俳句誌「朝」掲載

平成22年7月号掲載(4月投句)

遙かなるガダルカナルよ花万朶   停まりをるエスカレーター花の昼

鎮魂の靖国の杜花満ちる       遅桜街灯一基点滅す

毎年の事ですが桜の花の咲くころのなると自然に靖国に足がむかう。同じ年頃の若い人達の霊を

慰めたい気持ちを向こうから呼んでいるのかも知れない。今こうして平和に暮らしているのが

考えてみれば夢のような気持ちである。私も若しかしたら草むす屍だったかも知れないと思うのです。

ガダルカナ島のことについては私の ['07/4月のHP]靖国神社の写真をクリックすると

次ぎに展開するページに詳しく述べたので 心あらば是非とも読んでいただきたい。

8月号(5月投句)

蔵町や卯月の雨の降りしきり   旅果ての沼渺渺とさみだるる

大屋根の緑青の光り五月来る    時の鐘響きわたるや五月闇

時の鐘                         蔵町通りの床屋さん

定例の五月吟行を川越で行った

9月号(6月投句)

朝靄の忽ち晴れて未草   蒟蒻の花咲く野辺や雨意兆す

粗朶積める小谷戸の里や万緑裡   菜園のサラダ菜伸びて夏至の雨

富士ヘルスccでのゴルフで朝靄の晴れた時の瞬間は感動的。

BGMはより
Chopin 練習曲作品25より第一番変イ長調op25-1「エオリアンハープ」(牧童の笛ともいわれる)