俳句会誌「朝」

平成23年4月号(1月投句)

鎌倉の海燦燦と淑気満つ  不揃いの母郷の餅や屠蘇祝ふ

日を溜めて早咲の梅匂ひける  丹沢の青を極める冬の空

鎌倉の海                建長寺にて

5月号(2月投句)

鳥帰る筑波山の風を膨らませ   きらきらと利根川の流れや2月来る

雨戸繰る音の重さや夕朧   風光る隅田川の流れ悠々と

隅田川のスカイツリー               雷門

6月号(3月投句)

最果ての海の蒼さやごめ渡る  晩翠の古びし旧居草萌える

延々と欅の並木夕朧   日曜のまんさくの花日に眩し

松島湾のごめ              松島寸景