<Regatta De Blanc>(Police)

1979年発売
(曲目)

  1. Message In A Bottle
  2. Regatta De Blanc
  3. It's Alright For you
  4. Bring On The Night
  5. Deathwish
  6. Walking On The Moon
  7. On Any Other Day
  8. The Bed's Too Big Without You
  9. Contact
  10. Does Everyone Stare
  11. No Time This Time

 1970年代の後半、イギリスでは、既存の音楽に飽きたらない若者の間で、パンク・ロックが 一大ム−ブメントとなりました。それは、やがて、より新しい音楽を産み出す起爆剤となり、 1978年から80年にかけて、イギリスから、ニュ−・ウェ−ブといわれる新しい音楽の波が 世界に広がっていきました。Crash 、Pretenders、Boomtown Rats らとともに、そのニュ−・ウェ−ブの 中心となり、アメリカでも大成功をおさめたのが、このPoliceです。
 Rock Groupとしては、最少単位の3人編成ですが、レゲエのリズムを取り入れる新しさ、切れのあるスピ−ディ−な サウンドは、まさに新しい時代の音楽を感じさせ、若者を熱狂させました。
出したオリジナル・アルバムは、全部で5枚しかなく、活動時期も短かったですが、80年代前半に しっかりと足跡を刻み付けました。このアルバムは、その中の2枚目で、私は、一番キレのある アルバムだと思います。
Policeというと、まず、Sting が中心人物としてあげられますが、このアルバムでは、Stewart の曲が 3曲、3人の共作が2曲あり、全アルバムの中で、最も3人のバランスのとれたアルバムということが できるでしょう。
シングルとなりギタ−のアルペジオではじまるMessage In A Bottle を聞くと、おわかりでしょうが、 ドラムとベ−スで醸し出すリズムが、それまでの一般のロックよりも細かく、それがよりシャ−プな 印象を与え、この曲や、次のインストゥルメンタル・ナンバ−のアルバム・タイトル曲の Regatta De Blanc、It's Alright for You、Contact といったアップ・テンポの曲では、スピ−ドあるニュ−・ウェ−ブの サウンドを強烈に印象づけます。アップ・テンポ以外の曲のWalking On The Moon、The Bed's Too Big Without You では、Sting のはりのあるボ−カルが平板になりがちな曲調に鮮やかな彩りを 与えています。Stewart の曲のOn Any Other Dayや、Does Everyone Stare は、ややコミカルな色彩を 帯びており、アルバムの音楽性に幅の広がりをもたらしております。
現在は、3人ともソロ活動に専念しており、グル−プとしての活動は、停止しているのが残念ですが、 彼らの足跡をもう一度たどってみるのには、このアルバムは最適でしょう。

Policeの他のサイトへのリンク


Police Home(歌詞、ディスコグラフィ−、サウンド・ファイル、ギタ−・タブ)
THE POLICE (JAF Police Page) - intro(ブ−トレッグ紹介、サウンド・ファイル)
The Police Photos(Synchronicity World Tour [1983-84]写真集 )

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