大迫との再会
−渋谷− 1

一九九九年九月一七日。

「巨大生物被害対策審議会」へと向かう途中、長峰は渋谷駅前の歩道で、見覚えのある中年男に出会う。

路上で古雑誌を売るホームレスのその男は、長峰がギャオスと関わりあうきっかけを作った、長崎県警の大迫元刑事だった。

長峰が大迫と出会ったのは、渋谷駅北側、渋谷川の暗渠の上の遊歩道っす。

人違いだと頑なに否定する男に、それでも懐かしい人に会えたようで嬉しかったと、雑誌を一冊買う長峰。

長峰の後ろに見えていた楽器店の看板が確認できるっす。どうでもいいけど、ここに見えている青い工事用フェンスは、映画でも確認できます。工事をしている様子もないし、なぜ一年以上放置されているか謎っす。

長峰と同行していた後輩・桜井は、その様子を不思議そうに眺めていたが、軍用機のジェット音に気付いてふと空を見上げる。東急東横店東館の上空に響く遠い爆音。

空自のスクランブル回数が増加し、日本周辺に緊張が高まりつつあることをまだ彼らは知らない。

夜の代々木公園。ホームレス仲間たちと酔ってクダをまく男=大迫。何気なく空を見上げると、高曇りの空を横切るオレンジ色の光球と、その光に浮かび上がる二羽の巨大な鳥の姿・・・ギャオスだ!

「あいが、ここんおるっちゅうことは・・・・」

その刹那、NHKビル上空に巨大な空中爆発。

大迫たちが酒盛りをしていた公園(設定では代々木公園)は、どうやら別の公園でロケしたようで、代々木公園にそれらしい場所はなかったっす。

代々木公園の野外音楽堂前から見たNHK。ちょうど向こう側が渋谷上空っす。

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