.co.jpで購入する場合(送料無料)は●ここ●をクリック。
5)bk1は送料有料ですが、注文した翌日に届きます。●ここ●をクリック。
時代小説といっても、ま、カタいものではありません。浅賀行雄さんの挿絵もたっぷりいれた、徹底した娯楽小説なので、お気楽にぜひどうぞ。
あと、本書には読者カードが挟まってません。読んで面白かった・あるいは、『図書館でタダで読んだ』というかたは、気が向いたら、絵葉書に『面白かった!』のひとことでいいので、下記に感想を送ってやってください。
郵便番号 101-0051
千代田区神田神保町3-27 双葉第一ビル
角川春樹事務所 書籍編集部
鈴木輝一郎著『真田密伝』係
4月21日(日)
●ありゃまあ運動不足の小説家
今日の体重は71.6kg。体脂肪率33.0%。昨日の抗ヒスタミン剤はヒスタブロック。昨日の睡眠薬はサイレース。抗不安薬は午前6時、正午デパス、午後5時ソラナックス。昨日の万歩計は5330。昨日の摂取アルコールは鏡月200ml1本、缶ビール350ml2本。
今朝は7時起床。シャワー浴びて、雨なので犬の散歩はパス。書斎に入ってメールチェックしてページ更新。
ひーこらいいながら『鬼と蘭』参章2-あ)に着手して脱稿。午後4時の段階で万歩計をみると……67歩。目を疑ったぞ。
これはいかんとフィットネスでプール400m。
ジョン・ロス&バーバラ・マッキニー『なぜうちの犬は、トイレの水を呑むのでしょうか?』(鈴木晶訳・1999年5月31日・メディアファクトリー)読了。Q&A方式の、スタンダードな犬のしつけ本です。子犬の写真が満載で、かわいい……
クラフト・エヴィング商會『じつは、わたくしこういうものです』(2002年2月14日・平凡社)読了。これは収穫。ええと、なんていったらいいのかな? 『月光密売人』『時間管理人』など、架空の職業の職業案内と、その職業に扮した人の写真集で、「大人の絵本」といった感じですか。
ぼくの担当編集者が出てたのにはびっくりしました。
加賀美雅之『双月城の惨劇』(2002年4月20日・光文社カッパノベルス)読了。フランスを舞台にした館物の本格推理です。ぼくの好みではなく、読んでいて既視感にとらわれる、懐かしい雰囲気の作品です。ただ、完成度が高い印象があるので、好きな人が読めば熱中するかも。店頭でみかけたら、まず手にとって、自分で判断してみてください。
しかし、えー……本文はさておき、巻末の二階堂黎人さんの解説が強烈だな。帯の『この本を読むあなたは、ミステリー史上における大偉業の、その貴重な証言者となる』って、よく考えたら「これはコアな本なので、ほんの少しの人にしか楽しめませんよ」って意味じゃないか。
あかほりさとる『霊都清掃☆こいまげ 2』(2002年3月20日・光文社カッパノベルス)読了。これは収穫。ごく単純な妖怪退治ものです。ただ、ぱっとページを広げた瞬間に、「他とは違う」感じがしますね。丹念に読んでゆくと、ずいぶん奥の深さを感じさせる著者で、思いっきり潔くいろいろ調べたのを捨ててるのがわかります。もちろん、改行ばんばん、オノマトペぶんぶんで、小難しい話は一切してませんが。
●今日のメール
フロリダ屋さんから『テレビ番組もありました』。
鈴木輝一郎さま
この顔をみたら110番、なんていうポスターは
日本の交番で見かけますが、逃走中か、隠れている犯罪者の
捜索をやるのが目的のテレビ番組があります。
それは"America's Most wanted"。
事件がこういう風におこった、という
事件再現フィルムみたいなのを出して、
犯人の顔写真、背の高さや、人種、体格の説明、
めがねをかけることがあったり、特に好きな
趣味があったりする場合はそれも特徴として
説明されます。そして視聴者に、もし情報があったら
連絡してください、とやるわけです。
この番組の最後のほうに、前の番組で放送された
なんとか事件の犯人はつかまりました、みたいな
「あの事件のその後」も見ている人に教えてくれます。
