1989年発売
(曲目)
このアルバムは、Debbie Gibson の2枚目のアルバムで、デビュー・アルバムに較べて
格段の進歩が伺え、彼女の人気を決定づけたものになりました。この前の年には、当時14歳の
Tiffany が、全米NO.1ヒットを出し、ティーンの女性歌手に注目が集まり始めた時で、Debbieも
その高い作曲能力を含めた将来性を高く買われていました。前年には、Tiffany の方がメジャーな
存在でしたが、このアルバムが出た後は、その位置が逆転していきました。
このアルバムには、”Who Loves Ya Baby?””Electric Youth””We Could Be Together”
といった若さあふれる明るいポップなナンバーが多く、また一方では、”Lost In Your Eyes””No More Rhyme”
のようなバラードに大人の女性としての深みに成長の跡を感じます。
2枚目でこれだけの進歩を成し遂げたので、これは将来相当凄いスターになるのではと思ったのですが、
彼女の人気は、このアルバムでピークをつけることになりました。直近、彼女の最近のアルバムを聴きましたが、
バラード中心の大人の歌を聴かせています。このアルバムの頃は、子供っぽい面もあった彼女ですが、もうすっかり
成熟した大人の女性となっており、時の映り変わりの早さを感じましたが、まだ、彼女の才能は枯れた訳ではなく、
今後、再び、注目される時も来るかと思います。