「朝」'08年5月〜6月号掲載

(2月投句)

午祭巫女の清しき白袴    焙煎のかおり漂ふ春の午後

妹と旧き話を切山椒    まんさくや歩く漢は空を見て

(3月投句)

静寂の瓢箪池や椿落つ    罅割れの寺の表札梅散れり

三椏の花の匂へる寺日向    石油基地銀色にして春逍遥

みなとみらい’08                    石油基地
BGMはより戴きました。
あまりにも有名なサン=サーンス、シャルル・カミーユの
組曲「動物の謝肉祭」より白鳥(連弾)