<Escape>(Journey)

1981年8月発売
(曲目)

  1. Don't Stop Believing
  2. Stone In Love
  3. Who's Crying Now
  4. Keep On Runnin'
  5. Still They Ride
  6. Escape
  7. Lay It Down
  8. Dead Or Alive
  9. Mother,Father
  10. Open Arms

 1975年にデビュ−したJourney が、真のス−パ−・グル−プとして大ブレイクしたのが、 このアルバム"Escape"であります。最初は、ギタリストのNeal Schonを中心としたインストゥルメント 重視のグル−プでしたが、Steve Perry がボ−カリストとして加わってからは、ボ−カルの比重を高め、バラ−ドにも 食指を広げてファン層を広げていきました。そして、このアルバムから、キ−ボ−ドの Jonathan Cain が加わり、彼の作曲能力の高さが生かされ、よりハ−ドで優しいという相反する要素を 見事に両立させた素晴らしい、80年代を代表するアルバムが出来上がりました。
オ−プニングのDon't Stop Believingは、聴く者をいきなりJourney マジックに引き込んでしまう 明るいポップなナンバ−。少し甘いが苦みのあるチョコレ−トといったところか。シングルとしても 大ヒットしたWho's Cryingは、これこそ新しいJourney の一面を見せ付けた大傑作。渋いバラ−ドで ラストのNealのギタ−・ソロは泣かせます。ハ−ドなロック・ナンバ−も光っております。 Keep On Runnin' では、スピ−ド感あふれるサウンドが爽快です。また、Escape、Lay It Down、 Dead Or Alive と続くハ−ド・ロックでは、Nealの卓越したギタ−・テクニックが様々な場面で聴かれ、 また、Steve のハイ・ト−ン・ヴォイスでのシャウトは素晴らしく、特に、Lay It Down での ヴォ−カルは絶品です。最後のOpen Arms は、これだけで聴くと、ちょっと甘すぎると感じるでしょうが、 非常なハ−ドなナンバ−のあとで聴くと、ほっとするのです。まさしく、こってりした料理の後のデザ−トの ようなものなのです。
優れた演奏者と、ボ−カリストと、作曲者と、三拍子そろえば、良いものができるのは、至極当然の ことでしょう。
最近、再び、この時のメンバ−で再結成され、"Trial By Fire" いうアルバムが発売されました。 時間は、だいぶ経ちましたが、以前と変わらぬJourney のサウンドが聞けてうれしかったです。是非、 この"Escape"に負けない素晴らしいアルバムを出してほしいものです。

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