鈴木輝一郎の日記
2005年10月後期


発売中! 2005年3月18日、河出書房新社から長編恋愛小説『燃ゆる想ひを』(本体1600円)が発売されました。
 舞台は慶長5年。関ヶ原村近在に住む薬問屋の女主人、ときは、夫の隠し子を跡取りにする条件として、夫とその子をいくさ場へと送り出す。豊臣秀吉の朝鮮出兵もとうに終わり、いくさのおこる気配はない。体よく追い出したはずだった。だが、徳川家康と石田三成による関ヶ原の戦いが起こった。
 そして、ときの店の裏のもぐさ畑で、傷だらけの落ち武者を助ける。運命的な恋と、キリシタン武将との隠された愛、別離までの、燃ゆる想いの四日間を描いた大人の純愛物語。
 忘れてしまった恋はありませんか。冷めてしまった愛はありませんか。本書は、そんなあなたのために書きました。ぜひどうぞ。

 例により初版部数は僅少ですんで、政令指定都市のマンモス書店以外での店頭入手は困難だと思います。
・「読んでから決める」というかたは、今すぐお近くの図書館でリクエストを。
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10月16日(日)
●エッセイ下書き一気でぐったりの小説家
 今日の体重は75.4kg、体脂肪率は28.0%。昨日の睡眠薬はサイレース。抗ヒスタミン剤はセレスタミン夕。抗不安薬は午前6時、正午、午後5時デパス。昨日の万歩計は3829。昨日の摂取アルコールは紹興酒1合、水割缶12度250ml、缶チューハイ500ml2本。
 昨夜のいびきストッパー(●ここ●)の電撃レベルは4。けっこうな酒量ですが、いびきストッパーのせいか熟睡でき、目覚めすっきり。

 今朝は5時起床。シャワー浴びて『デニーズ』へ。ラジオエッセイの下書きです。資料類はほとんど要らないかわり、1本あたりの字数が極端に少なく、話の絞り込みが厄介なんで。
 いつもだとラフ書きはB5の方眼紙に4Bの鉛筆書きなんですが、それだと長くなるので、メモ用紙にボールペンという変則的なもの。とりあえず5回ぶん書き上げて離脱。
 気分はほとんど100メートル全力疾走10本、って感じですか。もうへとへと。
 こんな具合に、エッセイってのはマラソンともいうべき小説書きとは使う神経が違うので、エッセイはかため書きしてるんです。幸い、ぼくの場合は時事ネタのエッセイは極端に少ないので、書き溜めがききますしね。
 いずれにせよ、この清書は明日。

 あとは久しぶりに完全オフ。家庭サービスかたがた、脳の凝りほぐし。家族そろってラーメン食ったり。

 午後3時。
 コンビニで酒ぇ買おうとし、女房と息子を車に置いて出ようとすると、女房が「ついでにパート募集の求人誌のフリーペーパー貰ってきて」という。
 あいよとこたえ、とりあえず入り口近くに山積みしてある求人誌をまとめて小脇にかかえ、酒を探したんだけど、見当たらない。
 レジの青年に「この店、酒、ないの?」とたずねたところ、レジの青年は、ぼくの顔と小脇にかかえた求人誌の間に視線を往復させたのち、いわく言い難い表情で、「おそれいります、当店ではアルコールは置いてありません」と答えた。
 んじゃ、しゃあねえな、とこたえて車に戻ってから気づいた。
 日曜の午後3時、コンビニの入り口で無料の求人誌を小脇にかかえ、酒買いにくる中年のオヤジの姿を客観的に想像すると……何というか……

 ついでながら別の店でいつもの宝焼酎をゲット。帰宅してから、何か割るものはないかと冷蔵庫を開けてみると牛乳しかない。スコッチのホットミルク割りは、風邪ひいたときの卵酒のかわりにもなり、体が暖まって美味しいんだけどさ。
 駄目元で冷たい牛乳で割ってみると、とても意外なことに美味でござんした。興味のあるかたはお試しあれ。宝焼酎や鏡月などがいいかな。

 すがやみつる『マンガでわかる小説入門』(横山えいじ画・2005年10月14日・ダイヤモンド社・本体1429円)読了……というか、お待たせしました、というか。
 一見、キワモノ臭い企画ですが、そんなこたぁござんせん。たぶんこの数年目を通した小説の入門本のなかでは、最高の超超超超収穫。
 著者は漫画家のほかに菅谷充名義で小説の著作も多数。そのうえ「入門書の達人」らしく、言及されている内容もきわめて多岐にわたっています。
 内容は入門書のフォーマットに忠実に、プータローやっててパソコンだけある二十代男性(小説はほとんど読んだことがない男)が、『とりあえず小説書いて一発当ててどかんと儲けてうんたら』と考え、何もわからないまま、飛び込み営業よろしく出版社の門を叩くところからはじまります。
 そこで出会った純文学とエンタテインメント小説の編集者から、あれこれ手ほどきをうける。
 ええと、先にクギをさしておくと、現実の編集者は、こんな極楽鳥君を相手に懇切丁寧に教えてくれるヒマなんてないので、よいこは決してこの主人公の真似をしてはいけません。
 そこから、小説のジャンル分け、現況の文芸書籍の出版事情、提出原稿の体裁(三点リーダーのうちかただとか句読点のうちかただとか字組みとか)の解説。
 中盤は小説入門の書のセオリーに忠実に、プロットの組み方とかストーリーの運びかたとかキャラクターの造形のしかたとか。
 ラストは圧巻……というか、業界関係者は刮目して見よ! 返本された文芸書が、断裁機に送り込まれて膨大な量の古紙のブロックとなって製紙工場に送られ、溶解されてパルプとして再生紙になるまでの写真が、これでもかこれでもかと並べられてます。
 巻末にはジャンル別一般公募の新人賞リストと、分野別小説入門書リストが添付されているという親切さもいい(しかも『入門書だけ読んでも小説は書けません』と注意書きまでしてある!)。
 何より大切なことは、この種の本にありがちな『みるみる書ける!』『一週間で書ける!』『誰でも書ける!』といった大嘘をコイていないところ(注・オビには『小説の書き方がわかる』と大書してありますが「小説が書ける」とは書いてない。わかることと書けることは別です、当たり前ですが)。
「小説を書くためには小説をたくさん読むこと」「メモと辞書は常に持ち歩くこと」など、とても基本的なことから、小説家の収入の現実、生き残ることの難しさなどを、包み隠さず書いてあります。
 表向きは小説の入門書ですが、こんな具合に幅広くカバーしているので、「デビューしたもののなかなか芽が出ず」という人や、ライターやってて文芸に鞍替えしようとしている人、普段文芸とは縁がないけれどこれから文芸書籍に進出してみようと考えている編集者、そして、普段小説を書かせることだけに集中してて、つい世間が狭くなりがちになっている文芸書籍の編集者にとっても、有益な本だと断言しちゃおう。
 本体価格1429円ですが、税込みだと1500円を超える。ほとんどのネット書店では送料無料になるんで、いますぐ迷わず買うべし。amazonへは●ここ●

