アリスの世界

アリスの世界が できるまで

作者// ルイス・キャロル

オックスフォード をたずねて

☆オックスフォードをたずねて・・・・

“大学の中に町がある”といわれるオックスフォードは、世界屈指の学問の地。皇太子様が学ばれたMerton　College（マートン・カレッジ）と並んで有名なのは、もちろん、ルイス・キャロルがいた壮麗なクライスト・チャーチ。オックスフォードって、どちらかというとかちっとしたイメージがあるんですが、ここはコッツウォルズのはしっこ、中心地をはずれると、実はキュートな街並みが隠れているのですヨ。それぞれのカレッジの庭もたいへん美しく、街並みそのものも十分楽しめると思います。それにしても、さすがと言おうか、オックスフォードには本屋さんが多い！

★クライスト・チャーチ★ 中は広くて、見所はたくさん！中庭は、オックスフォードで一番の大きさを誇っています。キレイに刈りこまれた緑がなんともさわやかでした＾＾。 キャロルが副館長として働いたことのある図書館に一角には、アリス・リデルが使っていた本棚が２本置かれていて、今では世界各国から送られてきたアリスの本が納めれているといいます。残念ながら中には入れません。きっと、研究者たちのじゃまになるからでしょうね。昭和初期に出た日本語版もあるそう。 ステンデグラスで飾られた大聖堂は、12世紀にたてられたもので、オックスフォードでは最も古い教会のひとつ。大聖堂であると堂時にカレッジのチャペルでもあるという、世界で唯一の教会です。中央にあるステンドグラス、アレキサンドリアのキャサリン像は、アリスの姉エディスがモデル。教会に自分がモデルのステンドグラスなんて、さすが学寮長のムスメですねぇ。しかもバーンジョーンズ作！ ←↑アリスの妹、イーディスがモデルのステンドグラス 中庭を抜けた別棟のホールには、長テーブルがずら〜り。キャロルがいつも食事をとっていた食堂、今でも、公開されていないときはその役割を果てしているとか。壁には有名人のポートレートが並んでいて、ルイス・キャロやアリスの父親のヘンリー・リデル学寮長の絵もあります。なんといっても楽しいのはステンドグラス。「アリスのキャラクターがこっそり隠れている」といわれて、探すこと探すこと。そしてあきらめかけていたとき、とうやく発見！入り口から見て脇の壁の、真ん中辺です。小さいけど、あった、ありました、かわいいキャラクターたち！じ〜くり見ないと見つからないけど、なかなか遊び心にあふれていますよね＾＾。

クライストチャーチの大ホール	ステンドグラスの隠れキャラの ひとつ、ハートのクイーン。

★Alice's Shop★ クライスト・チャーチの目の前、セント・オルデイツ通りにある、アリス・グッズ専門店。赤い看板が目印のかわいらしいお店、ここは何があっても訪れるべき！『鏡の国のアリス』に登場する羊の店のモデルで、かつては食料雑貨店、アリス・リデルたちもお菓子を買いにきていたそうです。そんなに広くない店内、ところせましとアリス関連グッズが並べれています。もう、見てるだけでも十分楽しい！！ わたしが買ったのはアリスのカード、そして、『不思議の国のアリス』の原本となった『地下の国のアリス（Aloce's Adventures Underground)』１０ポンド。もちろん、販売用に印刷されているのですが、ちゃんと、キャロル自身が書いた字と絵がのってて、古く見えるようにわざと黄ばんだ紙を使ったり、少し汚してあったり、まるで自分がクリスマスプレゼントをもらったアリスちゃんのような気持ちになれる！（“アリスの世界ができるまで”参照）。これは貴重でしょ？もっともっといろいろ買いたかったよ〜。

Alice's Shop 83 St.Aldates, Oxford OX1 1RA 01865-723-793 ＨＰへＧＯ！（英語）

『鏡の国のアリス』に出てくる羊の店。 「店はあらゆる種類の珍しいものがいっぱいつまっているようでした。−何よりも変だったのは、どのたなも、何が載っているのかちゃんと見分けようとして、じっと目をそそぐたびに、そのたながいつもからっぽになってしまい、回りの他のたなだけが、あふれるほどいっぱいにつまっていることでした。」こんなお店、困りますね（笑）

アリスのカード。絵がかわい〜。全部飾りたいけど、とりあえずはしまってます。