ほとんど見たことはなかったのですが、見たきっかけは
知り合いがの男性が、息子(6歳)が、親権のない
母親にさらわれた時に、この番組で探してもらって
見つけたんだ、と言っていたのがとても印象的だったからでした。
私が見たときは銀行強盗とか、連続殺人犯とかで、
誘拐事件はありませんでした。でも犯人だって
買い物したり、飲みにいったりするんでしょうから
使えるものは何でも使え、ってことなんでしょう。
日本でも、そういう番組があったら捜査に役立つかも
しれませんね。日本の方が人口密度高そうですし。
それでは、また。お仕事頑張ってください。
どんどんメールをだしてお邪魔にならないといいんですけれど。
フロリダ屋
あ、似たような番組、日本でもときどき見かけますね。レギュラーではやっていなくて、年に何度かの特番で、再現ドラマとオペレーターが待機していて、視聴者からの情報を待つ、なんてスタイルです。ぼくはだいたい午後8時には床に就いて本を読んでいるので、ほとんど見たことはありませんが。
捜査の効果としては、どの程度あるのか、ちょっと見当はつきません。
建前上、日本の凶悪犯検挙率は世界最高水準にある模様で、営利誘拐のように犯人と被害者との間に接点がある場合には、公開捜査を待たず、ほぼ完全に逮捕されます。
むしろ、わいせつ目的の誘拐の場合のように、犯人と被害者の間に係累がみられない場合には、現状の日本の捜査方法には限界があり、累犯を待つしか方法がないみたいですね。その場合には犯人の顔はわからないので、番組で告知しようがありませんし。
窃盗と強姦・強制わいせつなどの性犯罪は再犯性が高い一方、犯人が検挙・服役された後について、被害者が情報を得られることは現況の国内法では無理だったんじゃないかな?
確か韓国だったと記憶していますが、性犯罪で服役した男が出所したとき、将来の再犯に備えて、その男の犯罪歴などと顔写真、氏名を公開したところ、ごうごうたる非難がテレビ局に殺到したそうです。
さいきんようやく被害者の人権にも配慮されるようになりつつありますが、まだまだ刑法犯に関しては、被害者よりも加害者の人権が尊重される傾向が顕著ですね。
メールについては、どうかお気遣いなく。原稿の合間を見ながらとかして、レスポンスもぼつぼつやっているので。このメールも4月18日にいただいたものですしね。
●今日の更新
2002年4月中期の日記を●ここ●に切りだしました。
4月22日(月)
●地味な毎日ですいませんねえの小説家
今日の体重は72.0kg。体脂肪率31.0%。昨日の抗ヒスタミン剤はヒスタブロック。昨日の睡眠薬はサイレース。抗不安薬は午前6時、正午デパス、午後5時ソラナックス。昨日の万歩計は2419。昨日の摂取アルコールはワイン白フルボトル3分の1、缶ビール350ml1本。
今朝は6時起床。シャワー浴びて犬の散歩。スクワット40回腕立て伏せ20回背筋20回腹筋20回。
書斎に入ってメールチェックしてページの切りだしやって更新。
ほいでもって『鬼と蘭』参章2-い)に着手。いちにちかかっても書き上げられませんでした。
昼食は女房と二人で外食して、散歩かたがたユニクロ見たり無印良品見たり。夏場は収納が不便なんで、なにかいいジャケットはないかと思ったんですけどね。あー、ぼくはカジュアルは何着ても似合うんですが、「鉄工所のおやじのように似合う」ってわかりますか。ラルフローレンのチノパン穿いてもワークマンのベトナムズボン穿いても同じだもんなあ。
須藤靖貴『エビスコ美食主義』(小説宝石・2002年4月号)読了。これは収穫。うーん……なぜこんなに旨そうなのか、あらためて検証してみます。
森福都『唾壷』(小説宝石・2002年4月号)読了。特記事項なし。
青井夏海『ワーキングママ・リーグへようこそ(小説宝石・2002年4月号)読了。うーん……悪くはないんだけど……もっと冒険してもいいような。