●今日の更新
 2005年10月前期の日記を●ここ●に切り出しました。

10月17日(月)
●清書で苦闘の小説家
 今日の体重は75.2kg、体脂肪率は28.5%。昨日の睡眠薬はサイレース。抗ヒスタミン剤はセレスタミン夕。抗不安薬は午前6時、正午、午後5時デパス。昨日の万歩計は4516。昨日の摂取アルコールは宝焼酎25度220ml1本、缶チューハイ500ml1本、350ml1本。
 昨夜のいびきストッパー(●ここ●)、電池交換して電撃レベルは6.5。本人は熟睡してるつもりなんですが、昨夜のイビキはひときわやかましかったそうな。うーん……

 今朝は5時起床。シャワー浴びて犬の散歩。テレビ体操&エクササイズホイール3分間(●ここ●)&ふくらはぎ伸ばし器3分間(●ここ●)、エクササイズブレード3分間(●ここ●)、プッシュアップバー3分間(●ここ●)、腕立て伏せ20回。

 書斎入ってメールチェックしてページの切り出し。

 新刊『信長が宿敵 本願寺顕如』(予約は●ここ●)の書店まわりが近くなったので、関西・関東のアシスタントに打合せやリスト等をファックス。あと、見本を取材先に献本する手配とか。

 それからおもむろにラジオエッセイの清書……なんだけど、いざ書いてみて、あらためて字数のタイトさにおもいっきり苦戦。
 おおむね1分間に何字、といった知識はあるものの、オンエア時には割り当て時間内に原稿へのツッコミとか合いの手が入るので、そのぶんを計算して削ってゆくと、何がなんやらさっぱりわからん原稿になってしまう。
 結局2本清書しただけでタイムアウト。うがぁ!

 今日のアルテミア(『科学のタマゴ 5号』へは●ここ●)。総数は変化ないんですが、成長に個体差が出てきました。ほぼ成虫になってジュディ・オング状態になっている奴が十数匹とそれ以前の奴が数十匹。
 うーん……いままでの経験からすると、アルテミアの生存率ってのは水槽の大きさに比例するとばかり思ってたんだが……それよりも水温に左右される部分が大きいのねん。ともあれエサやり。

10月18日(火)
●やっとエッセイ清書すんだぜの小説家
 今日の体重は74.6kg、体脂肪率は30.0%。昨日の睡眠薬はサイレース。抗ヒスタミン剤はセレスタミン夕。抗不安薬は午前6時、正午、午後5時デパス。昨日の万歩計は2899。昨日の摂取アルコールは宝焼酎25度220ml1本、缶チューハイ500ml2本。
 昨夜のいびきストッパー(●ここ●)の電撃レベルは6.5。

 今朝は6時半一旦起床。テレビ体操したものの、あまりにも辛いので再就寝。9時半に再起床。シャワーを浴びて、かるく朝食。書斎入ってメールチェックしてページ更新。

 CBCテレビから電話。『ニュースな日曜日』のコメンテーターのオファー。まあ、これはいつも通りの段取りで。

 昨日に続いてラジオエッセイの清書。単に短いだけなら推敲次第でもどうにでもなるのに、ものすげえ手間がかかっている理由が判明。「耳で聴くための原稿」なので、漢字を極端に減らし、センテンスを短くしている……普段の自分の原稿書きのリズムとはぜんぜん異なる書き方をしているせいですな。
 まあ、「文章の引き出しをふやす」のも修行のうちではあるんだけど……早く片付けないと、捕物帖『うちの不動産は絹のぞうきん(仮)』がそのままになってるぞ。
 とにかく、3本清書を終えてタイムアウト。プリントアウト。ぐったり。

 義父ネタ。
 過日、出入りの銀行員に義父がたずねた。
「いつでも引き出せて金利が高くてリスクのない金融商品ってないかぁ?」
 で、銀行員は外貨預金を勧めた。早速義父は口座を開設した……ものの、ま、いくら外貨預金の金利がよくても、為替レート次第でそんなものは飛んでしまう。しかも先日下ろそうとしたら、レートの関係で元本割れしてたそうな。
 そこで激怒した義父が苦情を銀行員に言ったところ、「それは自己責任ですから」のひとことで片付けられた。
 本題はその先。今日のこと。
 ここいらの話を義父が女房に愚痴ったところ、そこはホラ、実の娘だから容赦がない。『そんなムシのいい話を鵜呑みにするほうが悪い!』『自己責任、って言葉を知らないの!』とか、女房は罵倒の限りをつくしたそうな。
 義父はそんな女房の悪罵にじっと耐えたあと、最後にぽつりとひとこと。
「やっぱり、アレやなあ、人生究極の自己責任は、結婚と出産やな」
 何というか、とどめの一発というか、カウンターパンチというか。ワザアリ1本、って感じですな。

 福島次郎『淫月』(2005年9月8日・宝島社・本体1890円)読了。これは超収穫。男しか愛せない男たちを描いた短編集です。主人公はいずれも地方在住、四十代なかばから六十代とさまざまですが、バイタリティの減衰と未練と活力が複雑に混交し、ひめやかな美学があるところは共通しています。
 地味ですが、じわりとした味わいのある作品集です。amazonへは●ここ●

10月19日(水)
●コテ屋の得意先まわりとラジオと合気道
 今日の体重は74.8kg、体脂肪率は31.5%。昨日の睡眠薬はサイレース。抗ヒスタミン剤はセレスタミン夕。抗不安薬は午前6時半、正午、午後5時デパス。昨日の万歩計は1956。昨日の摂取アルコールは缶チューハイ500mml1本。
 昨夜のいびきストッパー(●ここ●)の電撃レベルは6.5、電池交換。

 うつらうつらと東海ラジオ・文化放送『走れ歌謡曲』を聴いてたんだけどさ。水曜朝の担当ディレクターって、何歳ぐらいなんだろう。もともとこの番組、演歌の牙城だけあって選曲もやや対象年齢が高めなんだけど、水曜未明はぶっちぎってる。選曲も、『あらみてたのね』とか高峰秀子とか。
 コーナー企画も「歌声喫茶」とかね。元スッチー(この言い回しもジジ臭いな)の岩波理恵さんは、たぶん20代で、いかにも素直そうというか、爺様の愚痴を聞いてくれそうな感じだし。
 いやまあ、面白いからいいんだけどさ。

 今朝は5時に目を覚まし、布団に腹ばいになって未読本の山くずし。6時起床。犬の散歩&テレビ体操&エクササイズホイール5分間(●ここ●)&ふくらはぎ伸ばし器3分間(●ここ●)、プッシュアップバー3分間(●ここ●)、腕立て伏せ20回。

