G200 Utilities 取り扱い説明書
このソフトはWindows95/98に対応してます。

for G200 Utilities Ver1.43 99/05/17 Update



1:導入
1.1 必須環境
OSWindows 95/98
VGAカード(AGP接続)Matrox Millennium G200 SGRAM AGP
Matrox Millennium G200SD AGP
Matrox Millennium G200SD 16MB AGP
Matrox Millennium G200 SE SGRAM AGP
Matrox Millennium G200 LE SDRAM AGP
Matrox Mystique G200 SDRAM AGP
Matrox Marvel G200-TV SDRAM AGP
Matrox MGA-G200 AGP
Matrox Millennium G200SD PCI
ハードディスクの空き容量2MB以上
メモリー16MB以上
対応プラットフォームSuper7/Slot1/Slot2/Socket370(Socket7系のM/Bはあまりおすすめではありません。)
※SDRAM版はオーバークロックに弱いのでご注意ください。

1.2 インストール
お使いになる場合はあらかじめお好きなフォルダをご自分で作成し、
そこに「g200v142.zip」を解凍してください。
起動ファイルはG200.exeです。


1.3 アンインストール
まず、G200 Utilitiesを起動し一般設定のアンインストールを選択します。
そしてこのプログラムを削除していただければ結構です。



2:使い方
2.1 レジストリのお手軽設定
ベンチマークモードベンチマークで一番良い結果がでる設定。
ゲーム用設定ゲームに特化した設定。Direct3Dのフィルタ等の機能をフル設定にします。
初期設定ドライバをインストールした時の元の設定に戻す。
緊急時専用モードSocket7ユーザーや一部のSlot1ユーザーで正常通りに動作しない場合の設定。


2.2 レジストリの設定
項目
説明
アナログジョイスティック対応アナログジョイスティックを使用する場合はチェックをつけてください。
垂直回期中にページフリップするこれのチェックを外すとDirectDrawの速度が向上します。
円の描画円の描画を高速化する
長方形の描画長方形の描画を高速化する
長円、楕円の描画長円、楕円の描画を高速化する
フォントをキャッシュリングするこれをチェックするとフォント(テキスト)の高速化。
ポリゴンの描画をアクセラレーションするポリゴン表示を高速化する
デバイスビットマップをキャッシングする効果は不明
DDCの影響を強くするチェックするとMatox Display UtilityのDisplayタブの設定が無効に。
ハイカラーモードハイカラー時高速化するかどうか。
テクスチャを圧縮して使用テクスチャ圧縮を使用するかどうかの設定。(機能しているかは不明)
拡大表示時にフィルタリングを行う。通常時はチェックを付けておくべき。外すと遅くなる。
AGP 2xを使用Socket7ユーザーの一部はチェックを外さないと動作しないことがあります。
AGPを使用通常はチェック付けたままで使用。
MMXの使用今時MMX搭載していないCPUでG200は使わないでしょう。チェックするべきです。
バス マスタリングを行う。これをチェックしていないとAGPのバスマスタリングを使用しませんが大幅に速度が落ちます。
結合書き込みを使用Direct3D使用時、VRAMに書き込むときの方法。
Anisotropic Filterを有効にするDirect3Dの画質を決定するフィルタをTri-Linear Filterを使わずに最も良いAnisotrpic Filterを使うかどうかの設定。
Palettized Texturesを有効にするFF7等のゲームを使用時有効。
Direct3DでレンダリングをするOpenGLレンダリングをDirect3Dで行う
ディザリングを有効にするカラーディザリングを有効にする。
32Bit時 ZBufferを有効にする32Bitカラーの時、ZBufferを有効にする
PowerDeskディスプレイプロパティに裏設定を表示させるMatox Display UtilityにAdvanced Setttingという項目をを追加。
仮想デスクトップを使用Windows98使用時仮想デスクトップを使用するかどうかの設定。
※かなり間違いがあると思うので指摘してください。

2.2 オーバークロックの設定
オーバークロックはG200が本来動作しているクロックを超えて動作させることです。クロックをあげることによって大幅な高速化が望めますが、リスクもあります。そのかわりRIVA TNTにも負けない速度が出せます。各個人の責任において行ってください。クロックをあげすぎることによって画面表示がおかしくなることがありますが再起動すれば直ります。
今回のバージョンからG200clk.exeに対応していますが、0.25ミクロン版のG200をお使いの場合不具合をかなり確認していますので極力Mystclkをお使いになるのがいいと思われます。



