キセキレイの子育て - 2
上高地で繁殖し、子育てをしているキセキレイ
親のあとを追うヒナ
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親鳥はヒナにエサを与えると、すぐエサを探しに飛ぶ。
ヒナは「親がいつでもエサを持っている」と思っているのか親の後を追う。
尾羽を振り振りチチチィ チチチィ チチチィ... と啼きながらエサを欲しがる。
親は無視して飛び立ったが、10分近く戻ってこなかった。
ヒナは絶えず尾羽を振って、チチチィ チチチィ チチチィ チチチィ チチチィ ...
ヒナの腰の動きが目立つので、天敵の目にとまらないか心配した。
親の戻りが遅いと、ヒナの啼き声が寂しげにも聞こえた。
実は、親は離れた場所にいるもう１羽のヒナにも餌を運んでいた。
ヒナは親の戻りを待つ間、羽ばたきや、ノビもした。
このときだけは啼かなかったが、またチチチィ............
親を待つ... そして親をみつけた
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戻ってきた親を見つけたヒナのくちばしは、チチチィ チチチィ チチチィ...
くちばしも、翼も、腰も、動きが著しく速くなった。
ヒナの体力が消耗しないか、と気づかうほど。
ヒナのもとへ
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ヒナがどこへ移動していても、親鳥はちゃんと戻ってくる。
ヒナはエサを受けやすいように、くちばしを大きく開いて待つ。
翼と尾羽を上下する動きが、なお激しい。
親を見つけた雛
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親鳥は、いっぱいに開いたヒナのくちばしにエサを上手に入れた。
しっかりエサを
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ヒナが親のくちばしを奥まで入れたのか、親がヒナに入れてやったのか、
ほんの一瞬で、しっかりエサ（水性昆虫など）を受け渡す。
再び飛び立つ
