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蜃気楼の少女 グインサーガ外伝016
蜃気楼の少女
―THE MAIDEN OF MIRAGE―

シルヴィア救出を果たしたグインたちは、キタイを脱出しノスフェラスへと足を踏み入れた。そこでグインを待っていたのは、蜃気楼の娘という、さまよえる古代の亡霊だった。その怨念に捕らえられたグインが目にしたもの、それは隆盛をきわめた在りし日の古代帝国カナンの姿だった。やがて恐るべき破壊が、日々の暮らしの営まれるカナンの都に突如襲いかかった・・・・・・謎につつまれたカナン帝国滅亡の真相が、いま明かされる!

***

って外伝といえば外伝なので、本編とはあまり関係ない話であった。いや、グインが登場しているからこちらが「グイン・サーガ」なのかも知れない・・・
本書の大半を占める古代帝国カナンの日常風景と登場人物の恋愛劇を、「全編の背景として重厚、華麗に語る」と見るか、「カナンのキャラクターの話を延々されても感情移入が難しい」と見るか、難しいところかも。
しかし明らかにされたのは、(ナリスが66巻あたりで予想するような)星間戦争がかつて確実にあったこと、「調整者」と名乗る存在があること、その調整者のミスによって事故が起こりカナンが滅亡したことなどであった。
まぁ、ここまで来ると、グインってのはその調整者が送りこんだ存在なのだろう・・・というよりカナン滅亡の事件の当事者かなにかなのかもね。
んでもなんか違う小説読んでたみたいなカンジ(^^;)
んでもとりあえずサラー、可愛いかも。陵辱されたサラーに向って、カミーリアがいう
「おまえみたいに清純そうな子を好きな男はいくらでもいる。」(104頁)
ごもっともです。

1999/09/12更新