★S-Wordsとは? “S-words”って言葉、聞いたことありますか?Sとは swearing 、つまり、「ののしり、悪たれ口」という意味です。swear なんて聞くと、「誓いま〜す」みたいに響きますが、「悪態(あくたい)をつく、ののしる 」という意味のあるんですね〜。もっとも、実際にののしるわけではなく、「強意のためだけで、ほとんど無意味に添えられるもの」。 紳士・淑女の国とは言いながら・・・・そこはやっぱり人間だもの、実はイギリス人、けっこう swearing people だったりするらしい。なんか意外ですけど^^。 わたしとしては、S-words を身に付けようとは思ってませんけど、せめてケンカ売られたときぐらい分かりたいし(笑)。代表的なものだけ、ほんの少〜しあげときますねぇ。 とりあえず、代表は、“bloody”。イギリス映画でコレ出てこない方が変なぐらい。もともと「血なまぐさい」といった意味ですけど、S-wordsとしては強意のためだけ特に意味なし。“Bloody good”やら“Bloddy awful”に使われたら「すっげー○○」ってな意味合いかしらん。 ステイ先のホストファーザーがよくこの“bloody”使ってました(笑)。彼はもともと温厚な人だけに、かえってその言葉がおもしろかった。「今何時〜?」って聞くと、 “Two-bloody-thirty(2時半)”って。そしてホストマザーにたしなめられる(笑)。「んもう!そんな言葉遣いばっかりして。Emi に変な英語がうつったらどうするのっ」って。・・・・大丈夫、うつったのは“Rubbish”(くだらん!)だけです(笑)。 S-wordsとして有名なのは「くそっ/ちきしょー」に値する数々でしょうね。“Shit!”や “Damn!”はあまりにもメジャー。イギリス人だって、“Fu○k you!”を使う人は使うらしいですけど、これ、レディはやめときましょーねー。 そういえば、アメリカ人の男の子の友達がいたんですけど、彼ったら機嫌悪いときは、何かと名詞の前に“fu○king〜”がついてましたよう。あと、人の文句をいうときは、何かと“Ass-hole!(ばか)”って。イギリスだとつづはArse−holeでっす。なんでまた、arse「おしり」が使われるのか謎ですけど(笑)。 男性を侮辱する語でメジャーなのが“Bastard(ろくでなし)”、女性には“Bitch(雌犬)”。でも、あんまり使っちゃいや〜ん。 |
★王室だってS-Words♪
さてさて、王室の人はそんなお下品(?)な言葉、使うはずがない。。。と思ってしまうところですが・・・・実はそうではないんですねぇ。 1982年7月12日、バッキンガム宮殿の女王の寝室に、男の人が進入するちいう事件があったそうです。そのとき女王は慌てず、助けがくるまでその男と話をして時間をを稼ぎました。そしてやっとこさ助けがくると、警察にこのセリフ。 Oh, come on! Get a bloody move on! 「何をしてるんだ。早くせんか!」 んまぁ(笑)。 もうひとつ、おもしろいのが、チャールズ皇太子の話。彼はもともと、毒舌にことかかないお人だとか。長男のウィリアム王子が生まれたとき、故ダイアナさんがお産をした病院の玄関前で、群集の祝福を受けます。 Nice one, Charlie, Let's have another one! (いいぞ、チャーリー。もういっちょうどうだい) これもすごいですが(笑)、そこですかさずチャールズ皇太子。 Bloody hell, give us a chance!! (おいおい、こっちにも都合があるよ) だって。 日本じゃ、ありえない光景だわ〜。 |
★驚きの表現
小さい頃、外国人のイメージといえば・・・・肩をすくめて“Oh my god!”(笑)。 S-Wordsで驚き(失望、感嘆なども)を表現することも多いです。イギリス人でいえば、“Bloody hell!”(ばかな、何てこったい!)が超有名。 ののしり言葉もそうですけど、神様関係の言葉、よく使われますよね。 Oh my god!/Oh god!/Good god! Jesus Christ! For God's sake!!(なんてこと、ひどい) 確かに、本来の意味は消えているにしても、あんまり軽々しくは使わないほうがいいみたいです。わたしも、よくとっさに「おーまいが!」って言っちゃうんですけど、英会話の先生に注意されたことあり。「もし相手の人が信々深い人だったら不快に聞こえることもあるから、注意して使いや〜」って。「god の変わりに、gosh を使うとかね。」って。ふうむ、"Oh my gosh!” イギリス人女性の驚きといえば"Oh, dear!(あら、まぁ!)”。イギリスにいたころはわたしもコレ、連発してましたん。でも、日本じゃあんまり濫用してないですね。よく日本の本とかに「年配の女性が使う」なんて書いてあるし、アメリカ人の先生には「うわぁ、イギリス英語」とつっこまれるし(笑)。イギリスじゃ、女の人は年齢問わずけっこう使ってましたけどねぇ。 その他、Good gracious!/Gracious me!/Goodness gracious!!など。優雅そうですけど、ちょいと古風かな。 映画なんかで、Oh lord!/Oh good lord!も聞きますよね。 『マイ・フェア・レディ』で出てくる“Good Heavens! ”が個人的に好きなんですけど、ちょいと古風だし、使う場所ないな(笑)。 |