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| いよいよ、離陸して高度が上昇し、気圧計も徐々に下がり始めました。 |
| 耳も痛くなってきました。現在、機内の気圧は
995 hpa です。 |
| だいたい気圧が 5-10 hpa
変化すると、つばを飲み込んでいます。 |
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| そろそろ、水平飛行になったようです。機内の気圧は
828 hpa です。 |
| 気圧計によると、この気圧は 1,630 m
の山に登ったのとほぼ同じです。 |
| 機内アナウンスで、現在の高度は
26,000 フィートだそうです。 |
| 1 フィートは約 0.3
メートルですから、約 7,800 m
の高度です。 |
| 今日の便は、東京−大阪間なので飛行時間も短いせいか、高度もそれほど |
| 高くとっていないようです。 |
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| ところで、現在の機外の気圧は、いったいどれ位なのでしょうか? |
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| 旅客機は一般に、1万メートル前後の高度まで、上昇するそうです。 |
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| この時、外の気圧は地上の約4分の1で、気温はマイナス40度以下になると |
| いわれています。これでは、すぐに酸素欠乏症になってしまいます。 |
| そのため旅客機には、客室与圧装置と空気調整装置があり、気圧と温度を常 |
| に調整しているのですが、地上と同じ気圧を維持するためには、機体の構造を |
| もっと丈夫に造らなくてはなりません。その結果機体の重量が非常に重くなっ |
| てしまいますので、徐々に気圧を下げるように調整しているのです。 |
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| また少し耳が痛くなってきました。ディセンド
(降下) し始めたようです。 |
| つばを飲み込んで少し我慢しましょう。 |
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| 後日搭乗した、東京−札幌間では、高度
37,000 フィートで、機内の気圧は |
| 785 hpa まで下がりました。 |