平成18年3月1日
修士論文の審査結果が出ました。無事修了できそうです。3月15日までに指摘されたところを訂正して提出すれば修了です。
本日第1回目の修正分を提出しました。 15日までに何回訂正させられる取ろうか?指導教官の満足する仕上がりになるのだろうか?引き続き論文に専念します。ここにも書きたいことはあるのですが、・・・。もうしばらくお待ちください。
平成18年3月5日
いやー本当に疲れました。といってもまだ終わっていないんですけどね。中途半端で何もやる気がしません。英語もやる気なしです。はーっ、もう論文嫌いだーっ。
論文は日本語で書いたし、英語のテキストや英語の雑誌論文から引用した箇所では問題なかったので、論文を訂正している時すら英語を読む必要がない。日本人の英語の韻律上の問題を扱っているので、それに関する記述や実験はほとんど日本語で書かれているし、・・・。そんなわけで、英語に関係ない生活を送っています。
平成18年3月7日
修士論文終わりました。やっと訂正したものにOKがでました。あとは2部印刷して事務室に提出するだけです。
今日は、他にもいいことがあったし、最高の1日でした。
平成18年3月12日
今日は、太極拳を習いました。学んだのは、太極拳の中でも源流にあたる陳家太極拳です。ずっとビデオで練習していたのですが、ようやく習いたい先生をみつけたので依頼しました。その先生は、陳家太極拳は、基本のできていない人には教えないから、基本ができていなければ、他の人と同じ拳法からやってもらうとのことでした。
お会いしてすぐに太極拳をやってみなさいということで、ビデオで覚えてた形一式(套路)をしました。「基本が全然できていない」といわれました。「ほめてもらいたかったら他所へいきなさい」ともいわれました。でも、最初から陳家太極拳の簡易式を教えていただきました。とってもスパルタンな教えで、うれしさのあまり涙が出そうでした。起勢式から形(というか動作)を一つずつ習います。できるまで次の形には進めません。2時間くらいで8つの形を習いました。次に、馬弓捶というとんでもなく苦しい基本練習を習いました。今回は、基本練習を丁寧に教えていただけたので本当によかったと思います。太極拳だけでなく、英語でも何でも、基本練習は、教える方も習う方も丁寧にやると大変なので、なかなかしっかり教えていただく機会はないと思います。
独習でも徹底的にやっていると、たとえ部分的にとんでもない間違いをしているところがあっても、いい先生に直してもらえばどんどん上達します。英語の発音もそうでした。ロンドン大学のサマーコースでも、途中からどんどん伸びました。どうしてもこれ以上はわからないというところまで自分で徹底的にやっておけば、その後で、いい先生につけばどんどん伸びます。いい先生なら、たとえ口では厳しいことを言っても、見ればどれだけ練習しているかすぐにわかるので、本当に一生懸命教えてくれます。
最初から、いい先生に習える環境にあれば、一番いいのかも知れません。でも、そんな環境にいないのなら、自分で最高の教材を探し、これ以上はできない(わからない)ところまで、自分で徹底的に練習するといいと思います。そして、そこまで行ったら、いい先生を捜して短期間でもいいから教えを請えばいいと思います。ある程度の基礎と強い熱意さえあれば、先生も本気になります。いい先生が本気になって教えてくれて、それを真剣に学べば、必ず伸びます。本当にやりたいことがあって、それがとてつもなく不可能なことでない限り、努力を続ければ、必ず道は開けると思います。(英語は最近ちょっと中だるみ気味。そろそろ真剣にやらなければ。また、ここらで師匠に気合いを入れてもらわないと、・・・。)
平成18年3月19日
3月15日は修了の式典があったので参加しました。大学生と合同でした。ちょっとだけ感動しました。お昼は、教授陣と院生だけで立食パーティー。これは、ただ。最初に一皿だけとって話し込んでいたら、食べたかったものが、すべてなくなっていた。量も種類も結構あったのだが、・・・。みんな同じものを狙っていたのか、・・・。
夜は、有志で飲み会がありました。基本的に飲み会とかには参加しないのだが、怨(違った、・・・)恩師である指導教官が参加されると言うことだったので、お礼とご挨拶だでけでもと思って参加を決めていました。立食パーティーでお話しする機会があったので、参加する必要はなかったのだが、・・・。飲み会では、一度指導教官のそばに行ったのを除けば、自分の席に座ったまま、それなりに数人とお話ししただけです。それでも、
たまたまとなりに座った音声学の論文を書いた人とはかなり話しをしました。2時間たっても終わらないので、途中で失礼しました。お酒を飲まない人には飲み会はつまらない。話しがしたけりゃ、茶店でOKだし、電話もメールもあるし。お酒はいりません。4500円も出すなら、おいしいランチでも食べた方がまし。まあ、でも、つきあいも大事かと思って、たまには参加したりもする
んだけど、たとえ話しが盛り上がったとしても、時間もお金も損したと思うことが多いです。
平成18年3月26日
アリスン・デバイン著『日本でいちばん親切な英語学習法』(光文社)を買いました。著者はイギリス人で、JETプログラムで来日して日本の学校で教えた経験があります。現在トロントの大学院で「外国語の効果的な教授・学習法」について研究されているそうです。体験的教育論の隙間を応用言語学の理論で埋めたという感じの本です。応用言語学のテキストにでてくるような基本的なことでも、自分の教育論と合わないところはばっさり切り捨てているので、応用言語学の知識を一通り得ようという目的があるなら、他の本で知識を補う必要があります。全体としては、師匠や大将のような優秀なイギリス人英語教師の意見と共通したものが多いです。読み物としても、おもしろいし、学習法だけでなく、ためになる英語の知識もあります。
IPAの説明もあります。ほかではインターナショナル云々と言っておきながら、発音記号はアメリカ英語を無視しています。音韻論(phonolpgy)と音声学(phonetics)を混同していたりもします。さらに、アカデミックな視点以外でもつっこみどころ満載です。もし英語で書かれていたら、師匠と一緒に愛着を持ってぼろくそにけなしてみたい1冊です。(Am I being a little bit sarcastic?)
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