北海道・硫黄山・エゾイソツツジ

硫黄山の枯れ木群

硫黄山から川湯温泉につづく遊歩道があります。
硫黄の噴気で麓にすぐ近い木は枯れ、死の世界。地獄絵のようでした。

枯れ木群を通り過ぎると、ハイマツとエゾイソシロツツジ。
その先はエゾイソツツジの大群落になります。

他の木々が育たない地にエゾイソツツジだけの群落がありました。
四方八方の大群落です。

エゾイソツツジはツツジ科の仲間で、東北地方から北海道の山地に分布しています。
エゾイソツツジの花は６月中旬から７月上旬にかけて、一面に咲きます。

エゾイソツツジの葉は細くて濃い緑葉。葉の香りが良いので、
アイヌはエゾイソツツジをハシボ（小さな灌木）と呼び、
２・３枚の葉をお湯に浮かばせ、お茶としたそうです。
英語でもイソツツジのことをマーシューティー（温原の茶）といいます。

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