かきの庵専用PC用語辞書
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ROM
Read Only Memoryの略。
その名の通り、読むことしかできないメモリー。書き換えの必要性がないデータの記憶に使われる。
チップだけあって読み込み速度は高い方になる。データも破壊されにくいことから、初期のゲームソフトカセットに多用された。
CD-ROMも媒体がCDであることを除けば同じこと。ただ、読み込みはこれに比べればずっと遅いが、記憶量あたりの価格は比較にならないほどずっと安い。
漢字ROM
漢字の画面に表示させるデザインとコードが記憶されているROM。
日本の漢字が表示できるパソコン(AT互換機を除く)にはほぼ確実に入っている。
ソフトがコードをここに送って、フォントデータを受け取って画面に表示させる。
Windowsになってから、このデータはROMではなくデータとしてディスクに入れるようになった。
そのおかげでいろいろな書体を使うことができるのである。
こつ
プログラムは言語だけ覚えてもあまり使えない。
作るソフトの内容ごとに少ない命令語で記述するこつが必要なのである。
私は、事務的プログラムのこつは拾得したがゲーム関係のこつを拾得していないのでゲームはほとんど作れない。
ホームページもHTML言語を覚えるだけでなく、少ないタグでどれだけ見た目に凝ったページを作るのかというこつが必要なのかは作った人ならわかるはずである。
磁気テープ装置
いまではカセットテープやDAT装置の様なサイズが一般的だが、昔コンピュータといえば良く出てくる、オープンリールのようなテープ装置がある。
あれを想像して欲しい。
ちなみに私はあれを扱ったことはいままで一度もない。
MIDI
音源の規格の一つ。より自然な楽器に近い音を目指したものらしい。
そういっているだっけあって音はよい。(やすい物はそれなりにしか出ませんが。)
ただ、MIDIの規格にいろいろあるのは難点。
わからないって
現在のパソコンは、メモリーの容量はバラバラである。
昔はだいたい一緒だったので、ソフトはそのメモリー容量に合わせてプログラムを作っているはずである。
ということは64KB向けに作ったソフトは128KBの環境で動かしてもプログラムとしては64KBしか使わないということになってしまう。
現在はOS(Windows)がその手の管理をするからソフトはメモリーを意識しないため、多いほどその恩恵を受けられるはずなのである。
PCM
これも、音源の一つ。
音のアナログ的なデータをデジタルデータとして扱うものである。
カセットテープに音を録音するようにほぼ完全に音を扱うことができる。
ただしデータ量は尋常でないほど大きい。よって、使う場所はある程度限られてしまう。
ここでは触れられていないが、差分(前の音との差)としてデータを圧縮するADPCMや、データを圧縮して扱うMP3という規格もある。
OS
オペレーティングシステムの略で、パソコンの基本的な動作を行うソフトである。
DOSやWindowsなどが該当する。
IDE
ハードディスクの接続の規格のひとつ。
当初は約500MBまでのHDD1台しか接続できず、転送速度も良くなかったのだが、その後規格が改良されて、大容量のものが扱えたり、CD-ROM等が利用できたり、転送速度が上がったり、2台接続できたりしている。
一般的に価格が安いのとセットアップが比較的楽なのが特徴。
キーディスク
不正コピーの防止のため、ゲーム起動時にオリジナルのフロッピーディスクをセットしないといけない。そのディスクのことをこう呼ぶことがある。
いまではCD-ROMを入れないと動かない場合が多い。
コンベンショナルメモリー
最近、メモリーといえば32MBは最低値で128MBくらいは平気で乗せる人が結構いる。
ここでの足りないは、このように増設しているかは関係ない。
DOSは本来640KBしか扱うことができないからである。
増設メモリは、ドライバを使って特別な方法でアクセスしているのである。(その説明はややこしいので省略)
この640KBの部分をこう呼ぶ。
ドライバを入れるとこの部分を消費していくので、いかにこの部分を節約していくかが、過去のユーザーの関心事であった。
ただ、Windows時代になった今は考える必要はまず無い。
この文の場合、ハードディスクで起動するとDOSのいろいろなドライバが入ってしまう。
その結果、コンベンショナルメモリーが消費されてゲームを動かすためのメモリが無くなってしまったのである。
CONFIG.SYS
DOSの起動時に自動的に読み込む設定ファイルである。
使用するドライバ(漢字入力システムも)の記述なども行う。
ここでの設定しだいでコンベンショナルメモリーの空きを増やせるかが決まる。
Windows95等ではほとんど意識しなくても良いがまだ存在する。
最低のメモリー容量
この場合は先に説明したコンベンショナルメモリーではなく、実装しているメモリーの容量のこと。
ちょっとややこしいかな?
