迷走録 2010年10月


 

平成22年10月31日

最近は、漢文に興味があります。 ものの本によると漢文の訓読が英語の返り読みのもとだそうです。批判もあるとは思いますが、返り読みは翻訳には役に立つと思います。文の構造がわからないと正しい返り読みはできません。つまり、英語で英語を理解できないと構造もわからないし、返り読みもできないと思います。

英語でささっと理解して、その後構文に即して日本語に訳して、自分のイメージで理解したものと訳をしっかり自分で比較してみると、英語でわかったような気になっているだけということがよくあります。これは、母語でも理解力の壁があって、どれほど正確に理解できるかについては、個人差外大きいと思います。そして自分の母語の能力についてはまあだいたい理解できているのではないかと思います。しかし、英語については、単語や熟語を知らないから理解度が低いと思いがちですが、ある程度ブロークンながら日常生活のことをサバイバルレベルで話せるようになってから、実は英語で話しているときはものごとの理解力がぐんと落ちていることに気がつきます。たとえばネイティブと英語で話しながら車の運転をすると、私の場合、運転への注意力はかなり落ちます。初めて師匠を乗せたとき、仮免をとれるかとれないかくらいのレベルの運転になって、何度かひやりとしました。

まあ、日本で過ごしているなら、私の場合は、特にそれほど英語ができなくても、ほとんど困ることはないわけで、なかなか必要性に迫られることはないです。まあ、英語の勉強は、私にとっては暇つぶしみたいなものですね。とりあえずのところ、今のレベルをキープできれば、よしと考えています。

 


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