開けましてお目出とうございます。平成20年を無事に迎えることが

出来たことに感謝をしています。今年も月遅れの俳句を発表して参ります。

宜しくお願いいたします。

                  '07/8〜11月 

               砂利道に足音沈むや梅雨の蝶        燃ゆる日の記憶重たし原爆忌

          陋屋の梁のくろぐろ盆用意         温室の高窓ひかる花野雨

          外灯に守宮張りつく夜のしじま       軒下に干され唐黍日をはじく

          畦川の堰のせせらぎ星逢ふ夜         民宿の外灯くらく蚊喰鳥

          休耕田泡立ち草の野となれり        ユーカリの幹の捩れや秋澄めり

          唐獅子の細き目元や秋霖雨         指先の切り傷疼く夜長かな

軒下の唐黍                       飛騨 三之町通り

BGMはより
ヨハン.フリードリッヒ.フランツ.ブルグミュラーの25の練習曲第13番OP.100-13[なぐさめ]