第1話 太田君:社会人2年生。高校時代の友人 桐生君と久々に再会し、 高校時代によく行っていた自販機コーナーを巡るドライブにはまっている。 最近自販機コーナーを紹介するホームページを立ち上げた。 桐生君:社会人2年生。群馬にたくさん自販機コーナーがあることを知り、太田君を誘った。太田「今度の年末年始で群馬の自販機巡りどうよ?」 桐生「じゃ12月30日、行こうか。」 太田「じゃお昼頃に迎えにいくよ。」 20世紀ももうすぐ終わりに差し掛かった。 太田は最近車を買ったばかりで、今車の運転が楽しくて仕方がない。 月に2,3回は愛車を埼玉から群馬や栃木に飛ばして自販機コーナー巡りを楽しんでいる。 しかしここ最近は仕事の疲れからか、あまり行けていない。 12月30日、自販機巡りの日、お昼過ぎに太田君は桐生君の家の前に着いた。 桐生君の家から群馬までは高速を使わず、あえて一般道で行く、地図と五感だけが頼りだ。 自販機コーナーをいっぱい探したいから毎回違うルートを通る。 埼玉から群馬までの道のり、少し違う道路に入ると、 太田「おー、この道自販機コーナーありそう。」 桐生「俺チェックしておくから安全運転で頼むよ。」 自販機コーナーがありそうな道を見つけると目的地など関係なしに曲がってしまう。 そして脇道にそれると目的の群馬からはかなり遠ざかっていたりする。 第2話に続く |