さぬきうどんGo!Go!第4弾
今日はクリスマスイブ。
でも私にゃ無関係と、夕方からさぬきを目指します。
今回は店の数を絞り、うどんのお代わりと天ぷら等のオプションに気合いを入れる予定ですが、過去と比較して突然決めただけに事前情報収集がまったくできていません。
でもまあなんとかなるっしょ
新幹線で岡山まで。
岡山からマリンライナーという快速電車で瀬戸大橋を渡り
到着しました!高松に!
この時点で夜8時前。
3時間かからないんですね
と、いう事は.....
通勤圏内ではないか!ヾ(^^;ォィォィ
冗談は置いといて、この日はうどんに備えてほとんど何も食べておりません。
お腹ぺこぺこ。さあ食うぞ。まずは
「讃岐屋」を目指します。
麺の味、食感、
さっぱり酸味の効いたダシ、
ぬるぬるつるつるしたなめこのからみ具合が絶品の
「なめこおろしうどん」がターゲットです。
にひひひ。
さあ、後20メートル、10メートル、その角を曲がれば「讃岐
屋」だっ。。。。。。
あれ?
電気がついていないぞ??
むむむ、なにやら張り紙が。
どっしぇーーーそりゃないぜええ。
しかし、そういえば先日からそんな噂が
インターネット上で流れていたような....
トホホ、やはり突然決めたさぬき行き。
いきなりつまずいてしまった(>_<)
しかたがないので目標変更して
「鶴丸」で釜揚げうどんだあ。
あと20メートル、うんうん、今度は看板に明かりがついてるぞ。
あと10メートル、よっしゃあ。
あれ?
こっちものれんが出てないぞ??
おかしいなあ、ここは夜7時から朝5時までやってるはずなのに。
開かない自動ドアのガラスから店内に目を凝らすと、中では奥さん
が仕込みの真っ最中のようです。
まじかいな(涙)
お、おのれ!
じゃなかった、おれのうどん。
もう胃に入っているはずのおれのうどん。
うどんを食わせてくれええええええ(絶叫)
あかん、もうあかん、
とふらつく足取りでライオン通りに戻ります。
するとそこには「なめこおろしうどん」のサンプルが燦然と輝いているで
はありませんか!
1軒目:「川福 中店」(高松市)
さらに店内にはきれいないなり寿司やバラ寿司がケースの中に!
転がり込むように中に入り、出されるお茶ももどかしく
もと:「なめこおろしうどん下さい」
おばちゃん:「ぬくいのと冷たいのとありますけど」
もと:「あ、冷たいのを!」
おばちゃん:「はあい、『ひやなめおろし一丁!』」
わ! ひ、ひやなめおろし!
なんか昔見た映画の氷で愛撫されるシーンを思い浮かべてしまった
ぞ(^_^;
でもとりあえず注文できて一安心。
ついでにいなり寿司ももらって、うどんが上がるまでのつなぎにし
てみよう。
うむうむ、黒ゴマしか入っていない酢飯がこれまたグッド。
「おまちどぉさん」
きたきたきたあ、うどん、うどん。
おお、細麺だ。しかもつるつる!
なめこが絡むとたいていのうどんはつるつるになるけど、これはな
めこが無くても十分つるつる麺ですな。
飲んでみたり、噛んでみたり。
すだちの酸味を生かした満足の一品でした。
食べ終わってやっと余裕ができ周りの席を見てみると、やはりクリ
スマスイブとはいえ、表通りを歩いているような若いカップルの姿
は店内にはありません。
さすがの香川県でもイブのディナーが「うどん」という訳ではない
んですね。(当たり前だ)
食べ終わって再びライオン通りに出ます。
「お兄さんお兄さん、遊んで行ってよ」
としつこい
呼び込みをかいくぐりながら
2軒目:「五右衛門」(高松市)
前回の怒濤のS級製麺所ばかりを見た方は、こんなガラス戸の扉は逆にさぬきうどん屋らしく見えないかもしれませんが、こういうのもあるんですね。
このお店、7月にカレーうどんを食った時もそんなに感心しなかったのです。
しかしたまたま悪い日に当たったのかもしれないと再訪問です。
今回はメニューのトップにある「あさりうどん」にチャレンジ。
いやあ、相変わらず店員の態度が良くない。
うどんを茹でながら最近買った車の話などを店員同士でぺちゃくち
ゃと。
さらに他の客が日本酒を注文したとき、入り口近くの戸棚を開けて
一升瓶を出してきたのですが、その中には小麦粉の大きな袋もあり
ました。
「ふうむ、温度や湿度を管理してるのかな?」
と感心しかけたその瞬間、
その戸棚の一番下に長靴や店員が普段履いていると思われる靴が入っているのを見てしまった....
