作者について

今を去ること数年前に、イギリス英語の音の響きに魅せられ、某英国系の英語学校に通い始めました。そもそものきっかけは、採用試験の一般教養の準備のために数年ぶりに英語に触れて、「やっぱり勉強するなら音からだよなあ」とリンガフォンのイギリス英語コースを購入したことでした。自分で始めてはみたものの、一人でやっていると、聞き取りもなかなか進歩しないし、発音もどうすれば上達するのか皆目見当が付きませんでした。

それで、半年くらいプライベート・レッスンをやって、発音の訓練に焦点を合わせて、簡単な会話くらい出来るようになればと、軽い気持ちで通い始めたのですが、いい先生や生徒に恵まれ、学校が惜しまれつつ閉校するまで、数年間通い続けました。一時は、仕事をしながらも、週6時間25分もレッスンを受けていたときがありました。気分によっては、もう1時間プライベート・レッスンをプラスしたときもありました。

その頃は、職場が険悪な状態で誰もが必要最小限のことしか話さず、他の部屋からも、誰も寄りつかない時期がありました。そんな事情で、実生活上の会話時間は、日本語よりも英語の方が圧倒的に上回りました。その時に、急速に会話が上達しました。その当時は、辛かったのですが、今振り返ってみると、英語上達という面からは、非常にラッキーだったと思います。

在校中に、2回、姉妹校のロンドンにある international house London に超短期留学しました。その時のホスト・ファミリーとは、今もクリスマス・カードを交換しています。

在校中は、素晴らしい出会いがいくつもあり、(一時期仕事が辛い時期も重なっていたこともあって、より一層)本当に楽しい時間を過ごせました。閉校後は、しばらく何も手に付かないくらいの強い脱力感を覚えました。

その後も、T先生(師匠)とは、連絡を取り続け、個人的にプライベート・レッスンを継続しています。

2003年4月から、大学院生(通信制英語学専攻)になりました。音声学に興味があって院生になったのですが、他の科目の単位修得のための勉強で、逆に院生になる前よりも、音声学や発音の練習に費やせる時間が減りました。ただ、他の科目の勉強についても、単位修得のためだけにやっているのではなくて、おもしろくてついのめり込んでしまっているだけのことで、その点では不満はありません。むしろ、院生にならなかったら一生関わることのない科目に触れることができて幸運だと思っています。

英語関係の試験については、数年前にケンブリッジ英検FCE(準一級)に受かった後は、試験への興味が薄れました。発音への興味がさらに高まり、ほとんど発音以外の特別な勉強はしませんでした。当然試験を受けてもいい結果は出せませんでした。そんな訳で、徐々に試験を受ける回数も減り、2003年からは全く受けていません。

最近は、イギリス英語の教材も増え、このホームページを始めたときの、イギリス英語の教材紹介というニーズは、ほぼ無くなったといってもいいと思います。2002年7月末で閉じたえみーるさんのホームページから『イギリス英語の部屋』のコンテンツを引き継いでいるので、このホームページは簡単に閉鎖というわけには行かないとは思っていますが、このホームページで、何が発信できるのだろうという疑問も持っています。とりあえずは、日記(になってしまった迷走録)だけは続けていこうと思っています。

2004年1月1日更新

 

2002年8月  UCL(ロンドン大学)夏季英語音声学コース参加(8月5日から8月16日) 
            
UCL Summer Course in English Phonetics 2002

2003年4月から、大学院生(通信制英語学専攻)

 

 

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