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グインサーガ21 黒曜宮の陰謀 ―ODIUM OBSIDIANUM―

即位30周年式典を翌日に控えた皇帝アキレウスの崩御がケイロニア重臣を震撼させる。
さらに時期を見計らったかのようにゴーラとの国境地帯には謎の軍勢が現われる。
早急な処置が必要になる中、次の帝位を巡って欲望を剥き出しにする皇弟ダリウスと皇后マライア。
そこへグインが呼び出したのは、刺殺されたと思われていたランゴバルド候ハゾスであった。
ハゾスの証言により、ハゾスを刺した犯人はユラニアの刺客と判明、全ては皇帝を暗殺しようとしてユラニアと手を組んだ皇后マライアの仕業であった。
今回の陰謀にはユラニアが絡んでいるのか？

そして皇帝アキレウスが皆の前に姿を現す。死んだと周囲に思わせることで、陰謀の姿を浮き彫りにしようとするグインの計画だったのだ。

サイロン市街で何事もなかったように式典の準備が進められる中、グインは国境地帯に現われた勢力との戦闘に向けて準備を進める。
グインは今回の陰謀劇の背後にユラニアだけでなく、闇の司祭グラチウスの存在を感じ取るのだった。

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うーん、なんだかのわからなかった陰謀の一端がすっきりして爽快な巻(^^)
ってグイン出来過ぎって気もするけど・・・
ってもまたもや死の偽装か・・・(^^;)

んでマリウスの髪の毛の色が、茶色がかったちぢれ毛になっている（218頁）・・・これまでは黒だったのだが。

1999/07/29更新