第3話 太田「くそーオレンジなかなか行けないよ、腹も超減ったし、 このままじゃ飢えて倒れてしまうよ。」 と言いながら何度も同じ道をグルグル回る。 初めて走る暗く細い道に見慣れた赤い帽子にヒゲがあった。 桐生「あれオレンジハットじゃねーの?」 太田「あ、本当だ、これ初めて見るなぁ。」 と入ったのはオレンジハットの本店であった。 太田「こんなところに本店あったんだ、本店が発見できるなんて今日は素晴らしい日だよ。」 さっそく店内に入り太田と桐生は自販機バーガーと自販機そば、ラーメンをペロリとたいらげる。 時間は午後7時、二人とも8時間近く何も食べずにドライブをしていた。 桐生「ぶっ通しでこんな長い間メシ食わないで、俺たち何やってるんだろうね。」 太田「うまそうなメシ屋全部通過してこんな自販機フードなんか食ってるし。」 桐生「これが男の生き方だよ、俺は甘えは許さない。」 太田「はははは、俺たち一般人から見るとどうしようもないバカコンビだよ。」 人も少ないオレンジハットで遅い昼食をとったバカコンビ、また車に乗り込んだ。 太田「さて夜になって車も灯りも少なくなってきたし、これから自販機探ししますか。」 桐生「よし、じゃ今回は俺が地図でナビするから運転頼むよ。」 第4話に続く |