Renaissance/Vandamne

結構前に買ったアルバムなんだけど、最近聴きまくってるので紹介する。
VANDAMNEはイギリスのバンドで、初めはLAメタルを演奏していた。この頃の作品もいいが、
このRenaissanceは3作目でメンバーがギター以外のほとんど総入替になっていて、音楽もまるっきり違う。
割と力強いヘヴィメタルになっているが、ところどころで哀愁を感じるメロディと、
センスの良いギターソロ(間違いなくリッチーブラックモアに影響を受けている)が聴きどころになっている。

初め聴いた時もいい作品だと思ったが、ヴォーカルがかなりハスキーで弱々しい感じがマイナス点だなと思った。
しかし何度か聴きこむうちに、これはこれでギター(Peter J Southern)がよく聞こえていいかなぁと思い始めた。
バラード系の曲ではこのヴォーカルもいい味を出していて、寂しい曲を引き立てている。
アップテンポの曲では、ギターがジャーマンメタル並みに鳴り響いてヴォーカルをかき消すほどであるが、
このギター、リフもソロもなかなか上手い。このギターを聴くためにアルバムを聴いている。

北欧メタルっぽい曲あり、ブリティッシュあり、ジャーマンっぽいのもあり、バラエティに富んでいながらも、
退屈させる曲がほとんどないのもこのアルバムのいいところである。
そういえばBURRN!でも87点くらい付いてたっけか、点数に相応するいいアルバムである。
RAINBOWやRIOT、IMPERITTERIなどギターが上手いバンドが好きな人ならきっと気に入るであろう。

99.08.30

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