 今日はコテ屋の得意先まわりは近場なので、書斎入ってメールチェックしてページ更新。

 んでもって柳津・岐阜から、関が原越して長浜・彦根をコテ屋の得意先まわり。どういう理由か、米原近辺がやたらめったら工事が多くて渋滞しまくり。

 車中で聴いてたラジオ、福島県の観光協会のスポットCMがずーっと朝から流れているんだが、福島県に何があったんだ? ……っていうか、福島県ってどこよ? いやまあ、あちらも「岐阜ってどこよ?」って言ってるでしょうが。

 夜は八光流合気武道悟道館(●ここ●)の稽古。まあ、合気道やろう、って連中ですからな。当然、稽古の合間の雑談は、プロレス参戦の和泉元彌の話になる。
「意外と頭はいい」という点は意見が一致。最初、相手はお笑い系の芸人さんだったそうですが、和泉元彌側が「こいつがいい」と、本物のプロレスラーを指名したそうで、この選択は間違ってはいない。
 プロレスは、まあ約束組手というか自由組手というか、技を受ける側が上手くないと、かける側が引き立たない。あと、本物のプロレスラーなら、力加減も熟知してるから、怪我もさせられせずに済むだろうし。でも、あの記者会見のやりとりは、なあ。
「最高の肉体のショー」としてのプロレスで、ヒールとベビーフェイスの線引きがあいまいになった現状において、「勘違いバカ」という新しいポジションを発明した点は評価してやりたいが。
 しかしあの記者会見で「狂言力」と言った和泉元彌よりも、NHK教育『日本語であそぼ』で股間にジョウロくくりつけて子供たちと踊っている野村萬斎のほうが狂言本来の立ち位置を自覚しているように見えるのはなぜなんだ。

10月20日(木)
●シャネルの5番で膝蹴りがプランクトン生け簀と製作費7000ドルの映画
 今日の体重は75.2kg、体脂肪率は30.0%。昨日の睡眠薬はレンドルミン。抗ヒスタミン剤はセレスタミン夕。抗不安薬は午前6時、正午、午後5時ソラナックス。昨日の万歩計は3223。昨日の摂取アルコールは缶チューハイ350ml1本、500ml1本。
 昨夜のいびきストッパー(●ここ●)の電撃レベルは6.5。

 今朝は6時半起床。テレビ体操&エクササイズホイール5分間(●ここ●)&ふくらはぎ伸ばし器3分間(●ここ●)、プッシュアップバー3分間(●ここ●)、腕立て伏せ20回。シコ踏み3分間。犬の散歩。
 昨日の稽古で、正座できないのにほとほと音をあげたので、太股と膝の可動域を広げるためにシコ踏みを導入。

 それにしても、体重、戻っちゃいましたね。「お昼抜きダイエット」で一時的に6キロ落とせたんですが、胃腸のほうがすっかりその食生活に慣れたようで。困ったもんだ。

 ところで今度の日曜(23日)朝10時半からのCBCテレビ『ニュースな日曜日』の件。
「何を着て出るつもり?」
 と女房がたずねるので、
「シャネルの5番」
 とこたえたら真空とび膝蹴りが。わしはそんな悪いことを言ったんかい。

 書斎入ってメールチェックしてページ更新。『信長が宿敵 本願寺顕如』の発売がbk-1ではじまりました。そろそろ店頭陳列は始まったかな?

 表示されるグーグルの広告、いつも同じものなんで、小見出しをすこしかえました。クロールされると、多少は違うかな。

 ともあれ、東海ラジオ・ラジオエッセイ、チェックして制作部へメール入稿。送稿確認の電話。慣れない仕事なんで、通るかどうか、結構落ち着かなかったりして。

 んでもって捕物帖『うちの不動産は絹のぞうきん(仮)』3章2)パコパコしてやっとこさ脱稿。例によってこの1文に12時間が詰まってます。

 今日のアルテミア(『科学のタマゴ 5号』へは●ここ●)。なんつーか、小指の爪ぐらいあるでかいのやら、ダニぐらいの細かい奴まで、百匹を超える連中が水槽にひしめいていて、ほとんどイケス状態。こいつら、こんなに密集して、よく共食いをしないもんだと感心。単に口が小さいだけかもしれませんが。

 柿川鮎子『犬の名医さんの見つけ方』(2005年10月20日・祥伝社・1400円)読了。基本はタイトル通り、犬の名医さんの見つけ方の本ですが、動物病院への犬の連れ方、飼い主自身の犬の健康チェック、などなど、幅広い分野をていねいにカバーしている良書です。
 しかしほんと、成人男性の散歩には犬は必須アイテムで、本書にも「子供が持ち帰った不審者情報の似顔絵が自分そっくりだったので、奥さんから外出時には犬に同行してもらうのを厳命された」って人が出てきます。どこにでもこんな話はあるもんだ。
 犬好きの人は、とりあえず買って、手の届くところに常備しておくといいかも。エピソードもふんだんにあるので、エッセイとして読んでも楽しいっす。amazonへは●ここ●

 縄田一男編『読んで悔いなし! 平成時代小説』(2005年11月5日・タツミムック・本体1200円)読了。平成に入ってから刊行された歴史小説・時代小説の書評ムックです。たいていの場合、歴史小説・時代小説は司馬遼太郎か藤沢周平、例外的に隆慶一郎までで、文庫書き下ろし作品は無視、といった具合なのですが、この意味で本書は異色。
 まあ、宮部みゆきさん、山本一力氏は当然として、文庫書き下ろしへの目配りもよく、佐伯泰英氏や黒崎裕一郎氏などもとりあげられ、そのうえコバルト系の藤原眞莉氏や秋月こお氏などもカバーしてます。……しかし、わしの本をとりあげるのに、絶版本をあげるなよ。その後もせっせと書いてるんだぜ。
「時代小説はどうも」という人が、最初に手をとるにはいいガイドブック。amazonへは●ここ●

 カルロス・ガラルド『エル・マリアッチ』観了。これは収穫。これ本編よりも「アントニオ・バンデラスの出世作『デスペラード』ができるきっかけとなった作品」として有名ですが、これ単独でも十分。ラストの虚無感はほとんど深作欣二の世界で、これをタランティーノが喜んだのもむべなるかな。
 特典映像のメイキングは超収穫。製作費は1993年製作なのにわずか7000ドル(70万ドルでもなければ7万ドルでもない)。ロバート・ロドリゲスが監督・制作・脚本・照明・編集を担当し、使ったカメラは1台。レンズは2個。そこいらの段取りだとか費用の節約法だとかが包み隠さず明かされていて、門外漢にも楽しめます。1テイク、長撮りしたものをこまかく切って何台もカメラを使ったように見せるとかね。
 税込み2000円でamazonへは●ここ●。ただ、せっかくなんで『デスペラート』と抱き合わせのセットを買ったほうがお得かも。『デスペラート』のレビューはまたいずれ。

