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 俳句誌「朝」掲載

      

    平成22年10月号掲載(7月投句)

         えぞ百合の揺れの激しき北岬          さいはての岬に立つや雲涼し  

        夏霧の忽ち消えて帆かけ岩           海近き街の静けさ夏夕べ   

       

   えぞ百合                                           夏霧 

釧路の夏はすばらしい。釧路から東に走ると厚岸の漁港ありその先端の厚岸半島には

厚岸自然公園がある。夏霧深い公園にはえぞ百合、あやめなどが群生する。              

  

             11月号(8月投句)         

           夕波の岩に砕ける浜おもと       師の句碑に言葉いただく浜おもと     

         稲垂るる筑波山の峰に雲一つ      剥がれをる位牌の漆秋暑し      

        

                 浜おもと                                          眸先生の句碑              

     

12月号(9月投句)

                               

        群れ飛んで塩辛とんぼ風呼べり      起重機の群れ立つ港秋めけり       

       磴を踏む一歩の軽く今朝の秋       秋燕土間の真中に4斗樽         

       

遠山に日の当たりたる枯野かな                                   横浜港一望    

BGMはより戴く

Chpinのノクターン第一番op9-1より