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スズムシの産卵・卵 (さんらん・たまご)
産卵管は、長さ12mm. 先端は松葉のように鋭くとがって土の中にさし込みやすくなっています。
ストローのように筒(つつ)ではなく、割れている。 
産卵中... 産卵管の卵
「あし」で土を前に蹴って、
より深いところに産卵します。

それは、卵が 無事に冬を越すためと、
天敵に卵を食べられないため。
産卵中、♂同士の争いに じゃまされて
産卵を中断したときの産卵管と卵。
産卵は、交尾が終わって約一週間後に初めて産卵し、約2カ月間つづきます。

♀は、産卵管が土に ささるかどうかを、産卵管で さぐって確かめながら、ゆっくり歩いて移動します。
産卵管が刺さると、「あし」で土を前に蹴るようにして、産卵管を より深くさし込んで産卵します。
産んでは移動、産んでは移動をくり返し、産卵の途中で採食や、休憩(きゅうけい)をしながら産卵します。

スズムシの産卵数は、ふつう100卵以上ですが、一度に全部の卵を産みません。
毎日、分けて産卵し、産卵をおえると、やがて♀は死にます。

スズムシの卵
スズムシの卵
大きさ: 長径、約3.2mm. 短径、約0.8mm.
かたち: 紡錘形(ぼうすいけい)
色  : 黄色あるいは青色がかった白色。
孵化日数:気温15℃から25℃で、40日から60日。
地表から10mm前後の深さに産卵します。
スズムシの一生 活動期は5月から10月(生息地の気象条件・気温差などによって異なります)。

スズムシは卵で冬をこす年1化。 蛹(さなぎ)にならない不完全変態。
脱皮の回数は個体によって、6回あるいは7回。

幼虫期(成長期)は6月から8月、約2ヶ月間。
孵化から約10日後、1回めの脱皮。
孵化から約40日後、3回あるいは4回の脱皮で、小さい「はね」や、産卵管が見えます。
孵化から約60日後、6回あるいは7回の脱皮で、羽化して成体になります。

成虫期(繁殖期)は8月から10月、約2ヶ月間。
♂は求愛・交尾をし、交尾後、♀に食べられたり(産卵のための栄養源)、徐々に衰弱して約1カ月後に死ぬ。
♀は交尾後、約一週間で産卵をはじめ、約2カ月間、卵を産み、やがて一生を終えます。

♀に腹部も、あしも・・・はねまでも食べ尽くされて、その生涯を閉じる♂もいます。

卵は翌年まで土の中で越年し、孵化の準備をして、その日を待ちます。
そして、毎年、秋の夜長、すがすがしく鳴くスズムシの声は、音楽や文学の糧となって、
わたしたちを楽しませてくれています。

みなさんも生き物を観察して、生物の生活、生物たちのつながりを確かめてみることを、お勧めします。

観察会参加・環境学習

生物多様性保全に果たす 自然教育の役割

保全のための活動








 理 解 ・生物の種類
     ・生物たちのつながり
     ・自然のしくみ
     ・人と自然のかかわり
      自然教育
自然とのふれあい
 

・観察会・自然環境学習・自然教育などに参加して、自然と触れあってみましょう。
・観察した場所には、何種の生物が見られましたか。
・生物たちの生態・生活は、どうであったか。

 あなたの近くの自然環境は、昔と現在で、どのように変わったか。 生物がすめる環境か。
 生物が生息できない環境では、人も住めなくなります。 そこで保全・再生が必要になります。
 生物多様性の保全へGO!

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