下駄箱に小麦粉や日本酒をしまうな!(/_;)
あさりうどんもあさりの香りが生きていないし、麺もだめ(スカス
カ)。
これは口直しが必要ですな。
さて気を取り直してもう一軒(^_^;
さっきは仕込み中だった店の前を通ると、
おっ!
のれんが出てい
る!
3軒目:「鶴丸」
もうすでに店内はおでんでお酒を飲みながらうどんをすするおっち
ゃんたちで一杯です。
(やはりカップルの姿はない)
釜揚げうどんを注文すると
「10分ほどかかります」
との返事。
これが一軒目だったら思わず1番早くできるのにしてくれ!
なんて叫んでいたんでしょうが、もう余裕たっぷりです。
先に出てきたつけダシをチビチビなめながら店内を見回します。
カウンター内は一番右がうどんを茹でる大釜、一番左が天ぷら鍋になっていますが天ぷらは自由に取るスタイルではなく「天ざるうどん」などを頼んだ場合のみ、その都度揚げてくれます。
カウンターの左端にはいなり寿司の姿もありますが、結構大振りです。
もう今日は結構満腹なので残念ながらあきらめます。
さてうどんはというと、お風呂の手桶のような器に、半透明なうどんができあがってきました。
張られたお湯も半透明。
うーー、うれしいぞ。
これぞさぬきの釜揚げ。
ゆで時間が10分ほどでした。
ここは少し早めなんでしょうかね。
その分、麺のエッジも残るスッとした釜揚げになっています。
桶からうどん2本ほど引っ張り、ダシに滑るように入れ、いざ口へ。
うーむ、釜揚げでこのコシはすごいぞ。
次回は冷たいうどんを食べてみましょう。
一時はどうなることかと思いましたが、結局初日の夜は一般店3軒
でうどん3杯、いなり寿司1人前(3ヶ)で、結構満足した、とい
った所です。
驚愕の二日目
ななな、なんと2日目の朝は寝過ごしてしまいました。
なんの為に前泊したんだか....(/_;)
まあ泣いてもしょうがない。
気を取り直しホテルから歩いて3分、走って1分のお店に飛び込みます。
4軒目:「さか枝」
平日の昼には巨大な行列ができるというこのお店。
今回初訪問です。
元気なおばちゃん達が働く店内は極めて合理化が進んだシステムが
完成されています。
整然と配置されたテーブルは人の流れを自然に導くかのようです。
幸い今朝は土曜のせいかまだ行列はありません。
おお!天ぷらがどっさり乗ったトレイがすばらしい。
吸い付けられるようにかけうどん+ちくわの天ぷら+エビのかき揚
げにいなり寿司を付けて410円。
うどんを自分でゆがき、熱いダシをかけます。
うんうん、いりこのいい香りです。
わっしわっしとうどんを噛みしめ、ダシをすってふやけた天ぷらの
衣を楽しんでいるうちに
朝から満腹です。
いかんぞ、これは先が思いやられるなあ(^_^;
しかし気に入った。
また来よっと
そして次は穴場店、宇多津町の「長楽」に行ってみましょう。
高松から宇多津へは国分寺や坂出を通り抜けて西の方角です。
移動していると携帯電話が鳴りました。
ON_SENさん:「もとさん今どちら?」
もと:「宇多津の「長楽」に移動中なんだけど?」
ON_SENさん:「そうですか、実は今、善通寺の「山下」にいます」
どわぁ!
