千葉県船橋市・東瀬  内陸水地帯・礫泥地の鳥

ハジロコチドリ

ハジロコチドリ ハジロコチドリ
ハマシギり群れから離れ、干潟を1羽で歩く成鳥冬羽 2001.2.10
頭掻きをしている成鳥 or 幼鳥冬羽  2202.11 三番瀬
ハジロコチドリ
種 名 チドリ目/チドリ科/ハジロコチドリ 羽白小千鳥 Charadrius hiaticula Ringet Plover
時 期 旅鳥、または冬鳥。
形 態 L 190mm 嘴峰13-15mm 翼長122-132mm  尾長55-61mm ふ蹠24-27mm.
    雌雄ほぼ同色。
    成鳥は、上胸に幅広の黒帯があり、脚は橙黄色。 額は白く、前頭に黒色の帯があり、過眼線は幅広で黒色。
    頭央から下の上面は、灰褐色で、白色の頸輪が喉につづく。 黒色の胸帯から下の下面は、白色。
    翼の白帯は、はっきりし、嘴は基部が橙黄色で、先端が黒い。
    成鳥冬期はクチバシが黒く、頭と頸の黒い部分は淡色になり、脚はオレンジ色で半蹼型。
    幼鳥は、嘴が黒く、前頭の黒帯がなく、過眼線が灰褐色で、上胸は灰褐色の帯。
    鳴き声:「ピューイ」「ブイユ」と鳴き、繁殖地では「ポイュピピ」。
生   態
分 布 旧北区。
    ユーラシア大陸の高緯度地方から北極圏で繁殖し、アフリカ大陸に渡って越冬する。
    日本は、渡りのルートから離れているため、まれに現れる旅鳥、または冬鳥。

生息地 冬は、干潟、干拓地の水域、潟湖、池沼、などの砂泥地に1から4羽で生息する。
    繁殖地では、海岸ツンドラの池・沼、湖沼などの砂泥地、小石の多い岸辺で営巣する。
採 食 昆虫、甲殻類、貝類、ゴカイなどを採食する。
    採食方法は急襲したり、片脚で地を叩いて生物を追い出し、採食する。

繁 殖 繁殖期は、一夫一妻。 雌雄で600-800平方mの縄張り防衛をし、その縄張りを分散して繁殖する。
    巣づくり: 砂地の窪みに巣材の小石、貝殻などを敷いて巣をつくる。
    産卵: 1巣卵数、ほとんど4個。
    抱卵: 雌雄交代で24-25日間、抱卵する。 雛は、早成性の離巣性。
    育雛: 雌雄が協力して子育てをする。 雛は21-23日ほどて独立する。

    オスは、スクレイピングディスプレイ、求愛ディスプレイ、フライトディスプレイをする。
    フライトディスプレイは、直径200mぐらいの範囲を旋回する。

ハジロコチドリ
ハジロコチドリ(上)とメダイチドリ  三番瀬

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