SCSI2
周辺機器の接続の規格の一つ。
当初はHDD接続がメインだったが今ではいろいろな対応製品がある。
これも規格は進歩しており、以下のような種類がある。
SCSI
SCSI2
WideSCSI
UltraSCSI(SCSI3)
UltraWideSCSI
後からのものほど転送速度が上がっている。Wideのものは同時に接続できる機器の数が多くなっている。
マルチベンダー
この場合、
「SCSI接続で複数の機器をつなげている場合、違うメーカーのHDD同士だとうまく認識しない場合がある。」
ということが当時は言われていた。今はSCSIボードの大半がそんなことにはならないはずである。
(あくまで「はず」なので注意。)
現在ではマルチベンダーの問題はこのように言われることが多い。
元々コンピュータシステムを構築する場合、基本的には大半の機器を1社で固めるのが普通なときがあった。
その方が問題が発生した場合、メーカーも対処しやすかったのである。
ところがパソコンの時代になって、様々なパーツを自由に選べるようになった。ただ、メーカー側はこれらのパーツすべてを動作チェックする事など不可能である。
そして、ある問題が発生するとなにが原因であるかを探し出すのに苦労するのである。
企業の大型システムの場合は原因がなかなか特定できず「責任のなすりあい」になりやすい(笑)
ユーザーはメーカーに文句を言うのも良いが、あらかじめこのことを前提にシステムを構築するというのが重要であると思う。
ちなみに自作機なんか作ると、パソコン自体がマルチベンダーの固まりになるよ(笑)
同じ様な意味に「相性」がある。
A-MATE
NECのPC-9821シリーズの愛称。
本当は「98MATE」なのだが、いくつか規格が分かれていた。
Apなど頭にAが付く物、BpのようにBが付く物、XpのようにXが付く物があった。
それぞれA-MATE、B-MATE、X-MATEと一部では呼ばれていた。
なお、この3つのなかで某薬品に同一名称の物があるが無関係である。
マルチスキャンディスプレイ
いままでのモニタやテレビは同じ数の点でしか表示できなかったのだが、このころからのディスプレイは、いろいろな数の点で表すことができるようになった。
ローカルバス
バスというのは乗り物のことではない。データの通り道としての意味となる。
この場合はさらに、周辺機器としてのボードとパソコン本体とのデータのやりとりの方法の規格になる。
ローカルバスはその名の通りローカルでA-MATE等ごく一部の98でしか使われていない。
そのためあまり製品が出ず、現在一般的なPCIバスの普及によって廃れていった。
他に98専用のC(汎用)バス、AT互換機の古いボードの規格であるISAバスなどがある。
16bit
bitと言うのはパソコンで扱うデータの最小単位である。
パソコンは理解できるのは、電気的に「有るか」「無いか」だけである。
これを数字的に言うと、2進数で表すことができる。一般的な数字(10進数)の「10」は2進数で「1010」となる。
半角文字はパソコンでは8bitでようやく表すことができる。各文字を2進数で番号をつけるのである。8bitで256種類表せるのだ。(2の8乗)
日本語の全角の場合は8bitでは足りないので16bit使う。
ちなみに良くデータの単位として使われるバイト(byte)は8bitで1バイトである。
この文の場合、一度に扱えるデータ量を表すので多い方が速くなるのである。
3.6M
「M」はこの場合メガと読む。メガは100万倍のことである。
よく使うキロは1000倍でそのさらに1000倍である。日本で言う、万、億、兆のような物である。
数字で良くつけるカンマがキロ、メガ、ギガ、テラと同じだ。
ただコンピューターの世界では、2進数の関係でキロは1024倍、メガはキロの1024倍のようになる。
ベンチマーク
ベンチマークテストのことである。単にベンチと言うこともある。
負荷をかけるようなプログラムでそのコンピュータの能力をみるためのテストのこと。
このようなソフトをベンチマークプログラムという。
圧縮
データはある程度小さくすることができる。
たとえば、「0000001111222222222」というデータが有ったとする。
これは「0が6、1が4、2が9」にのように変えることができる。
みてわかるとおり前者は19文字、後者が11文字だ。
単純に言えばこんな感じでデータを圧縮しているのだ。(もちろんこれ以外の方法も使われている。)
よってデータによっては大して圧縮できない物もある。
フリーズ
パソコン使いには一番困る状態のひとつである。
なにをしてもパソコンが反応しない状態を言う。
「ハングアップ」という言葉も同意である。
ボリューム
この場合は、各ドライブの1つ全体を言う。
バックアップ
データを他の媒体にコピーしておいて、万が一データが壊れたなどの時に復旧できるようにするための物である。
面倒ではあるが、やっておかないと後で泣きをみるのでやった方がよい。
Windows95以降にはバックアップツールが標準で付いているので使ってみるのもよい。
バスマスタ方式
SCSIボードのデータ転送方式の一つ。データの転送の制御にパソコンのCPUを使わない方法。
その分CPUの負荷が減るので処理が速くなる。
IRQ
パソコンには、いろいろなパーツが付いている。それらを総括的に整理するのはCPUだが、各パーツから処理してくれという要求が入る。
たとえばキーボードから何かを入力した場合とかだ。
ただ、整理無しに要求が入ってくると混乱するのでIRQという番号を使って要求を整理して受け取るのである。
よって、IRQの数しかパーツは使えないのである。
ただし、PCIバスを使うパーツなどは共有が可能な場合がある。
バッチ処理
データをためておいて、あとで一気に処理をする処理のこと。
DOSやWindowsにある、バッチファイルはほぼ同義だがどちらかというと連続自動処理を定義するファイルなので、JCL(「Job Control Langage」で、汎用機、オフコン等で処理する内容を記述する言語。コンピュータによってはJSL(Job Step Langage)という場合もある。)に近いと思われる。
反対の意味では、リアルタイム処理が該当する。
BIOS
コンピュータ、パソコンの制御を行うシステムのこと。
ハード的に組み込まれていて、パソコンの基本的な制御を行う。
最近のは書き換えができるようになっていて、機能もアップすることが可能。
これが壊れると、OSすら起動できない。
EMS
増設メモリをDOS等で扱うためのドライバのひとつ。
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