10月21日(金)
●荷造りしてもらってファッションショーの交換殺人で新刊発売
 今日の体重は75.2kg、体脂肪率は29.5%。昨日の睡眠薬はレンドルミン。抗ヒスタミン剤はセレスタミン夕。抗不安薬は午前6時半、正午、午後5時デパス。昨日の万歩計は4325。昨日の摂取アルコールは宝焼酎25度220ml1本、缶チューハイ500ml2本。
 昨夜のいびきストッパー(●ここ●)の電撃レベルは7。電池交換。

 今朝は6時半起床。テレビ体操&シコ踏み3分間。二日酔いで頭の芯がつんと痛い。そんなに呑んでないんですけどね。あと、犬の散歩。

 書斎入ってメールチェックしてページ更新。『信長が宿敵 本願寺顕如』、amazon (●ここ●)、楽天(●ここ●)での発売も始まりました。

 しかし、グーグルのレポートをチェックするとすごいことになってるというのに、ぼくのHPでの広告表示にはあまり変化がない。これはブラウザの関係かなあ。

 中日新聞文化部からファックス。11月からの新企画『外来語でGO!』の掲載日程等が正式に決定したよん、とのこと。いままで隔週木曜朝刊だったのが、3週間に1度となりました。東京新聞には木曜日夕刊。
 最近、近所にぼくによく似た不審者が出没してて、うんざりしているので、李下の冠を正してもらうために、この連載から著者写真を掲載してもらうことにしました。

 んでもって『信長が宿敵 本願寺顕如』新刊書店まわりの荷造り。
 前回から首都圏は4日かけてまわることにしたので、1)上京初日、チェックイン前にキャリーカートに積んでまわる荷物 2)ホテルに別便で送る着替えおよび2日目以降の荷物 3)大阪・京都・名古屋の荷物 の仕分け。
 ホテル別便ぶんの荷造りは『女房が』やりました。これはきちんと書いておかないと叱られるので。ともあれこれは発送。

 あとはファッションショー。23日(日)のCBCテレビ『ニュースな日曜日』、意外と視聴者が多いのが判明したので(まあ、コメンテーターとはいえ、1時間半、出ずっぱりだからなあ)、きちんとした格好で、ということで。
「生殖器が隠れてればいいじゃねえか」
 と抗議したんですが、
「あなたが恥をかくのは構わないけどね、あなたが恥ずかしいものを着ると私が恥をかくの!」
 ってな女房の厳命により、箪笥からあれやこれや。しかし、ホント、何を着ても『シャチョー、これから現場っすか〜』って雰囲気になる。
 結局、何年か前に買った、ステージ衣装みたいな真っ赤なジャケットを羽織って、これで決まり。
「あなた、ほんとにこういう非日常なもの『だけ』はよく似合うわね〜 紋付き袴とかトトロの着ぐるみパジャマとか」
 ……素直に褒めろよ。

 昨日、捕物帳『うちの不動産は絹のぞうきん(仮)』、すこし進みすぎたので、Amazonから届いた廉売DVD『ニキータ』観ながらあれやこれやとラフ組み。例によってこの1行に……よそう。

 その間、東海ラジオからメール。ラジオエッセイの予告の仕事。これは字数はタイトながら、詰め込む情報は決まっているので、サクっと書いてプリントアウト。送稿は目を冷やしてから。

 夜は八光流合気武道(●ここ●)の稽古。まだ正座は2分以上は無理。

 今日のアルテミア(『科学のタマゴ 5号』へは●ここ●)。イケス状態はあいかわらず。ただ、魚とちがって大きさに無関係で、群れることもなく、さりとてなにか法則があるわけでなく、いろんな大きさの連中が無秩序にてれーっと漂ってます。これはこれで、ぼーっとみてるとなんとなく気分がなごむかなあ。

 東川篤哉『交換殺人には向かない夜』(2005年9月25日・光文社カッパノベルス・本体838円)読了。これは収穫。本格推理小説です。ぼくはいわゆる本格推理はあまりいい読み手ではなく、トリックよりも登場人物の造形などに目がとられるんですが、鵜飼探偵のキャラクター、いいですね。
 雇い主に「特技は?」と訊ねられ、「バイオリンを六歳から」「ほほう!」「八歳まで」とかね。
 フィクションという作り物の世界で、ぞんぶんにフェイクの創造を楽しんでいる気配が伝わってきて、楽しいのと、初心に返らせてくれるパワーが作品にあるのと。amazonへは●ここ●

10月22日(土)
●ウルトラマンがクリちゃんで味の素はテレビ下準備
 今日の体重は73.8kg、体脂肪率は30.5%。昨日の睡眠薬はサイレース。抗ヒスタミン剤はセレスタミン夕。抗不安薬は午前6時、正午、午後5時デパス。昨日の万歩計は4231。昨日の摂取アルコールは宝焼酎25度220ml1本、缶チューハイ500ml1本、350ml1本。
 昨夜のいびきストッパー(●ここ●)の電撃レベルは7……なんだけどスイッチを入れるのを忘れた。どうも寝覚めがすっきりしないや。

 今朝はだらだらと7時起床。初代『ウルトラマン』の再放送がある、とのことで、ごそごそ布団からはい出してテレビ。今日は『侵略者を撃て!』バルタン星人の回。これ、結構印象が薄い回なんですが、やっぱりドラマとしても地味。
 しかし、CGのない時代のこととて、特撮も手作り感たっぷり。これから毎週見ようっと。

 んでもって再就寝。午前10時半再起床。ややオーバーワーク気味なので、かるく腕立て伏せとシコ踏みと腹筋のみ。

 ベネッセから毎月宅配される『ちゃれんじ』、今月号の付録は、秋だというのに太陽熱の実験セット。花の形をしたパラボラの、焦点のあたりに形状記憶合金でつくられたバネがあり、暖まると、キャラクター『くりけいかん』(栗の顔した警官)が、顔色かえて飛び出す、というもの。……でも、よく考えると、これ……
「いいかたをかえると、花のビラビラを火照らせると、その奥のクリちゃんが」
 みなまで言うまでに、女房の回し蹴りが顔面に決まりました

 朝兼昼食を作っているとき、ぼくが納豆に味の素をかけているのをみた女房。
「どうしてそんなに味の素かけるの」
「だって、味の素摂れば頭よくなるそうじゃん(古い! でも、そういわれてた時代があったんです)」
「だったら、トウモロコシを主食にしてる連中はどうなの? ん? ポップコーン食ったら賢くなるっていうの?」
「えー……味の素の原料は、サトウキビであってトウモロコシじゃないんだけど……」
 すかさず女房のフライングヘッドシザースが決まりました。正解うんぬんよりも、反論してはいけないんだそうです。