鳴海丈『ものぐさ右近酔夢剣 玉手箱』(小説宝石・2002年4月号)読了。ええと、これはもう、個人的な好みの領域なんで、人に勧める自信はないんですが、収穫。おもいっきりパターン通りの進行です。だけど好きなんだもん。行間から、近衛十四郎の、だみ声が聞こえてきますね。
4月23日(火)
●気分は歯磨きチューブの小説家
今日の体重は71.4kg。体脂肪率30.5%。昨日の抗ヒスタミン剤はヒスタブロック。昨日の睡眠薬はサイレース。抗不安薬は午前6時、正午、午後5時ソラナックス。昨日の万歩計は6855。昨日の摂取アルコールはワイン白フルボトル半分、缶ビール350ml2本。
今朝は5時半起床。シャワー浴びて犬の散歩。ちょっと身体が重いので腕立て伏せ関係はパス。
須藤靖貴『エビスコ美食主義』(小説宝石・2002年5月号)読了。今月も収穫。鳴戸親方のニンニク味噌が美味そう。
重松清『遊園地円舞曲(ワルツ)』(小説宝石・2002年5月号)読了。特記事項なし。
戸梶圭太『Alexander』(小説宝石・2002年5月号)読了。これは短編大収穫。ミステリです。ええと、ミステリですってば。新任のアレクサンダー警視が黒板に爪できいいと音を立てるところは、読みながら思わず耳をふさいじゃいました。
菊地秀行『幽藩記 過去のない武士(もののふ)』(小説宝石・2002年5月号)読了。時代もののホラーです。安定した感じの作品です。
松野大介『マラソンコースに花束を』(小説宝石・2002年5月号)読了。現代ものの恋愛小説ってのは難しいですね。いい作品だとは思うんですが、他にいい作品がごろごろあるんで、相対的に損をしてる、ってわかりますか。
笹本稜平『犬も歩けば』(小説宝石・2002年5月号)読了。探偵ネタの、犬ネタのミステリです。特記事項なし。
岡田秀文『山谷堀女殺し』(小説宝石・2002年5月号)読了。江戸物の捕物帖です。特記事項なし。
でも、内山安雄さんの『しょーこりもなく、またアジア』が、5月20日に1冊にまとまるんですね。これは楽しみ。
ま、とにかく『鬼と蘭』参章3-い)の続きに着手。
鳥羽亮『闇の用心棒 殺しの道行』(小説non・2002年4月号)読了。江戸物の捕物帖です。特記事項なし。
風野真知男『勝小吉推理控え 鯉のぼりは夜泳ぐ』(小説non・2002年4月号)読了。短編収穫。幕末を舞台にしたミステリです。鯉のぼりで遊ぶ、幼児の麟太郎がかわいいっすね。事件についても「へええ」といった、季節感のある、素敵な雰囲気のものです。是非御一読を……って、もう店頭に並んでないか。
千野隆司『浅右衛門斬首手控え 怯える夜』(小説non・2002年4月号)読了。最後の山田浅右衛門吉利を主人公にしたもの。地味ながら安定した作風を持つ著者で、今回も手堅い作りです。ただ、うーん……山田浅右衛門を書くときに、非人にまったく触れないのはどんなものか。
鯨統一郎『一休とんち旅第五話 駿河・広い庭』(小説non・2002年4月号)読了。特記事項なし。
高橋直樹『虚空伝説 亡者の行進』(小説non・2002年4月号)読了。特記事項なし。
前川麻子『アフター・ファイブ』(小説non・2002年4月号)読了。現代ものの恋愛小説、かな。特記事項なし。
北原双治『真夜中の鎖』(小説non・2002年4月号)読了。官能小説です。特記事項なし。
睦月影郎『背徳のアロマ』(小説non・2002年4月号)読了。官能小説。これは収穫。エンジン全開っすね。
犬飼六岐『雨のあと』(小説non・2002年5月号)読了。道場剣術物の時代小説です。特記事項なし。
浅黄斑『六万体の長持』(小説non・2002年5月号)読了。短編収穫。明治物の大阪物のミステリです。細かいところのディテールが丁寧で、相変わらず短編の上手い人です。
『鬼と蘭』参章3-い)、一字一句、しぼり出す感じ、かなあ。へとへとへろへろの状態でようやく脱稿。
ともあれ、フィットネスに行ってプール400m。
4月24日(水)
●日帰り上京打ち合わせの小説家
