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素晴らしい景観と野生生物を維持・継続のために お願い!

上高地は文化財保護法によって特別名勝・特別天然記念物であり、特別保護区です。
穂高岳をはじめとする山々、神秘的な池、湿原、清冽な梓川、美しいケショウヤナギなど、素晴らしい景観の上高地。
そこに棲む多種多様な野生生物を維持・継続し、次世代の子孫へ遺そう。  生物多様性の保全

 


野生動物たちに餌(エサ)を与えないで!
サルやカモなどの野生の生き物に人がエサを与えると、
野生の生き物は自分で自然のエサをとらなくなり、やがてとれなくなり、
彼らを死に追いこむことになります。
エサを与える人がいなくなった冬季、彼らは死んでしまいます。
また、エサに他の生きものが集まり、生態系も乱れます。
生き物に餌を与えず、おどろかさず、静かに観察しましょう。


巣から落ちている雛(ヒナ)を拾わないで!
落ちたヒナや巣の近くにいる親鳥がヒナを助けて、育つことがあります。
人間がヒナを保護したとしても、親鳥にしかエサも育て方もわからないので、
結局、人はほとんど野鳥のヒナを助けられません。


立ち入り規制の場所へは入らないで!
「ちょっとくらい」とか「他の人も入っている」と思わないように・・。
柵やロープの向こう側は、野生の動・植物たちの生活の場です。
彼らはそこの生態系でしか生きていけません。
植物を採掘したり、摘む、折ることも、石や枯れ葉一枚(生物に役立っている)を
持ち帰ることも禁止されています。


自分のゴミは、各自が持ち帰って!
残飯にカラスや他の動物が集まり、野鳥の卵やヒナを襲います。

上高地のホテル、山小屋にはゴミ箱はありません。
焼却時に発生するダイオキシンを無くす環境を考慮して、上高地で焼却していません。
「持ち込んだゴミは各自が持ち帰る」認識、自覚を。

また、トイレは公共トイレ、民間トイレともに有料チップ制です。
それは、梓川の汚染を防ぐため、浄化しているため有料制。


どんなに可愛いペットでも、ペットを持ち込まないで!
ペットに野生動物がおびえたり、ペットが立入禁止の柵ゃロープをくぐって植物を踏み荒らしたり、
また、ペットの病気が野生生物に感染すれば、免疫のない野生生物は病気で死ぬことになります。
学術上貴重な動植物が棲息する特別保護区・上高地へ連れて行くことは やめましょう。


以上、素晴らしい景観と野生生物を維持・継続のために お願い!

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