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 ベタの孵化
Jun. 09 4:46 PM
一目盛りは1mm.
卵形は楕円形。
Jun. 09 6:38 PM
卵は卵割が進んでいる。
盛り上がった個所に
頭部が形成される。
Jun. 09 1:06 PM 泡巣
Jun. 10 8:50 AM  泡巣の卵と、泡巣から落ちた卵を巣に運ぶ♂親。
Jun. 11 7:53 AM  ベタの卵は、胚体の眼や胴体ができ、血管も見える。
口の中の卵を泡巣に向かって
吹きつけるように吐き出し、
卵が落ちないようにくっつける。
さらに泡巣を下から頭で押さえ、
卵が落ちないように安定させる。
♂親が行う卵の管理は、落ちた卵を泡巣に戻すだけではなく、
卵を落ちにくいようにしたり、無事に仔魚が孵化できるように
重なっている卵を移動などしている。
泡巣から落ちてくる卵を、
口でキャッチしている♂親。
Jun. 11 9:45 AM
孵化した仔魚と♂親。
全部の卵が泡巣にくっついているときでも、♂親はひと時も休むことをしない。

♂親は、落ちそうな卵が無いか、上を向いてパトロールする。
ときには、ヒレで泡巣をはたいて、くっつきの良くない卵をわざわざ落とし、
改めて、しっかりくっつけ直す。 休憩もせず、食事もせず・・・。

参照、メダカは卵も仔魚も食べてしまう・・・こちら
 ベタの孵化
Jun. 11 10:05 AM
泡巣から落ちた仔魚
Jun. 11 10:23 AM
仔魚の膜ヒレが見える。

仔魚のヒレは、
ベタの成魚の形状をもつヒレはなく、
背ビレと尻ビレが尾ビレに
つながっている膜ヒレである。
仔魚は膜ヒレを使って泳ぐ。 その遊泳能力は弱い。
下に落ちる途中で、泡巣に引き返す個体もいる。
また、水底から泡巣まで自力で戻れる個体もいる。
自力で泡巣に戻れない個体は、♂親が泡巣に運ぶ。
♂親は仔魚が水平に泳げるまで、面倒をみる。
水平遊泳が間近の仔魚
Jun. 11 8:05 PM  水平に泳げるようになった仔魚。

産まれたばかりのベタの赤ちゃんも、腹に卵黄を抱えて泳いでいる。
卵内の胚体は、親からもらった卵黄から養分を得て成長した。
その卵黄には、まだ3-4日間の食事代わりになるだけの栄養分がある。

水平に泳ぐことができるようになった仔魚は、もう親が面倒をみない。
仔魚は自立して採食、休息などの生活の全てを行って生きてゆく。

Jun. 12 ♂親と仔魚を別の飼育ケースに分けた。
Jun. 13 ブラインシュリンプを与えた。
以上は、スズムシが入っていたプラスチック・ケースで、簡単にベタを繁殖させた記録である。

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