クリスマスにうどん食いにくる人が他にもいたあ。
とりあえず赤坂で合流を約束しているうちに宇多津に到着。
5軒目:「長楽(ちょうらく)」
いやあ、ええ感じですなあ(^_^;この雰囲気。
店、というか軒先にテーブルがあり、天ぷらが並んでいます。
先日ON_SENさんから借りたビデオの通りに、ちょっとタレ目のふっくらしたおばちゃんがとてもキュート(死語)です。
おばちゃん:「大きいの?小さいの?」(かわいい話し方。惚れそう)
もと:「小さいのを醤油で下さい。」(ニコニコ)
おばちゃん:「あれ、お醤油、どこ行ったかねぇ。さっきまでそこにあったのにねえ」
おばちゃんが手に持ってるのは醤油差しじゃないのかな?と思っていると
おばちゃん:「あ、手に持ってたわ」
(。_・)ドテッ
さて、うどんは固くなく柔らかくなく歯に必要な抵抗はあるが、変な抵抗がない。
そして口の中で暴れる私の大好きなタイプの麺です。
ダシもあるよ、と言われたけれど冷たいのを醤油で食ってみます。
ぱりぱりのかき揚げをかじる。
うーむ。これはすごい!
なぜこのお店が最近になってやっと騒がれ始めたのかが不
思議なくらいのうまさです。
少なくとも今回の5軒の中では群を抜きます。
さらにその家庭的な雰囲気がたまらんのです。(^_^;
「寒いのに冷たいうどんやと、もっとさむならん?」と、優しく聞
いてくれるおばちゃん。
「いえいえ、うまかったですよ。そうそう、昨日発売の雑誌にも出
てましたね」と話してみると知らなかったそうです。
早速昨日買った「タウン情報かがわ1月号」を見せてあげると
「おー、ついにうちも出たか」と喜ぶお兄さん。
「よーこんな適当な地図見てここに来たんねえ」と笑うお姉さん。
「かりんとの話も出てるがなー」と笑うおばちゃん。
いやあ、ええなあ。この雰囲気。(しみじみ)
絶対次回再訪問しよう
ただみんなが押し掛けると、駐車場問題でおばちゃん悩みそう。
訪問される方、十分ご注意下さい。
店の前の道は↑このとおり狭いです。
さて坂出に戻りJRで高松に、そして琴電で陶を目指します。
相変わらす空いた電車です。
でもこの電車、めちゃめちゃいい味出してるんですよ。
無くならないことを心より祈ります。
琴電陶駅(「陶」と書いて「すえ」と読みます)に到着。(午後1時)
6軒目:「赤坂」
駅から歩いて2分のお店に入ると
既にON_SENさんがうどん踏んでる!
「もとさん、いらっしゃい、まあ上がりまい」
ON_SENさん、讃岐弁になっとりますがな(^_^;
おばちゃんは髪結いの仕事が入って席外しです。
お言葉に甘えて店の中に上がり込むとON_SENさんが、
特別メニュー「しっぽくうどん」を作ってくれました。
これがあーた、冷えた身体にうまいのうまくないのって!(あ、うまいのですが)
手作り熟成ほんまもんの味噌をベースに、牛肉の脂のうまみたっぷり。
おっちゃんが飼っている鶏の玉子+ハサミネギのハーモニーは世界中でもここでしか食べられませんね。
まじで涙もののしっぽくうどんです。
そしておっちゃんが
「よおきたの。まあ飲め」と勧めてくれる清酒「綾菊」
これ、次回絶対買って帰ろうと思いました。
そうこうしていると「うどん踏んでみい」と、おっちゃん。
最初は躊躇してましたが「踏むんは誰がやっても一緒や」との言葉を聞き、チャレンジ!
