5年度オフキャンプ情報

総評:野手では2年連続でMVPを獲得した大築が能力ダウンしたのが大きい。しかし、若手の成長も著しく全体としてはまずまずの結果であったと思われる。一方、投手は先発3本柱がそろって能力ダウン。他の先発陣もスタミナが軒並みダウン。一気に先発ピッチャー不足となってしまった。ただ、中継ぎ・リリーフ陣は充実してきており、コマは揃っている。貝原監督の手腕が試される年となりそうだ。

以下に6年度、1軍で活躍が期待される選手についてキャンプでの成長状況を示す。なお、表の中の青字はキャンプで能力アップしたことを、赤字は能力ダウンしたことを示す。

 

野手

キャッチャー

名前 指数
小田原 L S A - - - - - B A C D E D C 0 0 250 30

小田原:スタミナはダウンしたが、北海の正捕手の座はまだ譲れない。貝原監督も「小田原にはリードでがんばってもらえればいい。昨年のように投手陣を引っ張っていってもらいたい」と6年度もフル出場させる意向だ。

ファースト

名前 指数
鮫島 L P - C - - - - E A A A E C E 0 -1 270 36

鮫島:2年連続3割を打った鮫島も年齢には勝てず、スタミナ・長打がEに。しかし、足・眼はまだまだ一級品。6年度も北海のトップバッターとしてがんばってほしい。

セカンド

名前 指数
池坊 R P - - B - - - A A C E B B C 0 -1 260 21

池坊:北海ノーススターズ設立時からのメンバーだが、野手では一番の若手。懸念だった守備力がアップし、レギュラー定着を目指す。俊足を持ち、機動力野球の貝原監督好みの選手。

サード

名前 指数
天馬 L S - - - B - - B B A E C B E +1 -2 320 25

天馬:走・攻・守そろった選手だが、今キャンプでは打撃指数がアップし、北海トップの320となった。6年度は是非3割を打ってほしい。

ショート

名前 指数
岡町 B S - - - - A - B A D E C B E +1 0 260 24

岡町:今オフはキャンプによる能力変動はなかった。堅守と俊足が持ち味の選手だが、新人の福山の加入でうかうかしてられなくなった。さらなるパワーアップを期待したい。

外野

名前 指数
暮田 R P - C - - - A D C C D A B B +1 0 270 27
ニエセド L S - - - B - C S D B A B D A +1 -1 290 32
フェリックス R S - - - - - D C D A B C D A 0 +2 310 32

暮田:巧打・信頼・打撃指数がアップし(対左はダウン)、クリーンナップを打てるまでに成長した。華麗な守備もみせ、センターラインにはなくてはならない存在。

ニエセド:バッティングは5年度の本塁打王・打点王獲得からわかるとおり実証済み。さらに大リーグでも一級品の強肩は大きな魅力。キャンプではサードの守備力もアップし、6年度は内野でも活躍する場面が見られそうだ。

フェリックス:現役バリバリの大リーガーとして来日。打力はニエセド以上との声もあり、長打力不足だった北海打線にとっては願ってもない戦力となりそうだ。

指名打者

名前 指数
大築 R P - - - - - D E B C A A B A +1 0 290 34

大築:2年連続でMVPを獲得している大築だが、ついに持ち味の足がダウン。6年度は勝負の年となりそうだ。

控え

名前 指数
金丸 L P - - A - - - D C B C B B C 0 -1 260 33
平松 L P - C C D C - C A B D C B D 0 -1 240 25
R S - - - C - - E C B B B B C +2 +1 300 31
曽田 L P - - B - B - D B B C D D C 0 -1 280 30
福山 R P - - - - B - C C B E D B C 0 0 290 25
上総 R P - - - - - B A C C B B D B 0 0 260 31
村杉 R S - D - - - C C B D A D C C +1 0 270 38

金丸:堅実な守備と穴のないバッティングはまだまだレギュラー級。眼もアップし、池坊とのスタメン争いは見もの。

平松:実績・巧打・長打がアップ。一気に頭角を表した。内野はどこでも守れる。俊足を生かし、レギュラーを狙いたい。

団:北海打線の代打の切り札。実績・指数もアップし、今期はスタメン定着も狙う。

曽田:肩・足・眼がダウンし、スタメンは難しくなったが、まだ老け込む年ではない。

福山:新人だが、能力は守備・打力はプロでも通用する力を持っている。今後は何かアピールポイントが欲しい。

上総:5年度までは1軍での出場機会はなかったが、眼・実績・打撃指数がアップし1軍登録される見込み。守備力と長打力を生かし活躍を狙う。

村杉:38歳ながら、打力の能力ダウンはなし。まだまだ若手には負けていられない。

 

投手

先発

名前 回復
窪田 Ls A+ 138 A A B B A A 24 33
朝野 Rs B 146 C C C C A B 24 30
橋場 R A 144 C B C B A C 26 31
三井 R B 148 C B C D C B 26 23
笠木 Lu B 144 A C B B D C 22 30
沢口 L A 142 B A B D B C 26 37

窪田:5年度は最優秀防御率を獲得したが、キャンプで球速がダウン。他の能力でどこまでカバーできるか、今シーズンが正念場だ。

朝野:最大の武器である球速がダウン。2年連続での能力ダウンに貝原監督はショックを隠しきれず。

橋場:先発投手としては厳しいスタミナのダウン。しかし、先発投手不足の中、代わりの投手はいない。回復はアップしたのでフル回転でがんばって欲しい。

三井:貝原監督期待の投手。キャンプで速球に磨きがかかった。まだこれからの成長にも期待がかかる。

笠木:切れのある速球が武器の投手。球速はアップしたが、スタミナはダウン。貝原監督は「当然中継ぎでもがんばってもらう」と発言。監督の期待にこたえて欲しい。

沢口:37歳ながら、まだ能力は十分。北海投手陣の精神的な支えとして、存在感を示す!

中継ぎ

名前 回復
矢井 R B 142 B C B A B D 26 24
唐沢 R D 138 A C C A A D 24 24
光本 R A 140 B B B C B D 24 30
坂間 Rs A 142 D A D A B E 22 23

矢井:新人ながら、中継ぎの中心的存在となりそうだ。制球力が身につけば、押さえにもまわれる力を持っている。

唐沢:貴重な存在の軟投派投手。球速はないが、切れのある変化球、重い球質、高い投球技術は北海中継ぎにはなくてはならない存在である。

光本:キャンプで安定感が増した。今後はもう一つ力をつけ、存在をアピールしたい。

坂間:問題だった安定感がEからDへアップ。制球・球質はプロでもトップレベルなので、今後が楽しみ。

抑え

名前 回復
小木曽 R A 138 B A A B A E 26 34
安西 L A 144 A C B B A D 22 32

小木曽:34歳だが、キャンプでの能力ダウンはなし。6年度も5年度に続く活躍が期待される。

安西:球質がアップし、今年も北海の守護神は健在。小木曽との勝利の方程式は今年もたくさん見られそうだ。