迷走録 2008年2月


 

平成20年2月3日

最近は、TOEICの語彙をやったと思えば、ロングマン英和辞典で1000語レベルの単語を覚えようとしたり、はたまたZ会の英文法の問題集を取り出してみたりと、落ち着きがありません。そろそろ本腰を入れてやろうかなということはあるのですが、それなりに手間と暇と根気がいることなので、ついつい気の向いたものを手当たり次第にやって逃げてしまっています。まあ、3月のTOEICも申し込んだことだし、新しいことは4月からでもいいかなと思ったりもしています。

最近は、ほとんどフィードバックのメールも来ないので、まあ、とりあえず気が向いたことを迷走録にぼちぼち書いていくことにします。

 

平成20年2月17日

数年前に読んだロンブ カトーの『わたしの外国語学習法』 (ちくま学芸文庫)を何気なく手にとって読んでみたら、おもしろかったので一気に半分ほど読んでしまいました。上達するには週に10時間から12時間学習する必要があるというところに納得しました。私の場合、ノルマにしていたTOEIC対策が毎日1時間20分ほどで、それ以外にもやりましたので、最低でも週10時間くらいにはなっていました。もちろん、やらないよりは、少しでもやった方がいいとは思いますが、効果的に伸ばそうとすると一定期間週に10時間から12時間の学習を目標にするといいのではないかと思われます。

それから、妙に納得したのは、男性の中には、語学習得に関しては女性に比べて不利な人が多いというくだりです。前に読んだときはおそらく読み過ごしていたのだろうと思いますが、ほかにも実感するところがたくさんありました。院生としての細かな研究から離れて、純粋に英語上達のために英語に接したのですが、常識として効果的な学習方略等は頭に入っていたので、効果的に学習できたのだと思います。その体験を踏んだので『わたしの外国語学習法』を読んで納得するところが多かったのだと思います。この本は、学習方法を切実に探している人よりも、ある程度自分の学習方法を確立して成果を実感できている人の方が楽しく読めるかも知れません。訳に癖がありますが、訳が苦にならなければ楽しめると思います。
 

 


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