TOP PAGE

史 なわばり争い -1

縄張り争い・威嚇・長鳴き、チョーキング
縄張り形成時、縄張りの取り合いから起こる「なわばり争い」です。

蕪島・太平洋側のパノラマ風景 ウミネコのコロニー(ウミネコの集団営巣地)

ウミネコの縄張り争いについて...
 ウミネコは群れで集団生活する特徴があるため、繁殖地では、1つがい当たり1メートル四方の縄張りが密集しています。縄張り内で、求愛給餌、巣づくり、交尾、産卵、抱卵、孵化、育雛などの繁殖生活と、休息などの生活の全てが行われるため、好条件の縄張り(抱卵参照)を確保する必要があることから、縄張りを取り合う争いが生じます。
 また、形成した自分の縄張りを守るため、その縄張りへ接近・侵入してくる個体と争いが起こります。
 さらには、メスをめぐって争い、戦うことも.....。
繁殖期、縄張り争いが絶えません。

嘴(くちばし)を使って、噛み合う争い

縄張り争い時、嘴で相手の翼や尾羽を噛み、引っ張る争いもありますが、頭、首を噛む争い、嘴を噛み合って引っ張り合う争いは強烈。なかでも嘴を噛み合って引っ張り合う争いはとくに強烈。


お互いに嘴を噛み合ったまま、ジッとした状態で、にらみ合いが15分以上つづくこともあります。

写真左 お互いに嘴を噛み合う場合
写真上 一方的に嘴を噛む場合
争いは、引っ張られないように足を前に出して踏ん張り、翼開長1メートル20センチの翼を羽ばたき、その力を利用して、嘴で引っ張り合います。

ウミネコの大きな翼が羽ばたく風圧は、ヘリコプターが昇降時のように、枯れ草を飛び散らし、ウミネコの翼が地面をたたく音がパタパタパタ... と。

羽ばたきながらの引っ張り合いが2〜3分つづいた後、やっと嘴を放した。
嘴を放された個体は足が地面から浮いたため、尻餅。尾羽で転ぶのを なんとか防いぐ。
まだ、にらみ合ったまま。

ウミネコは引っ張り合っていた嘴を放すとき、わざと相手が引っ張る方へ更に力を加えて突きとばし、転倒させる離れ方もします。 お互いに離れた後、戦闘再開することも非常に多い。

尻餅をついたウミネコは、すぐに起き上がり、嘴を大きく開いて威嚇する。

争いの後によく見られる「長鳴き行動」をします。

「長鳴き行動」の動作は、次の「長鳴き」をする動作と一連の動作です。

「長鳴き」の直前、頭を下げて股の下から覗くような格好(その格好は天橋立でも見るかのようです)をして、抑え気味の「ウゥー」という息詰まった低い声で鳴き、急に頭を振り上げ・・・

「長鳴き行動」
頭を斜め前方に出して、嘴を大きく開き、響く声で「アー ハッハッハッハッ ハーー」と長く鳴きます。
長鳴きの声は、トランペットの響く音のようです。

長鳴き行動は繁殖期、威嚇や縄張りを主張するときに見られます。

この行動は「チョーキング」といって、
長鳴きの直後、首を前後・上下に激しく振りながら餌を食べているようなポーズをします。

「クァッ クァッ クァッ・・・」と鳴きながら、地面から数センチ上を嘴で突っつくような動作をする、この行動は、「ここが私たちの巣よっ!」と縄張りを主張する動作です。

ペアで長鳴きして、縄張りを主張する。
侵入個体を追い出す争い

ウミネコ CONTENTS / このページのTOP

Home
Contents


Nature Photo Gallery = S.Ochi`s HomePage に掲載の写真・記事の無断転載を禁じます。
すべての著作権は、越智 伸二に帰属します。
Copyright(c) Shinji Ochi. No reproduction or republication without written permission.