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グインサーガ外伝 001
七人の魔道師
−THE SEVEN SORCERERS−

ケイロニア王となったグインは、王都サイロンを襲う黒死の病の原因究明と対策のため魔道師イェライシャを訪ねる。中原でもパロに次ぐ魔道の巣窟であるタリッドのまじない小路で、踊り子ヴァルーサを救ったグインは、イェライシャから、まもなく黒死の病は去り、本当の災厄がサイロンを襲うことを聞き出した。

数日の後、突然夜のサイロンの空に巨大な二つの顔が浮かび上がった。それは「石の目の」ルールバ、「ブダガヤの」エイラハと呼ばれる魔道師の顔であった。
同時に空にはグラッグの馬と呼ばれる闇の世界の怪物の、ひずめの音が鳴り響く。
騒乱巻き起こるサイロン。
グインは状況を打破すべく再びイェライシャを訪ねるのだが、そこに「ひずめある」イグ=ソック、「ランダーギアの魔女」タミヤ、「長舌の」ババヤガと次々に魔道師が現れる。彼らは七星の会と呼ばれる、惑星直列が起こる今日の日に、グインを、グインの持つエネルギーを手に入れ、闇の力を我が物にしようとしていたのだった。魔道の力の前に成す術のないグイン(^^;)魔道師たちがグインを巡って争っているうちに、グインの体は天に現れた物体の中に引きこまれていく。それを追いかける魔道師たち。しかしその天に現れた物体こそ、謎の魔道師ヤンダル=ゾックの結界であった。
ヤンダル=ゾックに操られるかのように死闘を繰り広げる魔道師たち。
その様子を見ていたイェライシャがグインを救い出す。ヤンダル=ゾックの結界の中で、かろうじて力を使うことができるのが。ヤンダルと反する魔道を扱う「ドールに追われしもの」イェライシャだけだったのだ。

しかしついに本体を現したヤンダルの手にグインが落ちようとした時、グインに謎の力が宿り(^^;)、ヤンダルを追い返すのだった。

***

なんっちゅうか、グインの強さの秘密は謎っちゅうの?
外伝の1巻は、グインサーガの将来の方向性を明確化させた貴重な1巻なのであった。
グインがケイロニアの王になっている点とか、イシュトヴァーンがケイロニアに攻め込んでくることを暗示する描写とかね(^^)

1998/12/05更新