実録・捨てられた子猫の悲惨な末路を掲載から随分経ちました。久しぶりに捨てられた子猫の話ですが、今回はちょっと結末が違います。
〜〜〜〜〜〜以下戴いた投稿より転載(原文のまま)〜〜〜〜〜〜
私は横浜市でガードマン(もとい、ガードウーマン)をしています。その頃私は通行止めの現場に常駐していました。
ある日いつもの様に自分の持ち場に立っているとカラスが2羽、じーっと歩道脇の林を見ていました。そこはカラスが毎日食べ物を探しに来る場所なので、きっと何かおいしそうな物があるのだろうと思いましたが、ちょっと気になって見ていたのです。その時です!!いきなりカラスが何かを引きずり出し、くちばしでもて遊ぶかの様につつき、そしてくわえて空に舞い上がったのです。ニーニーと甲高い声があたりに響いていました。とっさに私は誘導棒を振り上げて走り出していました。するとそのカラスは2m〜3mの高さから口にくわえたモノを歩道にたたきつけたのです。最初はねずみかと思いましたが、恐々とそのモノに近寄ると(私は人のけがを見る事ができず、けがの話を聞いただけで気持ち悪くなるので)近づいてみると・・・それは子猫でした。もう死んでるだろうと思いながらよく見ると、かずかにお腹が動いていたのです。カラスが見ていた所には前の晩に降った雨に濡れたダンボール箱。そしてその中には3匹の子猫達が・・・兄弟がカラスに襲われている間、必死に助けを求めて泣いていたのです。泣く力もないその子の代わりに。私も、捨て猫を見てもいつもは黙って通りすぎるのです。おもいっきり後ろ髪をひかれながらも、飼えない事をわかっているから。でもその時は・・・カラスが少し離れた電線から、ずっとこちらを見ていたのです。少しでもすきを見せれば又襲いかかってきそうで、ほっておく事ができませんでした。
とりあえずぐったりしたその三毛をガーゼのハンカチで包み、他3匹はダンボールごと持ってきて(日差しがきつかったので)私の横にある看板の後の日陰に置いて、必死に励ましながら、車がとぎれる度に生きているか確認してました。三毛は衰弱しきっていて(肉がほとんどついてない状態だったのです)寝返りを打つどころか泣く力さえなく、お腹が動いてるのが唯一生きているとの主張でした。
仕事が終わると、私は獣医さんの元へ駆け込み、事情を話しました。いい先生で、2千円でミルク1缶、ほ乳ビン、注射器型のミルクを飲ませるもの2本をくれ、診療代はただにしてくれました。それでも三毛は「未熟児で衰弱も激しいし、この子はだめかもしれないね。とりあえずミルクを飲ませてあったかくしてあげるしかないよ」と悲しい一言。その日家に帰った私はたった1度、獣医さんがやってみせてくれたのを思いだしながらミルクをやりおしっこをさせて、ただひたすら「がんばれ!!生きるんだよ。」と語りかけていました。
翌日から3日間は仕事に連れていき、子猫達に片手でミルクをやりながら片手で誘導する日々が続き、4日目からは仕事を休んで実家に避難しました。ミルクをよく飲んでくれたのが良かったのでしょう。4兄弟はみるみる元気になりました。三毛も人1倍大声で泣いて30分〜1時間おきに起こされ、2日目の晩には、はいずりまわる様になりました。
インターネットで里親募集に載せたら、2匹はすぐに里親が決まりました。顔立ちの整った兄弟なので早かったのでしょうか。残念ながらその内の1匹は里親さんに渡した3日後に亡くなってしまいましたが、もう1匹はかわいがってっもらってる様です。残る2匹は・・・すっかり情がうつりまくり、人には渡せなくなっちゃいました。約1ヶ月半、三毛(姫と命名)は今では自分の足で立ち、走り回る様になり、少しだけどジャンプもできる様になりました。茶白(にぃと命名)はオスのせいもあり、元気すぎるほどで手をやいてます。母猫の顔を知らないせいか、やんちゃだけど甘えん坊で、だけどとーっても仲のいい2匹です。そして、生きる力を持っている子達です。
これからも大変な事が多いでしょうが、この子達といる限り私は幸せに頑張れる。 他の方達の話を読むと、この子達は運が良かったのですね。そしてこの子達と出会えた私も、めちゃめちゃ運が良かった。
奇遇な事に、この子達と出会ったのは私の誕生日の2日後でした。神様からの誕生日プレゼントだったのかもしれませんね。
〜〜〜〜〜〜引用以上〜〜〜〜〜〜
今回は間一髪のところで、無事助けられた話しです。それによって、猫は勿論のこと、助けた人まで幸せになれたという貴重なケースです。言うまでもなく、捨てられた猫は この様に、善意の人に拾われて幸せになれるケースも僅かですが何割か有ります。
しかし、だから捨ててよいということには間違ってもありません。誰にも発見されて いなければ間違いなくあのままカラスの餌食になっていたことでしょう。
そうでなくても当然餓死してこの世にいなかった事でしょう。
猫を捨てる前にもう一度考えて下さい。
捨てられた猫が今回の様に助かるケースは希なのです。しかし、現実に引き取ってくれるような 人がいる事は事実です。
捨てる前に里親を探す努力をしていれば、子猫の命を危険にさらすことも 無く、無事に解決したかもしれないのです。
そしてそう言った際に不妊去勢の必要性をしり、手術してしまえば、その後はそう言う苦労はなくなるのです。
どうぞ前向きな解決を考えて下さい。
このページの内容を多くの人に知って戴きたいので、是非リンクなどして戴ければありがたいです。勿論リンクフリーとします。
文責・Y.Kimura 2001.7.26