今日の体重は71.4kg。体脂肪率30.5%。昨日の抗ヒスタミン剤はヒスタブロック。昨日の睡眠薬はゼストロミン。抗不安薬は午前6時、正午デパス、午後5時ソラナックス。昨日の万歩計は4223。昨日の摂取アルコールはウィスキー180ml1本、缶ビール350ml1本。
今朝は5時半起床。シャワー浴びてひげ剃って、始発の新幹線に間に合わせるために犬の散歩や腕立て伏せ等は一切パス。
書斎入ってメールチェックしてページ更新。ほいで、サクっと岐阜羽島から新幹線。
東京駅に10時に着いて、八重洲ブックセンターでまず史料を買い、ほいで1階で新刊書をどさどさどさと買い漁り、帰りの新幹線で読むぶんを確保だけしてあとは別送。
それから昼間の銀座を散策。くそ暑くなってきたので、ラルフローレンのショップに行って、ポケットのいっぱいついてて便利そうなパンツがあったんだけど、カーキにしても濃紺にしても、ぼくが試着するとただの作業ズボンになる……悲しい……
『菊水』に行ってパイプをあれこれ。ぼくのパイプ喫煙歴は二十二年。別段気取ってパイプを使っているんじゃなく、紙巻きタバコは吸わなくても一度着火したら最後まで燃えてしまうけど、パイプタバコは吸わなければ火が消えるから。
一本はデビューのときに記念に、もう一本は推理作家協会賞をもらったときに記念に、それぞれ買って、どちらもまだ現役だし、買い集めて愉しむ趣味はないんで、見るだけ。ただ、パイプタバコがきれていたので買いだめして、シガリロ(細巻きの葉巻ね)も買いだめ。
葉巻も好きでよく吸うんですけど、これも理由はパイプと一緒。貧乏性ですな。
ともあれ一時に銀座和光前で待ちあわせ。インド料理を食いながら打ちあわせの予定だったんだけど、インド観光局のビルは取り壊されて移転中。しゃあないんで、新橋第一ホテル東京の2階で、ワインひっかけながら『稿料格安締切厳守 作家のなりかた、なってから』の打ちあわせ。
アウトラインは大きな変更はなし。編集者側の付箋はもっぱら誤字脱字のチェック。送付後にチェックした加筆稿をその場で渡して、読んでもらっている間に、こちらもくいくい呑んで、両方つきあわせてほぼ確定。
あとは発売時期の打ちあわせだとか、装丁者決めだとか。二人でシャンパンハーフボトル1本、ワインフルボトル3本といった具合に、さほど呑んではいないんだけど、打ちあわせが終わって緊張がきれたのと、沢山歩いて疲れているのか、けっこうへべれけの状態で新幹線。今回は乗り過ごさずに無事に帰岐してその場で爆睡。
4月25日(木)
●事実が明かされて顔面蒼白のコテ屋のおやじ
今日の体重は70.4kg。体脂肪率27.5%。昨日の抗ヒスタミン剤はヒスタブロック。昨日の睡眠薬はサイレース。抗不安薬は午前6時、正午、午後5時ソラナックス。昨日の万歩計は13017。ずいぶん久しぶりの『万歩計』ですね。昨日の摂取アルコールはワイン白フルボトル1本半、シャンパンハーフボトル半分。
今朝は6時半起床。なかなか二日酔いがきつかったんですけど、ここでコテ屋の仕事をさぼったら何のための日帰り出張かわからない。ひーこら這うようにしておもいっきり酒臭い身体をシャワーで流し、ハンドル握って郡上白鳥・郡上八幡をコテ屋の営業。
帰宅してから『稿料格安締切厳守 作家のなりかた、なってから』、直しぶん・加筆ぶんを入力し、プリントアウトして、FDを添えてコンビニから宅急便。これは26日(金)には間に合わず、27日(土)午前中着とのこと。
ええと、今朝から女房はひとことも口を聞いてくれなかったので事態をまったく把握していなかったんですが、夕方になって、ようやく事情を話してくれるようになりました。『無事帰岐』とはとんでもない話だったそうな。
とにかく、ほとんど泥酔状態で東京駅新幹線の駅にいるところを駅員に保護され、自宅に連絡をいれられ、新幹線に乗せられて、女房が岐阜羽島のプラットフォームで待機して、電車からひきずり出した、とのこと。
一応、摂取アルコール量をカウントしながら呑んでいた(まあ、あのぐらいで潰れるこたぁないんですが、普段は)のと、とりあえず今日は起きてハンドル握ってコテ屋の仕事ができたので、そこまで強烈な状態じゃないと思ってたんですけどね。
