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グインサーガ1 豹頭の仮面 ―PERSONA OF PANTHER― |
竜の年、青の月、中原の由緒正しき王国パロは、新興国モンゴールの侵略によって一夜にして滅び去った。リンダとレムス、パロの双子の姉弟は古代機械によって戦禍を逃れるが、古代機械の操作ミスによって二人が送られた先は、モンゴール領内だった。モンゴールの追っ手が迫る二人を救ったのは、突如として何処からか現れた豹頭の戦士グインであった。
一度はグインの活躍によって追っ手を全滅させるが(騎士11人!!)、新たな軍勢の前に、グインたち3人はスタフォロス砦へと連行されてしまう。
スタフォロス砦でグインとレムスが監禁された牢の隣には、イシュトヴァーンと名乗る男が入れられていた。彼は脱走兵として牢に入れられていたのだ。一方、リンダの連れてこられた部屋にはノスフェラスに住むというセム族の娘、スニがつかまっていた。
一方、スタフォロス城主ヴァーノン伯爵は、巨大な灰色猿とグインを格闘させる。グインは、トーラスのオロが投げた剣によって勝利を収める。
再び牢に戻ってきたグインは、レムスから、隣の牢にいたイシュトヴァーンが縄梯子を作り、砦からケス河に飛び込み脱出したことを聞かされる。別の部屋ではリンダがスニと交流を図っていた。しかし休息する時間はなかった。度重なる一族への虐待に、セム族が反撃に出たのである。グインたちはこの混乱に乗じて脱出に成功するのだった。
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「やれやれ」「やっとこれで、通話用の窓ができたぞ」(115頁)
記念すべきイシュトヴァーンの第一声である。
1998/11/20更新