 ま、何はともあれ、明日の生放送にそなえ、髪と髭と眉毛にバリカン当てて髭剃って。

 で、書斎入ってメールチェックしてページ更新。

 東海ラジオのエッセイ予告、チェックしてメールで送稿。

 NHK名古屋文化センターの小説講座『娯楽小説の書き方入門』(受講・見学の申し込みは●ここ●)の、受講生向けの講評通信の一斉配信メールを配信。

 CBCテレビから明日オンエアの『ニュースな日曜日』の放送台本のファックス来着。これは表書きに手書きでコメントつけて返送。ほどなくして担当ディレクターから電話。
 ニュース類のコメントは明朝、局入りしたときに台本の本稿を見て考えることに。
 特集のコメントは『歴史上の人物をメインにした切り口で』ってことなんで、これはまあ、勝手知ったるネタだから、ざっとまとめておけばオッケー。
 あと、今回からコメンテーターによる生コラムが入るとのこと。ポイントになるコメントはフリップを作るそうですが、これは当日、局入りしてからでもOKとのこと。
 もちろん45秒の枠通りに話せるわけがないんで、これは資料持って、早めに局入りして進行台本の本稿みながら『らしい』のを拾いあげ、あとはメインキャスターの木場さん仕切りで、って形になるかな。

 明日にそなえて早めに就寝。

10月23日(日)
●ニュースな日曜日でメカトロが楽屋ウケでお父さんが主役
 今日の体重は74.8kg、体脂肪率は29.5%。昨日の睡眠薬はレンドルミン。抗ヒスタミン剤はセレスタミン夕。抗不安薬は午前7時、正午、午後5時デパス。昨日の万歩計は671。昨日の摂取アルコールはワイン白フルボトル1本、缶チューハイ350ml1本、500ml1本。
 昨夜のいびきストッパー(●ここ●)の電撃レベルは7。

 今朝は6時半起床。テレビ体操&シコ踏み三分間、シャワー浴びて髭剃って、新幹線で名古屋。テレビの仕事は交通費別が普通なのが嬉しいっすね。拙宅からいちばん近い駅が新幹線岐阜羽島駅だもんで。

 ともあれ、午前8時半にCBCテレビの控室入り。チーフディレクターに本番の進行台本を貰い、ニュース類のチェック。この直前にTBS(CBCはTBS系列)のニュースのワイド番組があるので、『ニュースな日曜日』は愛知・岐阜・三重限定のローカルニュース中心……なんだけど、今週はものの見事に「これ」といったコメントするニュースがない。

 結局、9時に木場弘子さん、宮部和裕アナウンサー、青木まなアナウンサー、ディレクターαさん、βさん、γさんらが集まったところでネタ出し。このところ新聞やラジオなどのシバリのきついエッセイが続いた反動か、口頭でのネタ出しも「メカトロニックジャパンでスカトロ」とか、「写真からコンピュータで立体彫像の削り出しが出来るのなら、ハメ撮りから現物をうんぬん」とか、楽屋受けはしてもオンエアできない不謹慎なものばかり。いかんよなあ。

 ま、そんなこんなで『ニュースな日曜日』生本番。
 今回の見どころは「サンデードラゴンズ」のコーナー。まあ、このコーナーはとってもコアなドラゴンズネタ(何といってもメインキャスターの木場さんはあの与田剛の奥さんで、今日のゲストはあの小松辰雄だぜぇ。迂闊なことが言えるわけがねえだろ)が中心なんで、さすがにぼくも遠慮して、お客さんに徹してるんですけどね。
 今年ドラフトで中日入りすることになった水戸短大付属高校の春田選手の実家を訪ねるコーナーがあったんですけど、このお父さんのインパクトが強烈。警察官で柔道七段、全日本のチャンピオンになったこともあるそうで、あの山下泰裕の大先輩。春田選手のおじいさんも柔道家だったとのことで、春田選手を柔道家にするのが夢だったとか。
 春田選手が保育園児(!)のとき、トレーニングのために毎朝10km(!)マラソンし、走りながら、話すことがないので、「心頭滅却すれば火もまた涼し!」と教え、「とーちゃん、いみ、わかんないよ〜」という保育園児の春田選手に、「わかるまで走れ!」とやったとか。
 で、よせばいいのに、インタビューに行ったディレクターが、柔道着きてかるく手合わせ……したんだけど、なにせ七段。加減を知ってるだけに、いきなり後ろ襟絞めをモロ極め。ビデオみながら、おもわず立場を忘れて「落ちる!」と叫んじゃいました。いや、さすがに落としたりはしませんでしたけどね。
 春田選手が柔道ではなく、野球に走ったのは、小学校1年生、はじめて稽古をつけられたときに、ボコボコにされながら「オマエはこんなこともできんのか!」と怒鳴られたからだそうな。
「お父さん、それ、お父さんが春田君の柔道の道を塞いだんじゃないですか」
 というディレクターのツッコミに、
「いやー、オレの息子だから、やればできると思ったもんで」
 いい味出してるよなー、このお父さん……っていうより、春日選手の出番より、このお父さんの出番のほうが長かったんでありました。

 ま、本番は無事終了。押せ押せ巻き巻きの連続で、写真を撮り忘れたので、本日は画像はなし。

 帰りがけに名古屋駅でラーメン食って、セガールの新作『ICHIGEKI 一撃』が安売りしてて、その場でAmazon調べたらアフェリエイトぶんを計算にいれても安かったのでゲット。

 帰宅してビデオチェック。やはりテレビの画面というのは異世界で、真っ赤でド派手なステージ衣装状のジャケットで、ようやく普通に映るぐらいの感じ、ですか。これだったら、上京したとき浅草あたりに足を運んで、安めの舞台衣装を幾つか揃えたほうがいいかな?

