十兵衛が家の子になるまでのエピソードを書いてみました。
マスターのお話から始まる、我が家でのドタバタ劇をご覧下さいませ。

 
十兵衛が家の子になるまで << 説得編 >>
2002年、秋。ドッグカフェのマスターから持ちかけられたワンコの話。
「知り合いにラブの仔犬が産まれるんだけど、飼ってみないか?」
うひょ〜!!なんて素敵な話!!
ずっと飼いたいと思っていた。その願いに一歩近づいた瞬間。しか〜し・・・
会津の家は一軒家ではあるものの、田舎の和風のおうち。畳だし・・・。
ワンコ雑誌に出てくるような、かっこいいお家ではない・・・。
しかも「犬=外で飼うもの」という式がしっかりとインプットされている両親との同居。
でもぉ・・・でも・・・飼いたい!
早速、会津にTELしてみる。
    旦那    「あの〜、犬を譲ってくれる人がいるんだけど・・・」
    お父さん  「外で飼うのか?」
    旦那    「室内で」
    お父さん  「考えとく(ガシャ!)」
うぅ・・・・電話、切られた・・・。だめかも〜・・・だめかも〜・・・・でも諦めきれない!

別の日。再度電話攻撃。(ここからは、ほとんど詐欺!)
    旦那    「あの〜、考えてくれた?」
    お父さん  「だめだ。家が傷む」
    旦那    「いたずらしないように躾ければ大丈夫だよ」  ←しつけぇ? できてるか?

    お父さん  「大きいのか?家では無理だろ」
    旦那    「盲導犬にもなる犬種だからおとなしいよ。賢いし」 ←個体差あるだろぉ〜
    お父さん  「家の中が汚れね〜か?」
    旦那    「抜け毛は少ないんじゃないかなぁ?」  ←嘘つき! すげぇ〜抜け毛だよ!
    お父さん  「・・・(渋っている)」
横で聞いていた嫁が電話を奪い、援護射撃!
    嫁     「知らない土地に行くんで、やっぱり寂しいし・・・」
    嫁     「犬を飼うことで・・・それが楽しみになれば・・・(p_q*) 」
出たぁ〜〜!泣き落とし〜!! 最終兵器だぁ〜。
こう言われてしまうと、お父さんとしても無碍に断ることはできない・・・。
   お父さん  「しかたね〜な」
やった!! お父さん、陥落!!
ごめんなさい。お父さん。でも、ど〜してもワンと暮らしたかったの。

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