弾力のあるうどんの生地におそるおそる乗ってみます。
おっちゃん:「足の裏全体で広げるんやぞ」
だんだん足の下で広がっていくうどんの生地の感触を楽しんでおります。(^_^;
この後知ったのですが、折っては踏み、踏んでは折り、を繰り返すとどんどん難しくなっていきます。
コシが出て足で踏んでも押し戻されてくるんですね。
これ、簡単そうに見えて結構足腰にきます。
おっちゃん「そやからうどん屋は長生きできんのじゃ」
そない言わんと長生きしてやあ、おっちゃん。
するとチズコおばちゃんが帰ってきた!
おばちゃん「あー、携帯電話落としたお兄ちゃん、いらっしゃい」
変な憶えられ方をしております。
名前は憶えてもらえてなかったのでもいちど挨拶しました。
おばちゃん「ごめんなあ、お客さん全部は憶えられへんのよお」
客の顔と名前を全部憶えてたら逆にコワイですよ、おばちゃん(^_^;。
帽子まで青で統一されたおしゃれなチズコおばちゃんです
でもそのままエプロンだけをしてうどん仕事を始めるところもすごい。
てきぱきと仕事に取りかかるおっちゃん、おばちゃんの邪魔にならないように前回の旅通研うどん巡りの写真を探します。
おお、あったあった
写真を写真に撮っているとおっちゃんが
「粉ねってみい」と。
しかしこんな素人がうどんねったりしたらまずいでしょお、と一応拒否してみますが
あっさり却下(゚〇゚;)
さらにお店の奥へ(ここまでは滅多に客は入らない)
気温、湿度に合わせた絶妙な配合の塩水が眠る桶があります。
そしてそのさらに奥ではおっちゃんが慎重に粉の重さを量っておられます。
壁の左には粉の配合比率などが書かれていますが、その写真はここでは公開できません(^_^;
おっちゃん「粉はこねるんやない、こするようにして水を含ませるんや」
うう、むつかしいぞ。
なんせこの小麦粉、140玉分あります(;゚゚)。
おっちゃん「下から粉をかき上げるんや、ちゃうちゃう、そうちゃう」
こりゃあうどん屋さんって重労働じゃわい。
うまく水に合わせると手に粉は付かないそうです。
私の手は粉だらけ(/_;)
う、腕が、、
ON_SENさあん、タッチ!
さすがON_SENさん、だてに何度も宿泊していかれた訳ではありません。
うまいなあ。
おっちゃんの指導にも力が入ります。
洗濯板で布を洗うように、というおっちゃんの指導に従い、ササッササッと粉を摺り合わせるON_SENさん。
すでに指先の動きはシャッタースピードを越えています。
その横ではニコニコと蕎麦の生地を取り分けるチズコおばちゃん。
年末になると蕎麦の需要がうどんを上回り、大晦日などは大騒ぎだそうです。
そしておばちゃんにカメラを向けていると
「もとちゃん、ちょっと待ってなあ」
??
おばちゃん:「ちょっとだけ口紅つけたんよお。」
なんてかわいいおばちゃんなのでしょう(/_;)
(ストロボたけば良かった)
そこへやってきたお客さん3名。
岡山のご夫婦と東京からいらっしゃったとか。
中で粉を練っている我々も客だと知って驚かれました。
おっちゃん「ほな、みんなで踏んでみい」
ぎゃはははは、もうなんでもあり状態!!
おしくらまんじゅうの様になっております。
その後はみんなで車座になり、おっちゃんが作られたいろいろな果実酒をいただきました。
海老天で乾杯したり、シャンパンを抜いたりしながらみんなで大笑い。
いやあ、帰りたくないのは山々なのですが時間切れです。
お土産までもらって泣く泣くさぬきを後にしました。
私1人ではこんな楽しい状態まで入り込めなかったと思います。
ON_SENさん、おおきに!
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