★RP(容認発音)って・・・・
RP(Received Pronunciation:容認発音)とは、もともとは、英国の南東部の教養ある人々、オックスフォード大学、ケンブリッジ大学、パブリック・スクールで話されていた英語です。 |
☆パブリック・スクール・アクセント パブリック・スクールとは何ぞや?public(パブリック)というからには公立かな、と思いきや、イギリスの公立校は「state school」、私立は「independent school」。この私立校約2500校のうち、約230校が校長会議のメンバーで、パブリック・スクールと呼ばれるのです。イートン校とか、ラグビー校とか、つまり名門中の名門ですな。 このパブリック・スクールでは、13から18歳まで中高一貫教育が行われ、有名校ではだいたい全寮制です。学校によって独特のスラングがあるようですが、こういった学校で話される英語がパブリック・スクール・アクセント。「アクセント」といっても、発音だけではなく用法等も含まれす。たとえ労働者階級の出身でも、全寮制という閉じた世界だし、笑いものになるのがいやだから、みんなパブリック・スクール・アクセントに直す傾向にあるようです。 ☆オックスフォード・アクセント 「パブリック・スクール・アクセント」と同様に、RP(容認発音)の一種。「パブリック・スクール・アクセント」と同じ意味で使われることもあります。 ちなみに、ケンブリッジでも「オックスフード・アクセント」が使われているんですけど、「ケンブリッジ・アクセント」という言葉はないようですね。オックスフォードとケンブリッジを合わせた「オックスブリッジ」という言葉があり、「オックスブリッジ・アクセント」という言葉は使われるみたいです。なんだか不公平な気がしますが(笑)。 といっても、オックスフォードの学生全員は「オックスフォード・アクセント」を話しているわけではありません。パブリック・スクール出身者は約半分だし、留学生も多いし。大学生といえばもう大人、パブリック・スクールと違って、みんな無理になおそうとはしないようです。 |