 んでもってメールチェックしてページ更新。

 スティーブン・セガール『ICHIGEKI 一撃』観了。これは収穫。本編85分という短いものだったんで、ま、せわしない間の息抜き、ですな。ストーリーのほうはAmazonのほうをクリックして見てください。
 セガールは、映画のプロデューサーとしては超一流ですな。企画力と監督や配役の人選が実に上手い。脚本の洗い直しとかもね。
 Amazonのレビューではアクションシーンが物足らないとか書かれてますが、それは合気道を知らないからでしょう。合気道は同じ格闘技でも、空手などよりもピークの年齢がかなり高い。塩田剛三の最盛期をみればわかる通り。
 ウソ臭いワイヤーアクションなんぞを使わず(クライマックスの剣戟シーンは、剣道ではなく、合気会式の構えなんで、面食らうかもしれません、念のため)、原点に立ち返った、本格的なものです。
 ええもん見させてもらいました。amazonへは●ここ●

10月24日(月)
●パンツかぶって『信長が宿敵 本願寺顕如』新刊書店まわり
 今日の体重は75.2kg、体脂肪率は29.5%。昨日の睡眠薬はサイレース。抗ヒスタミン剤はセレスタミン夕。抗不安薬は午前6時、正午、午後5時ソラナックス。昨日の万歩計は3498。昨日の摂取アルコールは缶ビールと缶酎ハイを『そこそこたくさん』。
 昨夜のいびきストッパー(●ここ●)の電撃レベルは7。

 今朝は5時起床。とりあえず書斎入ってメールチェックしてページ更新。シャワー浴びてテレビ体操。岐阜羽島駅から新幹線。今日から『信長が宿敵 本願寺顕如』(amazonへは●ここ●)の新刊書店まわり首都圏編です。

 八重洲ブックセンター前でアシスタントαさんと待ち合わせ、近所のスタバで今日のぶんの荷ほどきと打ち合わせ。
 手書きPOPポラ、今回は坊さんが主人公ということもあり、カブリモノはハゲヅラを選んだんですが、いざかぶろうとすると、頭が入らない。無理やりかぶったら、こうなった。

 アシスタントαさんに感想をもとめると、
「なんだか、ヅラかぶってるというより、パンツかぶってるみたいですねえ。それも、おばはんのズロースみたいな」
「どうしたらいいと思う?」
「私は構いませんけどね。ただ、奥さんが可哀想かな、と。奥さんに写メールして意見をもとめたらどうです?」
 で、上記の写真を女房の携帯におくったら明快な答えが。
『変態にしか見えないからやめなさい』

 ま、そんな具合で東京駅周辺をまわり、神田神保町。あっさりしてるようですが、ここいらは新刊書の密集地なので、結構たいへんなんっす。

 飯田橋ホテルメトロポリタンエドモントにチェックイン。ロビーでアシスタントαさんと明日の巡回先の打ち合わせ。

 あとは部屋に入り、熱いシャワー。風呂上がりに毎日新聞社の担当者から電話。あんなこんなの簡単な打ち合わせです。

 永江朗『話を聞く技術!』(2005年10月15日・新潮社・本体1300円)読了。これは収穫。インタビュー名人に話を引き出す方法を訊ねたインタビュー集です。インタビュイーは、黒柳徹子、田原総一朗、ジョン・カビラ、糸井重里、小松成美、吉田豪、河合隼雄、石山修武、松永真理、(現職の)刑事、というメンバー。
 読みどころの多い本ですが、「準備を入念に」「インタビュイー本人に興味を持つ」といったことがほぼ全員に共通しているところ、ですか。
『徹子の部屋』の、ディレクターによる面談・スタッフとの打ち合わせ9時間ぶっとおし・ゲスト本人とは本番で初顔合わせ・本番編集なし、ってのには驚きましたな。たしかに、いじくりまわしていいものができれば苦労はしない。「最初のテイクの情熱を大切に」ってのは、クリント・イーストウッド監督でしたか。amazonへは●ここ●

10月25日(火)
●花粉症が出てきて首都圏書店回り二日目
 今日の体重・体脂肪率は不明。昨日の睡眠薬はレンドルミン。抗ヒスタミン剤はセレスタミン夕。抗不安薬は午前6時、正午、午後5時ソラナックス。昨日の万歩計は7700。昨日の摂取アルコールはマティーニ1杯。
 昨夜のいびきストッパー(●ここ●)の電撃レベルは7。「いびきストッパー、持っていくの!?』と女房に笑われましたが、目覚め具合がかなり違うもんで。

 今朝は6時起床。シャワー浴びてテレビ体操。今日の書店まわりぶんの販促品をまとめ、ラウンジでかるく朝食。
 しかし参るのは花粉症。皮肉な話だけど、岐阜にいるときよりも鼻水ずるずる。都内ではブタクサそのものを見ることがない、ってのに。
 朝抗ヒスタミン剤を飲むと、眠くてアウトになるのはわかっていても。つるんという感じで鼻水が出るのはなさけないんで、仕方なく朝も服用。

 なにはともあれ、9時半にアシスタントαさんと待ち合わせして、新宿スタート。んでもって渋谷・高田馬場・池袋を書店まわり。

 んでもって夕方は同業者知人と連れだって『浅草演芸ホール』で寄席。舞台芸能はナマモノなのと、こちらのペースで進まないのと、岐阜のど田舎では見るのが難儀なんで敬遠してたんですが、ま、『タイガー&ドラゴン』の影響です。

 入ったのは夜の部で、前座から見られたのが収穫。「名人上手のたぐいはDVDでいつでも見られるけど、下手くそを見ないと名人芸がわからないだろう」という、ヨコシマな理由から見はじめたんですが、これはぼくの浅慮。
 客席の照明が舞台なみに明るかったこともあり、舞台からは客席が丸見えなのが容易に想像できる。漫才やら講談やら都々逸やら、舞台にあがった芸人さんが、こまめに客席を見渡し、反応をみながらときどきいじり、なんて具合に進行してる。最前列でずーっと寝てる猛者な客もいたりして。

 それなりにトシを食ってからの寄席初体験、ってのはよかったかな? なにせ落語はその気になれば一人でできるショービジネスだけに、この意味で特殊。ショービジネスにたずさわる人は、普通は「一人で仕事はできない」と承知しているので、気遣い・気配りを感じさせるもんですが、結構生活のすさみが顔に出ている人がいたりして。
 いわゆるマスコミに出る人とそうでない人は、芸の巧拙とは無関係で、ヤバそうなネタをばんばんやる人もいたりして。

 いずれにせよ、結構夢中になり、時間を忘れることしばし。これからしばらくの間、上京したら寄席通いしてみるか。

 んでもって『駒形』でドジョウ食って11時帰宿。

10月26日(水)
●うっかりどっぷり二日酔いで足が打ち上げ
 今日の体重・体脂肪率は不明。昨日の睡眠薬はサイレース。抗ヒスタミン剤はセレスタミン朝夕。抗不安薬は午前6時、正午、午後5時ソラナックス。昨日の万歩計は7538。昨日の摂取アルコールは『うっかりどっぷり』。

 昨夜のいびきストッパー(●ここ●)の電撃レベルは7。

 今朝は8時起床。シャワー浴びて髭剃ったものの、ものすげえ酒臭い。臭い消しバカ呑みして、ロビーでアシスタントαさんと合流。

 上野・御徒町・日本橋・有楽町・銀座と移動して浜松町。

 ほいでもって毎日新聞社の出版営業部を訪問。一通り挨拶してから、担当者とかるく打ち上げ。9時帰宿。

10月27日(木)
●苛酷は横浜でカレーミュージアムでアルテミアの帰岐
 今日の体重・体脂肪率は不明。昨日の睡眠薬はサイレース。抗ヒスタミン剤はセレスタミン朝夕。抗不安薬は午前6時、正午、午後5時デパス。昨日の万歩計は4516。昨日の摂取アルコールは焼酎お湯割り4杯、マティーニ1杯。
 昨夜のいびきストッパー(●ここ●)の電撃レベルは7。

