先日、会社の出張で新幹線に乗る機会があったので、「無くなる」と噂されている
「グランドひかり」に乗ってきました。
グランドひかり そうです。あのJR西日本の2階建て新幹線車両のことです。
わざわざ、2階建ての1階を指定席予約しました。(10号車です)
関東地方の方には、2階建て電車は珍しくはなさそうですが、新幹線食堂車が全廃になって、
食堂車連結の車両の行方は、JR西日本「こだま」の種車に順次なってしまいそうです。
(JR西日本の「こだま」は、乗降客が少ないため、短編成になっており、今まで「0系」の車両を
短くして使っていました。その「0系」の老朽化のため、今度は100系を短編成化していくこと
だそうです。JR東海では、100系の廃車もでているらしいです。)
そこで、今回は、その2階建て新幹線「グランドひかり」のPHOTOレポートをします。
写真1.まず、車内を隣の座席から撮ったところです。判りますでしょうか、肘掛のところになにか付いていますね。そう、オーディオ装置です。指定席では、自分のイヤホンで音楽を聞くことが出来ます。 |
これは凄いですね。なんと、ホーム床面は目の前ですよ。新幹線の車両限界の大きさを実感しました。こんな低い位置に座っても大丈夫かなと思いました。新幹線って、ホーム面から下は、結構、高さがあります。ホームから落ちたら、ホームへは這い上がれません。(転落に気をつけて!) |
写真3.これは、営業していない食堂車を階下の通路から見上げて撮ったところです。ここは、どうしてこんな構造になっているかというと、食堂車の台車(車輪があるところ)の部分は階下の座席が造れないので、その台車上(ホーム面と同じ高さ)と階下との階段があるためです。それで、階段の天井も2階に割り込む高さになるのですが、新幹線の売り(東海道区間)である富士山を食堂車内からの眺望を確保するため、ここだけ、吹き抜けになっています。(食堂車は営業していないにも係わらず、車内の電灯はついていました。) |
写真4. これは、編成の案内図です。2階建て車両が4両連結されています。4両の2階建て車両が連結されている新幹線は「グランドひかり」だけです。8号車が営業していない食堂車です。食堂車の1階部分は売店になっています。(厨房も兼ねています)そのため、8号車のみ、乗客が乗らない寂しい車両です。新幹線は16両編成なので、この絵では、普通車が省略されて描かれています。(決して、こんなネジ状の車両が連結されている訳ではないので、安心してください。) |
写真5.台車部分(通路になっている)から階下を覗いたところです。階下は左に下り階段があります。階上のグリーン室へは右に上り階段になっています。反対側も同じようになっていて、統一されています。 |
おなじみの車内電光掲示板です。「まもなく、岐阜羽島駅に到着します」。電光掲示板の横には「あと何キロ」の表示もありましたが、撮り逃がししました。 |
写真7.いきなり東京に着きました。(今回は観光案内ではないので、途中省略です)2階建て車両を車外(ホーム)から見たところです。階下の窓の位置がかなり下の方になっているのがわかります。なんか、岸壁から見た船舶の座席みたいですね。(ちゃんと座席も写っています) |
最後もホームから見たところです。ちょっと、窓枠のところに何かが擦れた跡があります。新幹線車両は大切に使いましょう!新幹線の走行距離からすると、恐ろしい距離になるので、在来車両に比べて耐用年数が短くなっているそうです。そんな働き者の新幹線をメンテナンスされているJR各社に感謝しましょう。 |
終わり
今回の「グランドひかり」レポートはこれで終わりです。
見てくださって、ありがとうございました。