2.3 その他の設定
その他の機能としてCPU判定機能があります。この機能にはMMXや3DNow!やStreamingSIMD Extantionsの判定があります。それ以外にCPUの動作クロックも見ることができます。ただし、これはRDTSC命令に対応したCPUのみです。Cyrixの6x86等では見ることができません。

CPUの判定機能も付いておりこれは内蔵のデーターベースを参照してます。登録しているCPU一覧
Intel
・Merced?
・PentiumIII / Pentium III Xeon Processor
・PentiumII / Pentium II Xeon / Celreron (Mendocino) / Celreron (Convington)
・MMX Pentium / Pentium / Pentium OverDrive
・Intel DX4 / i486DX2 / i486DX / i486SX2 / i486SX / i486SL / WriteBack enhanced i486DX2

AMD
・K7
・K6-III / K6-2 / K6 0.25μ / K6 0.35μ
・K5

Cyrix
・MII / 6x86MX
・6x86 / MediaGX (RDTSC命令非対応のためクロック判定不可)

IDT
・WinChip 3
・WinChip 2 / 2A
・WinChip C6

Rise
・mP6
までカバーしてます。以上すべてのCPUで動作確認をとったわけではないですが、発売元の資料を参考にしているため信頼性は高いとおもいます。
ただし今後の状況の変化によって修正します。



3:FAQ
3.1 オーバークロックの耐性について
Millennium G200 SGRAM版には細かいリビジョンがあります。
G200はリビジョンが新しいほど動作クロックは高く、耐性もいいことがわかってます。
以下はモデル名と動作クロックの関係を示した表です。

G200のリビジョンと動作クロックついて関係表
モデル名201202203203a203b205205a206206a207207a208208a209209a209b209c209d210210A211212212A
16Bit 全解像度
32Bit 1024x768まで
8989898989898989898995959595959595959595959595
8Bit,24Bit 全解像度
32Bit 1024x768以上
6666666666666666667076767676767676767676767676

ここでいうモデルとはG200の裏に貼ってあるシールにかいてあります。「ASSEMBLED IN CANADA 2xx」の2xxのところを参照してください。
(CANADAの部分はTAIWANやUSAやCHINAの場合もあります。)


3.2 熱対策について
現在G200は0.35μプロセスで作られています。本来G200は0.25μを意識して設計したものですが、様々な理由で0.35μプロセスで出荷されました。
そのため当初の予定よりも発熱がひどくなってしまいました。G200に搭載されている大きいヒートシンクがそれを物語っています。
そんな状況でオーバークロックするということはより発熱をひどくするということで、ひどい場合はG200のBIOSが飛ぶこともあります。
そのためヘビーユーザーはG200に標準搭載されているヒートシンクを外し市販のヒートシンクファンに取り替えているようです。

最近0.25μプロセスのG200が登場したようです。これは今までのG200と違いヒートシンクが無く、発熱も大幅に抑えられています。
現在のところSDRAM 16MBオンボードのタイプがほとんどのようだが今後続々とそうなっていくと思われます。
今年はG400も出てくるようなのでG200も完成に近づいているのかな?


3.3 その他
G200はBIOSを書き換えることによってRAMDACのクロックを上げることやデフォルトのクロックを上げることが可能です。
それによって普通のMillennium G200 SGRAM版をMillennium G200 SEにすることが可能です。
ただしこれらの方法は保証が無くなるだけでなく、最悪の場合BIOSが飛ぶことがあるので初心者のためにあえてここには掲載しません。
多少のリスクはかまわないからやってみたいという方は、僕のホームページを参照してください。
シバのホームページ