さすがに、今日はビール一滴でさえ呑んでません、はい。
4月26日(金)
●黙々と原稿書きの小説家
今日の体重は70.4kg。体脂肪率31.5%。昨日の抗ヒスタミン剤はヒスタブロック。昨日の睡眠薬はサイレース。抗不安薬は午前6時、正午デパス、午後5時ソラナックス。昨日の万歩計は5494。昨日の摂取アルコールはゼロ。ものすげえ久しぶりに「よく禁酒できました」スタンプ1個目。
今朝は5時半に一旦目が醒めたもののハングオーバーでぼーっとして結局6時半起床。ぜんぜん酒臭くない身体をシャワーで流して犬の散歩。メールチェックしてページ更新。
阿刀田高『小説家の休日』(2002年4月23日・集英社文庫)読了。これは収穫。文庫オリジナルだそうな。この著者があちこちに書いた本に関するエッセイを、単行本を経ずに文庫化したものです。まとめあげた編者の腕がいいのか、よくテーマに揃っています。読んで楽しいエッセイと書くのに役に立つエッセイは必ずしも並立しないんですが、本書は別。あいかわらずエッセイの上手いかたです。
東郷隆・上田信『歴史図解・戦国合戦マニュアル』(2001年10月1日・講談社)読了。これは大収穫。ぱっと見た感じだと、いかにもありがちな啓蒙書ですが、ひとつひとつその場で出典を明示してあるので、これをインデックスにして元にあたることも容易で、啓蒙書としても読みやすく、奥行きも深い良書です。
とにかく『鬼と蘭』参章2-う)に着手。史料が結構間違っているので、いちいち裏を取るのに手間取ってます。史料にふりまわされてちゃいかんのですが。ともかく脱稿。
時代小説短編『ぼうふら』発注元φ社から電話。全面差し戻しとなったら別のものを書く程度の時間的余裕をもたせて送ったんですが、さすがにそれはなく、部分修正でオッケーとのこと。ただ、この修正ってのが神様次第勝負って種類の代物なんで困ったな。
4月27日(土)
●文壇バー老健施設説に絶句の小説家
今日の体重は70.4kg。体脂肪率31.5%。昨日の抗ヒスタミン剤はヒスタブロック。昨日の睡眠薬はゼストロミン。抗不安薬は午前7時、正午、午後5時デパス。昨日の万歩計は6390。昨日の摂取アルコールはゼロ。「よく禁酒できました」スタンプ2個目。
今朝は7時起床。シャワー浴びて犬の散歩。メールチェックしてページ更新。しかし、酒飲まないで睡眠薬だけだと、ハングオーバーがきついな。結構ぼーっとしてます。
『鬼と蘭』参章2-え)に着手。
睦月影郎&藍川京&櫻木充&内藤みか&永田守弘『官能作家大放談会 今夜もイキっぱなし』(小説新潮・2002年5月号)読了。これは大収穫。睦月さん・内藤さんの組みあわせだけでも十分濃いと思うんですけど、よく集めたなあというか、このメンツだと内容ははるかに強烈なネタが揃っているはずなんで、相当捨ててると思うんだが、捨てたところも読んでみたいな。
返信の必要な郵便物がどさどさと。即決できる仕事は翌日にまわすと忘れてしまう。先日、ペンクラブの総会の委任状を出し忘れて請求の電話が来たのに懲りました。
文藝家協会から理事選挙の投票用紙が届いたので、これは返信。冒険作家クラブから『赤ペン大賞』(編集者を顕彰する賞です)の推薦のハガキが来てこれも候補を記入して返信。同じく冒険作家クラブから春パーティの案内が来ていてこれは出席の返事。角川書店から横溝正史賞の授賞式の案内がきていて、これは冒険作家クラブのパーティと一週間違い。月に二回もパーティで上京してたら仕事にならないのでこちらは欠席の返事。
とにかく『鬼と蘭』参章2-え)、脱稿して『たまづさ』に流し込んでプリントアウト。
ええと、義祖父(女房の祖父)の話。
さすがにこのネタは女房の実家的にまずいんじゃないかと思ったんですが、女房が「ノセロ」とやかましいもんで。先日の一件以来、とんと頭があがらない。とほほ。