 今朝は6時起床。シャワー浴びて朝食。衣類はカバンに詰め、その他の荷物はトートバッグ。いつもなら別便で送るんですが、今回は首都圏の翌日が東海・関西圏という苛酷なものなので。

 ともあれ、ロビーでアシスタントαさんと合流。打ち合わせを済ませた後、荷物の仕分けをし、別便で送るものなどを別便で発送。

 あとは横浜。疲れきった顏してますな。

 帰岐してから、ぼーっとした頭で明日の準備。

 今日のアルテミア(『科学のタマゴ 5号』へは●ここ●)。帰宅すると、みんな元気。結局、俺が面倒みなくても生きてるんじゃないか、お前ら。

連載終了
 中日新聞の文化欄に『コトワザの裏ワザ』というエッセイの連載が開始、無事連載終了しました。基本的に隔週木曜日の朝刊。四コマ漫画イラストは引き続きザビエル山田さん。2005年3月から東京新聞(夕刊・毎月第1・第3木曜日)でも読めるそうです。
 確定している掲載日は下記の通り。
 2004年
 6月3日(済)、6月17日(済)、7月1日(済)、7月15日(済)、7月29日(済)、8月12日(済)、8月26日(済)、9月9日(済)、9月23日(済)、10月7日(済)、10月21日(済)、11月4日(済)、11月18日(済)、12月2日(済)、12月16日(済)。
 2005年
 1月13日(済)、1月27日(済)、2月10日(済)、2月24日(済)、3月10日(済)、3月24日(済)、4月7日(済)、4月21日(済)、5月5日(済)、5月19日(済)、6月2日(済)、6月16日(済)、6月30日(済)、7月14日(済)、7月28日(済)、8月11日(済)、9 月1日(済)、9月15日(済)、9月29日(済)、10月13日(済)、10月27日(済)。

10月28日(金)
●大阪から京都で名古屋の書店をまわって脳がウニ
 今日の体重は75.8kg、体脂肪率は31.5%。昨日の睡眠薬はサイレース。抗ヒスタミン剤はセレスタミン朝夕。抗不安薬は午前6時、正午、午後5時デパス。昨日の万歩計は6294。昨日の摂取アルコールは缶チューハイ500ml2本。
 昨夜のいびきストッパー(●ここ●)の電撃レベルは5。

 今朝は6時起床。シャワー浴びてリストみながら荷物をチェック。ハンドル握って岐阜羽島。アシスタントβさんと待ち合わせ。

 んでもって大阪・京都、名古屋。もう、へとへと。

10月29日(土)
●ネロンガが出てきて予約注文のDVDがどっさり届いて鍼びんびんのダンス
 今日の体重は75.8kg、体脂肪率は31.5%。昨日の睡眠薬はサイレース。抗ヒスタミン剤はセレスタミン朝夕。抗不安薬は午前6時、正午、午後5時デパス。昨日の万歩計は6294。昨日の摂取アルコールは缶チューハイ500ml2本。
 昨夜のいびきストッパー(●ここ●)の電撃レベルは5。

 今朝は7時起床。初代『ウルトラマン』、今日はネロンガの回。ふだん透明で、電気食うと目に見えるっていう怪獣。たしかネロンガ、経費節減でこのあとエリマキつけさせられて別の怪獣にさせられたんじゃなかったかな? ジラースは東宝版ゴジラの流用でしたが。

 シャワー浴びて朝食摂って、メールチェック……というよりジャンクメールの処理ですな。6日間で500通なら、まあ、減ったほうかな。
 ま、それからページ更新。

 ほいでもってすばる鍼灸院(●ここ●)で鍼。ものすげえ疲れが溜まってたみたいで、びんびんずこずこ爆睡。「今日は何もしないで、素直に寝たほうがいいですね」とのことでござんした。

 その最中に女房からメール。普段使ってる懐中時計をズボンと一緒に洗っちゃったとのこと。見積りだけで500円、修理で7000円、と聞いて、その場で廃棄を決意。

 昼食を済ませて何件か見てまわったんですけど、まあ、田舎の流通事情は年々歳々貧弱になる一方だと思い知らされる結果となったんでござんした。
 結局、帰宅してから楽天で検索したところ、自動巻きのジッポの懐中時計が送料込みで5000円だったので、これを手配。

 あとは予約注文していたDVDがまとめてどさどさと。『バットマン・ビギンズ』とか『ミリオンダラー・ベイビー』とか『シャル・ウィ・ダンス?』とか。このレビューはまたいずれ。

  さしあたってリチャード・ギア『シャル・ウィ・ダンス?』(amazonへは●ここ●)観了。これは収穫。言わずとしれた、周防正行監督作品のハリウッド版のリメイク。ただ、オリジナル版は個性の強烈なキャスティングを配して「ダンスの世界に住む濃い人々を描く」のもテーマのひとつだったのですが、本作では癖の強い脇役を極力排除し、あと、「すべてを満たされた中年男性の燃え尽き症候群」というテーマに忠実に、ダンス教室のインストラクターとの関係よりも、スーザン・サランドン扮する奥さんとの交情をメインにシフトしているのがポイント。
 ラストに近いシーンで、リチャード・ギアがタキシードに身を包み、赤い薔薇を一輪、手にして、奥さんのところに現れるシーンは、男の目から見てもどきっとしますな。かっこいいおじさんです。

●今日のメール
 おひさしぶりのサトちゃんから『ご無沙汰してます サトちゃんです』。

見ましたよウルトラマン。
家の8歳の坊主と。
以前からウルトラマンの二人がマックスにでてるんだよと言っていたのですが、
ビデオまで借りて見せるのは面倒だったのですが、トウトウ説明できました。
家の坊主も「本当だ」といっていましたが、いまいちリアクションの小ささに、チョットがっかり。
このTVがやっていたのは1966年と知り、私が6歳であったのがビックリ。
家の坊主より年下ジャン。
話は変わりますが、『ニュースな日曜日』見逃しました、残念。
またの出番を期待します。

 あーい、懐かしいでしょ。ぼくも1960年生まれなんですが、何度も再放送されたせいもあって、結構覚えているもんです。土曜の朝の楽しみがひとつ増えた感じ、ですね。

10月30日(日)
●疲れがみなぎるドラえもんが残務処理でバットマンは渡辺謙
 今日の体重は75.8kg、体脂肪率は31.5%。昨日の睡眠薬はサイレース。抗ヒスタミン剤はセレスタミン朝夕。抗不安薬は午前6時、正午、午後5時デパス。昨日の万歩計は3029。昨日の摂取アルコールは宝焼酎220ml1本、缶チューハイ500ml2本。
 昨夜のいびきストッパー(●ここ●)の電撃レベルは5。

