平成19年に
俳句を始めて7年目の正月です。平凡に句作をしていますが良き師、
良き句友に恵まれてここまでやってこられたことに感謝をする次第です。
今年も気を新たにして心のこもった句が作れればと念願しています。
06 冬
へっついの火の赫々と秋暮るる 駒下駄の並ぶ店先秋晴るる
秋めくや天神様の紙垂古りし 虚子立子記念館なる紅芙蓉
千体の千手観音秋深む 初紅葉御所の檜皮の屋根の照り
踏み締むる廊の矢傷の露けしや 香焚きて息災願ふ秋麗ら
虚子立子記念館の紅芙蓉 京都御所
BGMは より
ピアノソナタ「月光」op.27〜2より第1楽章 Von Beethoven ;この曲をベートーベンは幻想曲風ソナタと呼んだ。
当時ピアノ教師をしていた伯爵令嬢シュリエック、グイチアルデイに捧げたものといわれる。