義祖父、当年80幾つかで、ま、年齢相応の生活テンポというか、年齢相応の独自の世界というか、そんな境地に達してきたので(まわりくどい言い回しをしてるのは、女房の実家に配慮してるからです、はい)、先日老健施設に入所した。
ところが、この年代、施設内では圧倒的に男性は少数で、完全なハーレム状態で、もててもてて大変らしい。とにかく、座っているだけでおばあちゃんたちがわさわさと寄ってくるそうな。
ただ、無我の境地にある義祖父がわれわれ世俗の人間と話すときに、なかなか難儀が生じる。はたして無我の境地の義祖父が、やっぱり無我の境地にあるおばあちゃんたちと、どんな話をしているのか、女房はものすげえ興味があって、横で会話を聞いてみたとか。
ところがこれが面白いもので、無我の境地と無我の境地はもともと『無』だから平行線の議論すらなく、すこぶる無意味に淡々とかつ和気藹々とほのぼのしてるんだそうな。
さてそこで表題にどうつながるか。
ええと、ぼくは一般社会的にはややスタンダードから外れているってな自覚はある反面、同業者のなかでは比較的常識的だという話を常々女房にしてる。
ただ、自侭の境地にあるぼくが女房のような常識的な人間と話すときに、なかなか難儀が生じる。はたして自侭の境地にあるぼくが、やっぱり自侭の境地にある同業者たちと、どんな話をしているのか、女房は不審で仕方なかったとか。
で、ぼくが上京するたびに、こまめに文壇バーに顔を出すのを、女房はぶちぶち文句垂れてたんですが、今日、義祖父が無我の境地の友人たちに囲まれてほのぼのしているのを見て、
「うーん、あなたが文壇バーに行って、同業者の友達と話したがる気持ちがわかったわ」
……だそうな。いや、これは何とこたえていいものやら。だったら、バーの姐さんたちは看護婦さんかいな。いやまあ、「月のしずく」では年に二回ぐらい、看護婦さんの格好はしてるけど。
4月28日(日)
●windowsユーザーのかたはウィルスチェックしてねの小説家
今日の体重は70.8kg。体脂肪率31.0%。昨日の抗ヒスタミン剤はヒスタブロック。昨日の睡眠薬はサイレース。抗不安薬は午前7時、正午、午後6時デパス。昨日の万歩計は2788。昨日の摂取アルコールはゼロ。「よく禁酒できました」スタンプ3個目。昨日の夕食時に女房が目の前で「ほーらほらほら」と缶ビールを振りかざして飲みやがりましたが、かろうじてその誘惑に勝ったぜ。
今朝は5時起床。シャワー浴びて犬の散歩。書斎に入ってメールチェックしてページ更新。昨年末に降り注いだ『Badtrains』型のウィルスがまた広がってきているみたいですね。去年ほどではないけれど、この二週間ほど前から、一日に1〜2通まぎれこんできます。windowsユーザーのかたは、もう一度チェックしてみてください。
普段エッセイの仕事は注文が来たその日のうちに片づけることにしているんですが、今月の前半はエッセイにかかりきりだったので寝かせていたエッセイ『書店の遠景』に着手。ネタ的に『稿料格安締切厳守 作家のなりかた、なってから』とかぶりやすいので、それを外すのに難儀しながらもとりあえず脱稿。
あと、時代小説短編『ぼうふら』の直し。うーん……ちょっと、理に落ちる感じというか、行間で含ませる部分まで説明臭くなってないかとか、ちょっと不安が残るな。
どちらもプリントアウトしたので、チェックして送るのは明日。
ま、早めに区切りがついたので、フィットネスでプール300m。帰ってきてから犬の散歩。
早見裕司『Mr.サイレント 仮装世界の優しい奇跡』(2002年4月30日・富士見ミステリー文庫)読了。これはミステリ収穫。ネットで展開されるコン・ゲームストーリー3話を納めた連作中編集。
とにかくコンフィデンスゲームストーリーは殺人事件の出るミステリと違い、発生した犯罪の重さの説明からはじめなきゃならないんで厄介なものなんですが(といいつつ、書くのは好きですけどね)、それらの設定事項もすっきりまとまってます。旨いもんっす。タイトルがもうちょっとあざとくてもいいかな?
