オシドリ と 渡りをしないマガモ
オスのオシドリ
カモ目/カモ科 L 45cm 湖沼、池、河川、渓流などで棲息。
成鳥オスの繁殖羽は、羽色が複雑で鮮やか。
成鳥メスは、灰色味があり、目のまわりは白い。
木陰や樹木の上、水草などの中で休息。
食べ物は、カシ、ナラなどの実を食べます。
鮮やかな繁殖羽をしたオスのオシドリ 大正池。
背中に立ち上がっている羽は、銀杏の葉のような形なので、
「イチョウ羽」と呼ばれている。
冬季は暖かい地域で越冬し、春、上高地に飛来して繁殖。
メスのオシドリ
メスは地味な羽色をしています。 ピュイ ピュイ..となきます。
オシドリ夫婦
オシドリのオス・メス。 岸に上がってきてエサを欲しそうにジッと
見つめられました・・・以前、誰かがエサをあげたので、
人からエサをもらえる、ということを知っているのでしょう。
どんなに生き物が可愛くても、野生の生物にはエサを与えず、
自然のものを採餌させることのほうが愛情です。
採餌中のオシドリ
餌を与えなければ、写真のように自分で探して採餌します。
食べ物は、木の実だけでなく、石の下にいる虫なども食べます。
カルガモ以外のカモのほとんどは、シベリアに渡り、繁殖します。
オシドリやマガモが繁殖する上高地は、貴重な自然です。
上高地は、美しい景観に富んだ特別名勝のみでなく、学術上の価値が高いことから
文化財保護法によって特別天然記念物(天然保護区域)に指定されています。
石や枯れ葉一枚でも持ち帰ることなど禁止されています。
持ち帰らなければならない物のは、各自のゴミです。
夏から秋のカモたち
左側にオシドリたち、右側にマガモたちがいます。 夏羽の色は地味。
左から二番目はオスのオシドリですが、エクリプスのオスは繁殖期の羽色から想像しがたいですね。
でもオスのオシドリは、くちばしが紅色なのでメスと区別できます。
マガモも夏羽は地味な羽色になっています。
マガモ オス
カモ目/カモ科 L 590mm
成鳥のオスは頸には白い頸輪があって、頭部は黒く緑色の光沢があり、
角度によっては青紫色にも見え、中央尾羽は外側へ巻き羽になっている。
メスは全体に褐色で、頭頂は黒っぽく、くちばしの周辺が橙色。
食べ物は、イネ科植物の種子などを食べます。
写真は夏、大正池にいたオスの婚姻色・繁殖羽のマガモ。
秋、マガモはシベリアから日本へ渡ってきて越冬し、
春、日本からシベリアへ渡って繁殖しています。
上高地のマガモは「渡り」をしません。
メスのマガモ
朝霧の大正池で羽づくろいするメスのマガモ。
子育て中のマガモ
6羽のヒナを連れ、天敵から子どもを守りながら子育てをしているマガモの母親です。
親子のマガモ
水が冷たいので、ヒナは体を寄せ合って休んでいました。
メス親が子育てをします・・・ノビをして休息しいる母親です。
オスのマガモ
集まっているのは、やがて繁殖期を迎えるオスのマガモ。 田代池にて
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