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ベタの形態・特徴
種 名: アナバス目/ペロンティア科/マクロポーダズ亜科 分 布: タイ、カンボジア。 |
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ベタの成魚 ♂
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ベタの成魚 ♀
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ベタの♂親は、交尾以前から孵化した仔魚が水平に泳げるまでの間、何ひとつ食べず、卵の管理から 仔魚が誕生するまで単独で面倒を見る... その行動は、実に涙ぐましい繁殖行動である。 ところが、ベタを繁殖させるため、♂・♀をひとつの水槽などに入れた場合、♀は♂に追い回され、 ♀のヒレがボロボロになり、あげくの果てには殺されるなど、申し合わせたかのように誰もが話す。 しかし、いたって簡単に繁殖し、その行動を観察することができた。 簡単なベタの繁殖と、その記録 まず、♂と♀の相性を調べ... お見合い。 |
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見合い相手は成熟した個体を選ぶ
●♂を選ぶには、 |
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♂がつくった泡巣
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体側面に横縞模様があり、
白い卵が見えている♀ |
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さて、♂♀の相性は??? | |||||||||||||||||
3 | |||||||||||||||||
1 | |||||||||||||||||
1. Jun. 09, 8:05 AM ♂のケースに仕切板を入れ、片方に♀を放す。 ♀は、尾ビレを振り振り仕切板まで泳いだ。 2. 一回目の見合いで♂・♀ともに相性が合った。 闘争する気配はまったくない... 安心した。 3. ♀は仕切板ごしに、♂をしきりに覗き込む。 お気に入りらしい。 |
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相性が合わなければ、
♂はヒレやエラぶたを 広げて威嚇する。 |
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2 | |||||||||||||||||
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Jun. 09, 9:50 AM
仕切板を取り除いた。 ♀は尾ビレを振り振り泡巣の下へ行き、腹側を上にして♂をさそう。 ♂は自分の長いヒレを使って、 ♀の体を包むようにして抱き寄せ、 交尾をする。 |
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9:54 AM 腹側を上にして浮いている♀の体を、♂の背ビレ・尾ビレで包んで抱き寄せる。
♂は卵子に精子を放ち、卵子と精子が1つになると受精。 ♂が♀を抱いてから離れるまでは12-13秒。 |
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♂♀が離れた後、♀は10卵ほどパラパラと産卵する。 受精卵は白色、未受精卵はピンク色。
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一回の交尾が終わるごとに、 ♀は水中に卵(10卵ほど)をパラパラと放出する。 その♀は気を失っているかのように身動き1つせず、 次の交尾まで水面に浮いている。 ♂はその間、産み落とされた卵を、くちにふくんで、 忙しく泡巣に運ぶ。 |
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失神?して浮いているように見える♀ | |||||||||||||||||
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卵が水底に落ちる前に、
ナイスキャッチ。 |
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泡巣に運んだ卵を泡にくっつける♂親 写真下 泡巣の卵 |
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交尾が終わった♂は、♀から離れると同時に、♀の体から落ちてくる卵をいったん口の中に集め、単独で泡巣に運ぶ。 次から次へと落ちてくる卵、水底に落ちた卵、それらを忙しく拾い集め、1つ残らず泡巣に運ぶ。 一回の交尾ごとに、ここまでの過程がある。 |
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♂親が卵を泡巣にくっつけ終わるころ、気を取り戻した♀親が腹側を上にして浮き、交尾を繰り返す。 交尾・受精・産卵・泡巣へ運ぶ...を何度も繰り返し、総産卵数は約150卵。 |
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ベタの交尾は、Jun. 09, 9:50AMから0:22 PMまで、約2時間半つづいた。
交尾を終えた♀親を別の飼育容器に移した。 ♂親は単独で泡巣の卵を管理をつづけている。 |
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