4:その他
4.1 改版履歴
1.42 -> 1.43G200clkの登場に合わせてMystclk以外にG200clkにも対応させた。
ロングネームフォルダでオーバークロックの「起動時から有効」ができないバグを修正。
新しいCPUの登場にあわせてCPUデーターベースの更新
1.41 -> 1.42レジストリに「Cinepacの拡大再生に対応」を追加
レジストリに「3DNow!を使用」を追加(3DNow!の判定機能と連動)
レジストリに「トリプルバッファを使用する」を追加
レジストリに「AntiAliasフィルタ」を追加
レジストリに「Table Fog」を追加
レジストリ項目に新項目の追加と共にお手軽設定の設定を変更。
レジストリお手軽設定をSlot1とSuper7を判別しそれによって設定を異なるようにした。
使用VGAカード名呼び出すルーチンを変更することによって前より完璧にVGAカード名を表示できるようにした。
その他の機能に使用OS名とプラットフォーム名を表示できるようにした。
その他の機能のCPUクロックを小数点4桁まで表示ののみに変更。
Ver1.40から導入した新しいMystclk.com呼び出しコマンドに問題があるということで
Mystclk.com呼び出しコマンドを大幅変更した。
1.40 -> 1.41プライベートリリース
CPUの詳細の3DNow!判定機能が働いていないバグを修正
OC上限の引き上げ
OC最低を89MHz -> 70MHzに変更
CPU判定データーベースにPentiumIII Xeon / K7を追加
動作クロックが元の表示に戻ってしまうバグを修正。
レジストリの「仮想デスクトップの使用」がきちんと動作しないバグを修正
1.32 -> 1.40CPUの詳細の表示する機能を追加
G200の動作クロックをOC機能に反映できるようになった。
オーバークロック機能にインテル製のチップセットか他社製のチップセット使用しているか選択できるようになった。
0.25ミクロンのG200の登場にあわせてOCの上限を変更できるようにした。
G200の動作クロックのデフォルトクロックを変更できるようにした。
レジストリ設定の各項目の場所を若干変更。
お手軽レジストリ設定の設定を大幅変更。
細かいところを修正
1.32SE -> 1.32Mystclk.comをVerUpによりG200 PCIに対応しました。
1.31 -> 1.32SEG200の現在の動作クロック表示させる機能を追加。
バージョン情報にホームページへのリンクを追加。
DOS/V PowerReport用に作成したバージョン。
1.30 -> 1.31レジストリの起動時から有効にすると、元に戻せないバグを修正
8Bit、24Bit、32Bit時のオーバークロックの最大クロックを110MHzに変更
1.20 ->1.30レジストリの初期設定のAGPの速度を1xに変更。
オーバークロックに8Bitカラー、24Bitカラー、32Bitカラー用の設定を追加。
レジストリに「Quickdeskをタスクトレイに常駐」を追加。
Readmeを廃止しHTMLファイルに変更した。
16Bit時の最大クロックを130MHzから135Mhzに引き上げた。(玄人ユーザー向け)
使用CRTの表示。
Powerdeskのドライバのバージョンの表示
レジストリにその項目がないとき表示がでないバグを修正
レジストリにMystique G200用の設定「TVOutを使用する」を追加。
レジストリの設定をアンインストールできるようにした。
レジストリのAGP Speedの設定を強制AGP1x、強制AGP2x、自動設定(初期設定AGP2x)にした。
1.10 -> 1.20設定を変更したらメッセージを表示するようにした。
オーバークロックを設定したときメッセージを表示するようにした。
初心者でも簡単に設定できるようにレジストリのお手軽設定を追加。
レジストリ項目が増えすぎてわかりにくくなったのでジャンルごとに分けた。
レジストリに「SubPixel accuracyフィルタ」を追加。
レジストリに「カーソルの形を同期させる」を追加。
レジストリに「高速転送」を追加。
レジストリに「パレットの同期」を追加。
レジストリに各種ゲーム用設定を追加(Unreal、Need for SpeedV)
AGP2xの設定の値が間違っていたのを修正。(1から-1に)
WindowsNTでも動作していたのをはじくようにした。
1.00 -> 1.10Mystclk.comの場所を指定できるようにした。
オーバークロックの設定を保存するようにした。
起動時からオーバークロックの指定を有効にするようにした。
レジストリに「32Bit ZBuffer」を追加
レジストリに「Direct3Dでレンダリング」を追加
レジストリに「ディザリングを有効」を追加
0.90 -> 1.00レジストリにPalettized Texturesを追加
32Bit ZBufferingが無効だったので消去
0.90HPを出すということで作成したプロトタイプ。


4.2 開発環境
M/BSuperPower SP-P2BXA Rev.B
CPUIntel Celeron 300AMHz(450MHz)
MemorySEC製 PC100 128MB CL2
HDDIBM DTTA351010
VGAMillennium G200 SD 16MB 0.25Ver.
SoundSonicImpact S70
SCSIIODATA SC-UPCI
OSWindows98
ProgramDelphi 4 Professional


4.3 著作権、転載、連絡先など
このプログラムはシバに著作権があります。Mystclk.com/G200clk.exeはMr.Liew Khong Joe氏にあります。
転載についてはメールを送ってくれればOK。
メールアドレス: suna@ruby.famille.ne.jpまで


4.4 謝辞
メールをくれた方々、ホームページを応援してくれた方々、
レジストリ設定の間違いを指摘していただいたたいやきさん、βテストをしていただいたEnterprizeさんに感謝します。
そしてこのユーティリティを使って下さった方々ありがとうございます。


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