 今朝は10時起床。全身に疲れがみなぎってます。シャワー浴びて飯くってメールチェックしてページ更新。

 ちょっと、やることが溜まっているので、先に to do リストを作成。『死体まわりのビジネス』『ドラえもん短歌』をダブって発注していたのが判明したので、あわてて発送情況を確認したら、すでに出荷済み。くそぉ。

 NHK名古屋文化センターの小説講座『娯楽小説の書き方入門』(受講・見学の受付は●ここ●)で、急遽講評原稿を追加する必要が出たので、これは追加で一斉配信。

 あと、書店まわりで異動やら閉店やらでリストの手入れが必要になったので訂正。

 トーハン広報室『新刊ニュース』から「今年のベスト3」。
 ぼくのあげた3冊は、
 1)東野圭吾『黒笑小説』(amazonへは●ここ●
 2)すがやみつる『マンガでわかる小説入門』(amazonへは●ここ●
 3)佐々木譲『うたう警官』(amazonへは●ここ●

 クリスチャン・ベール『バットマン・ビギンズ』観了。もちろん収穫なんで予約注文したんであります。やはり圧倒的に上手いのは、キレてる系の演技の素晴らしいゲイリー・オールドマンの、善良そのものの警部役。敵役は、やっぱりリーアム・ニーソンじゃなくて渡辺謙だよなあ。amazonへは●ここ●

●今日のメール
 おひさしぶりの月うさぎさんから『引っ越し戦争』。

お久しぶりです。段ボールに囲まれ、息も絶え絶え、月うさぎです。
なかなか引っ越し先が見つからず(気に入った所がなく)、
妥協しかけていたその時、ふっと入った不動産屋さんで。
おお、変った間取り!案内されて一歩入ったその時に
「ここだ!」と思いました。よくよく見れば、収納は少なく、
採光も今ひとつ。家賃も予定よりオーバーでしたが、
「タバコを止めてもここにする」と思ったあたりが、我ながらスゴイ。
だって、一歩入った玄関のタイルの色を見たとたん、「いいことありそう」
と思ってしまったので(ちょっと変った色だったのですが、そんなすごいモノでも
ないいんですよ)。あんなに迷っていたのに。不思議。こういうのを「家が呼ぶ」というそうで、
鈴木さんもおっしゃっていた通り、いいとこ見つかりました。
速攻で手続きしたものの、もう後がない!半月後には引っ越しじゃ〜!
雑事が多く、会社勤めと両立するのは、しんどいです。うう、妻が欲しい。
で、荷物も。20年住んだだけのことはあって(単に私がだらしないという
意見もあり)、もう、驚くような過去の異物が出るわ、出るわ。
LPレコードも出てきて、息子は初めて見たんじゃないでしょうかね。
本も大量、「もう買うまい」と心に決めました。2度も業者に引き取り
に来てもらい、図書館にも寄付しましたが。後は夜遊びの過去を語る
ゴージャスなパンプス&服とか、口紅5本まんま新品で免税品店の袋に
あったのには驚きました。いやー、今度はきれいに暮らすぞ!
脱・魔窟の誓いも新たにがんばります。鈴木さんも、季節の変わり目、
お体には気をつけてお過ごしくださいませ。

 いい家が見つかって何より。夜遊びの過去がざくざく出てくるあたり、気分は若いっすね。
 ここ! って勘、結構あたるかも。おうちに福がやってきますように。

10月31日(月)
●肥満に驚愕のエージレスが録画
 今日の体重は76.0kg!、体脂肪率は31.5%。昨日の睡眠薬はサイレース。抗ヒスタミン剤はセレスタミン朝夕。抗不安薬は午前6時、正午、午後5時デパス。昨日の万歩計は6294。昨日の摂取アルコールは宝焼酎220ml1本、缶チューハイ500ml2本。
 昨夜はいびきストッパー(●ここ●)は忘れました。

 今朝は7時起床。起床時間が示す通り、まだ体が重いので、体のメンテナンス関係はパス。10時には岐阜テレビの収録があるので、その準備もしなきゃならないし。

 シャワー浴びて書斎入ってメールチェック&ページ更新。急ぎの業務連絡メールがあったのでそのレスポンス。

 女房ネタ。
 年少さんと年長さんの甥っこ二人を連れて公園に遊びに行ったとき、60歳ぐらいの女性から声をかけられたそうな。
「かわいいお孫さんですね」
 さて、午後からボランティアで大学生に混じってお手伝いに行ったとき、50歳ぐらいの男性から声をかけられたそうな。
「若いっていいですなあ。学生さんですか」
 複雑な表情の女房に、
「年齢不詳な顏をしとるんだなあ」
 としみじみ言ったら、
「あなたは職業不詳・住所不定に見えるじゃない。それよりはまし」
 なんと低レベルな戦いだ。

 コテ屋の本社に行き、岐阜テレビの収録。担当ディレクターはデビュー以来のつきあいなんですが、去年からテレビに異動した由。ラジオは基本的に自主制作ですが、テレビは自社制作枠がすくないのと、制約が多くて大変そう。

 それでも、中継だと電源車やらなんやらで大変なんですが、録画とのことで、照明・カメラマン・ディレクターとクルーは3人。車はワゴン車。インタビュアーは局アナの神保絵利子さん。

 コテ屋の応接間をあーだこーだとスタッフが動かしている間、神保さんと本番の打合せ。なにぶん、本番オンエア15分、実質11分とのことで、的の絞り込みに難渋。生ではなく、編集が入るとはいえ、あまりブツ切りになるのは好きじゃない、ってのは、「リテイクなし・最初のパッションを大切に」という、クリント・イーストウッド監督の映画の影響ですな。
 デジタル時計では時間が読みにくいので、会社のアナログ時計をカメラの下に置き、できるだけ編集が少なく済むように時間調整しながら本番収録。
 途中、カメラに背中を向けた場面があったので、その箇所を音だけ生かしてカットするための本のアップの再録とか。

 神保さんは「『巴御前』がすごかったです〜」というんだけど、女性をターゲットにした作品では『燃ゆる想ひを』(amazonへは●ここ●)がある。あれは未読だ、とのことだったので、これはその場で献本。

 ま、そんな具合で撤収。……あ、折角だから神保さんとのツーショットを撮っておけばよかった。

 営業車のヴィッツがリコール対象となっていたので、帰りがけにディーラー寄って修理。


略歴著作リ スト&通信販売過去の日記稿料格安締切厳守ヒットへの道小説家・営業中これで書け!formacハゲからの脱 出|日本インター ネット歴史作家協会(株)鈴木コテ製作所


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