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運命の一日 グインサーガ22
運命の一日
―A DAY OF DISTNY―

陰謀の露見したマライア皇后は軟禁され、皇弟ダリウスは謹慎身分になった。
マライアと組していたバルドゥールは逆恨みからグインの命を狙うが、返り討ちにあって命を落とす。

そして国境付近に潜むユラニアと思われる軍勢への対応が秘密裏に進む中、サイロン市街をパロ、沿海州から東方のキタイに至るまで各国の大使がパレードし、その後に12選帝候、12騎士団が続き、アキレウス即位30周年記念式典が華やかに始まる。

そして夜になると宮廷では大舞踏会が開催された。
この時、ケイロニア貴族、各国大使の注目は皇女シルヴィアが最初に踊るダンスの相手であった。シルヴィアが踊る人物こそ、次期皇帝の最有力候補になるからだ。
宮廷生活を疎み、普通の女の子の生活(^^;)を望むシルヴィアは、マリウスを指名して式典を騒がせる計画だったが、捕らえていたマリウスはイリスとグインによって救出されてしまう。
計画が失敗したシルヴィアは腹いせにグインを名指して、ダンスを踊るのだった。

一方、マリウスを助け出したイリスはケイロニアを去るようにマリウスに迫る。イリスはいよいよ皇位継承者としてアキレウスに名乗りでるつもりなのだ。しかしマリウスさえ知らない偽装を隠しとおしていくためには、恋愛を絶ち切る必要があると考えているのだ。私怨と帝権へのこだわりに、口論になる2人。ここでマリウスはついにパロの王子であるという自分の素性を明かすのだった。

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ケイロニア宮廷でグインとパロの副使として訪れたヴァレリスの会話シーン(220頁あたりから)がなかなか良い。
って今更ながらヴァレリウスって良い味だしてるなぁ(^^;)

んでもイリスに対するグインのセリフ
「あなたは若く美しい女性だから、ひとに命令する権利はある」(176頁)
シルヴィアに向って
「若く美しい高貴の女性は、男に命令に従わせる権利をもっている」(253頁)
考えようによってはオヤヂ発言である・・・・・・。

1999/08/01