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闇の司祭 グインサーガ29
闇の司祭
―MAGUS OF THE MACABRE―

イシュトヴァーンは、単身、アムネリア宮に忍び込むと、クムに囚われているアムネリスを連れて湖面へ飛び込む。

一方、ユラニアではグインとユラニア大公オル・カンとの会談が実現する。しかし、ユラニア大公にケイロニア侵攻の意志はなかった。結局、真相は曖昧なままに会談は終わるが、ユラニア大公の意志を知ったグインは、ユラニアから兵を引き上げる。これによって、ケイロニア・ユラニア間の本格的な衝突は回避されたのだった。
しかし、ある夜、グインの前についに《闇の司祭》グラチウスが姿を現す。
ケイロニアでの帝位継承を巡る陰謀事件、ユラニアによるケイロニア侵攻、全てはグラチウスが魔道によって仕組んだことであった。グラチウスはグインを窮地に追い込み、混乱させることで心を惑わし、グインを自在に操ろうとしていたのだ。

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グラチウス、このころってホント謎めいていて威厳もあった・・・・・・魔道師然としていて、いかにも黒幕って感じだったのに・・・・・・。
いつのころからか「ウヒョヒョ」でユリウスとなんだかんだでいい関係だし・・・・・・。
んでエイミア、ネリイ、ルビニア、ユラニアの3醜女が初登場。
んでもユラニア大公オル・カン、56歳だそうだ。即位以来30年近く(64頁)、とある。
やっぱりサウル皇帝即位時にはまだ大公になっていなかったようだ(28巻感想を参照)。
ってもしかしたらモンゴールができたときもまだ大公になっていないのかも?

1999/11/16)