1999年 1月10日 更新
	何年もの時を超えて、輝きが落ち着いた暖かみを持つようになった。そんな大人の男の持ち物をテーマにコレクションをしてきました。 現在興味は日本の男の（武士）持ち物に変わってきたので、これまでのコレクションを放出します。
	男性が身に付けていて一番自己主張出来る物。時計は時間以外にも多くのことを語ります。
	煙草に火を灯す一瞬しか人の目に触れず、しかも掌の中に見え隠れする。だから誰も気付きはしないけどこだわっていたい。
	休日、緑に囲まれて糸を垂らす。最新のタックルとは違いのんびり魚と対話する。 そして休日の夜、家族と会話しながら古い道具を手入れする。家族は何時も連れないのに楽しそうに話す私を変人扱いだ。
	モノはその役割を持ってこの世に生まれてくる。役割を終えたモノには現役のモノとは違い余裕があるように感じる。
	日本が生んだ極細彫刻の結晶＝根付。海外に多くのコレクターが存在し、彼らは皆根付に魅了され熱狂的だ。 根付を見ていると高い文化を持ったこの国に生まれて良かったと思う反面、この文化を捨て西洋に偏った事が惜しい気がする。 もっと残念なのは、海外の人より母国の我々が根付けや江戸の文化に無頓着な事。
	T's Collection