作り方


作 品       項目をクリックしてください。                  

  1. 竹   竿    UP ('99.4. 2)
  2. 竿   掛    UP ('99.4. 9)
  3. タモの柄    UP ('99.4.16)
  4. う    き    UP ('99.5. 4)
  5. 回転装置    UP ('99.6.30)



設 計
   作るへら竿の設計仕様を決めます。ここでは、10尺4本継ぎとします。

竹材購入

 購入する竹は、出来るだけ断面が丸く、傷のないものを購入します。竹の芽は出来るだけねじれの、
少 ないのを選ぶ事です。 表面のシミは古竹を使いますから、多少は仕方がありません。

  1. 穂先、竹の場合は、肉厚10mm以上の、青竹を購入します。グラス、カーボンロッドは、元径
    4〜5φのロッドを購入します。
  2. 穂持、竹竿材料店で、元径を調べてみますと7〜8.5φでしたから、元径7φ先径6φの材料を購入します。      長さは一律900mmです。.
  3. 3番、4番,穂持元径が7φですから、先径8φ、中間9φ、元径10φを1本、中間径10φ、元径11φを1本の     計2本購入します。 長さは1800mmです

切り組

 購入した竹を切る前に曲がりの修正(火入れ)を行います。次ぎに竹を切るわけですが、竹の節(芽)が
 先端から120mm、元側の80mmは芽が内側に入るように切って下さい。

  1. 穂先,700mm
  2. 穂持,800mm
  3. 3番,840mm
  4. 4番,820mm(尻栓の為3番より20mm短く切る)

糸巻き

 私の場合は、竹の割れを防止するために、切り組を終えたら先に、糸を巻きます。竹の先から100mmの
 処までヤスリで竹の表面を荒らして、根巻き糸をキッチリ巻芽の処にも、割れ防止の為に仮巻きで巻いて
 ください。

中抜き
  1. 穂持,私の場合現在は、中抜きをしていません。
  2. 3番,穂持の元径が7φですから、6〜6.2φで中抜きをします。
  3. 4番,3番の元径が9φですから、8〜8.2φで中抜きをします。
込み作り
  1. 穂先,元側4φで元側から50mmの処で、5φと成るテーパーをヤスリで付けます。
  2. 穂持,元側6φで元側から60mmの処で、7φと成るテーパーをヤスリで付けます。
  3. 3番,元側8φで元側から70mmの処で、9φと成るテーパーをヤスリで付けます。
込み口作り
  1. 穂持,4φの柳葉錐で中抜き、4.4φで深さ25mm、4.8φで深さ10mm
  2. 3番,6φの柳葉錐で中抜き、6.4φで深さ30mm、6.8φで深さ10mm
  3. 4番,8φの柳葉錐で中抜き、8.4φで深さ30mm、8.8φで深さ10mm

 以上の深さまで加工して、丸ヤスリで仕上ます。相手の込みにロウをぬり、軽く差し込み回すと当たっている
 処が光りますから、その光っているところを、注意深くヤスリで削り、ロウを塗った箇所が均一に光るように
 サンドペーパーで仕上げます。

尻 栓
 
4番の元側に付ける尻栓を、10φの丸棒から作ります SAO5.jpg

握り作り
 
新聞紙(全紙大)4〜5枚重ねて、以下の寸法に切ります。好みで枚数を変えて作ります。

SAO6.jpg

この様にカットした新聞紙を、5mm横に1枚ずつずらして、握り部分に木工ボンドで付け巻いていきます。
ボンドは最初に巻く位置の広い側の30mm位と、巻き終わりの30mm幅に塗り接着します。 

SAO7.jpg

巻いた紙と糸の固定

巻き終え乾燥させて、カッターナイフにて、テーパーを付けます。,仕上げにサンドペーパーで滑らかに
仕上げて竿尻側から手じり糸の4番で巻き上げていき、最後に薄く薄めた漆(カシュー)を1〜2回ほど
塗ります。

sao8.jpg

塗 装

 竹表面にサンドペーパーを掛け、塗料が着きやすくします。また同時に、芽の掃除整形を行い黒色の
漆(又はカシュー)にて口巻き部分の塗装、芽の書き入れを行います(芽は火炎形に)口巻き部分は糸
目が消えるまで(4〜5回)、消えたら仕上げ研磨を行い、完全に乾燥させて、エンジンウレタンのクリヤ
ーで全体を塗ります。この後銘を鉄筆で書き、墨入れをします。

胴拭き

 竹の胴部分だけは、本漆に勝る塗料は有りませんので、本漆を使用して下さい。本漆は私の場合,東
急ハンズ(江坂)店で,30gチューブ入り4200円で見つけました。胴拭きに使う布は、同じく東急ハンズ
で購入した漆用の摺りペーパーを使用しています。乾燥は風呂場に竿を置ける枕を作り入浴後に置い
ています。 (窓は開けておくこと)翌日には乾いており家族に怒られることはあまり無いです。
*注意 あまり風呂場の湿度が高いと塗装面が焼けます。  (茶褐色になるので注意)

最終仕上げ

 竿を接いで込みを修正します。塗装の分きつく仕上がっているはずですから、込みのほうを削り合わ
せた後、ロウを塗り込んで防水処理をし、全体をコンパウンドで仕上げます。

最後に竿袋に記銘、朱印を入れ完成です。               お疲れさまでした。

 以上でこの世に1つしか無い、マイロッドの完成でへらを掛けたときの、竿の曲がりがおかしかろうとも
市販品に無いものが味わえる事請け合います。何本も作れば、徐々に思いどおりの調子のものに、一歩でも
近ずけるものと確信しています。

教 訓(私の場合)  

 1,竹の中抜きをするときには面倒でも、割れ防止用に、仮糸を巻くことです。
 
 2.優しく錐を進めること。錐から切りかすを取る
 
 3.不必要に中抜きをしない。
 4.火入れに焦りは禁物(竹を焦がす元)
 5,塗装は十分に乾燥させてから、次の塗装にかかる。
 

    


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