06 春

冬深むブルトーザが山崩し  山間のぬかるむ道や日脚伸ぶ

寒ぬくし光り眩しき尾根の道  春浅し虚子のやぐらを訪ね来し

風光る空に聳ゆる大鳥居  横笛の音色の冴ゆる里神楽

新しき鳥居連なる寒の明け

「里神楽」                      「伊勢山皇大神宮」

Chopin 幻想即興曲 By