おもいっきり今更ながら、池田香代子・再話『世界がもし100人の村だったら』(2001年12月11日・マガジンハウス)読了。もう、喧伝されている通り、ネット内都市伝説から組み上げられた絵本です。
山本兼一『白鷹伝 戦国秘録』(2002年4月20日・祥伝社)読了。信長に仕えた鷹匠の話です。うーん、鷹の技術か、メルゲンか、小林家次か、どれかに的を絞ったほうがよかったかな。
ジェド・ダイアモンド『男の更年期』(藤原美子訳・2002年4月20日・新潮社)読了。これは収穫。タイトル通りの内容の、啓蒙書よりやや踏み込んだノンフィクションです。オビの、「セックスに興味がなくなった。(ただし妻以外の女性には魅かれる)」のひとことに魅かれて、つい買ってしまいました。
4月29日(月)
●午後はオフみたいなもんですの小説家
今日の体重は71.0kg。体脂肪率31.0%。昨日の抗ヒスタミン剤はヒスタブロック。昨日の睡眠薬はサイレース。抗不安薬は午前6時、正午デパス、午後5時ソラナックス。昨日の万歩計は5562。昨日の摂取アルコールはゼロ。「よく禁酒できました」スタンプ4個目。
今朝は6時起床。シャワー浴びて犬の散歩。スクワット40回腕立て伏せ20回背筋20回腹筋20回。
早坂茂三『オヤジの知恵』(2002年4月23日・集英社文庫)読了。田中角栄の秘書の説教本です……ええと、でも面白かったと思ってしまう自分はいいのか悪いのか。いいか、オヤジなんだから。収穫でした。
書斎に入ってメールチェックしてページ更新。
時代小説短編『ぼうふら』2稿、寝る前に朱筆をいれたところを入力してプリントアウトしてファックス。
エッセイ『書店の遠景』、寝る前に朱筆を入れて入力してプリントアウトしてファックス。
あと、資料が必要になったんだけど、書庫から紛失してるので、気晴らしかたがた書店へ。新刊書店にはなく、ブックオフに行ったらやっとこさありました。うーん……妙なもんだぜ。
藤子不二雄A『Aの人生』(2002年3月25日・講談社)読了。これは収穫。エッセイです。藤子不二雄の一代記やら交友録やら、人生観やらが雑多に入っていて、構成も文章も決してうまいとはいえないんですが、自然体の魅力、といった感じですか。
それから資料に目を通してうんたらかんたら。ま、ここらへんは企業秘密、ってことで。
吉村和久『妻には、言えない…』(2002年5月20日・主婦の友社)読了。これも収穫。しかし、昨日の『男の更年期』といい、露骨に講読動機のわかる本が続いてますね。女性誌に連載された亭主の愚痴のルポ本です。ただ、面白いんですけど、読後にどよーんと暗い気分になるところが難点か。まあ、そういう種類の本なわけですが。
柴田武『常識として知っておきたい日本語』(2002年4月10日・幻冬舎)読了。だだーっと単語を並べて用法と由来を述べた本です。「そんなもん、辞書引きゃ済むことじゃないか」と思ってしまうんですが。由来といっても典拠が示してないので、裏がとれませんしね。ただ、4月26日の時点で6刷りなので、よく売れているようです。
ぼくも店頭でつい手に取って買ってしまいました。平積みしてあるところで『私を買って』と本が呼んでいたので。何でそう感じたのかな? 店頭で陳列された本は、どういうわけか読まなくてもぱっと見た瞬間に中身の良し悪しが解るんですが。これは今後の検討課題。
時代小説短編『ぼうふら』発注もとγ社から電話……今日は世間は祝日じゃないのか? 雑誌の編集部ってのは、大変だよな。
ともあれ、『ぼうふら』、3稿まで覚悟して進行してましたが、2稿でオッケーが出ました。これは明日メールで入稿することで決着。
4月30日(火)
●午前6時に書く日記の小説家
今日の体重は71.0kg。体脂肪率30.0%。昨日の抗ヒスタミン剤はヒスタブロック。昨日の睡眠薬はゼストロミン。抗不安薬は午前6時、正午デパス、午後5時ソラナックス。昨日の万歩計は6542。昨日の摂取アルコールはゼロ。「よく禁酒できました」スタンプ5個目。
今朝は5時起床。シャワー浴びてスクワット40回腕立て伏せ20回背筋20回腹筋20回。
明日はせわしなくてページの切り出しはとても無理なので、今のうち(午前6時)にやっておきます。4月30日の日記は、また明日にでも。